ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

稲乃家 @名古屋市中村区・烏森

2023年03月24日 | 名古屋(中村区・西区)

近鉄名古屋駅から3つ目の烏森駅から5分くらいの佐屋街道沿いにある麺類食堂「稲乃家」へ。この地域だけでもいくつもある「いねのや」の屋号。何か繋がりというか系譜があるのかどうだろうか。この日は休日の昼食目当てで店に到着した。暖簾をくぐると店内はテーブル席が7つ程と小上がり席が2つ程。店の方は3人くらい居るみたいだが全員女性のようだ(未確認)。品書きを眺めると麺類はうどん、きしめん、そばと揃っていて、オムライスやカレーなどの洋食もあり、他にも一品物がいくつも。途端に呑みたくなるが、この日は運転があるので我慢。悩んだ結果「(冷)うどんコロ定食」を”B=天ぷら(海老と野菜2種)”でお願いした(ちなみにAは串カツとコロッケ)。

しばらくして運ばれた盆の上を見てビックリ。麺類の定食の天ぷらだからちょこっと付くだけかと思いきや、海老、かぼちゃ、なすの天ぷらがそれぞれデカい。衣で厚い化粧もしておらず、しっかりと具材自体が大きいもの。少なめでお願いしたご飯も深めの茶碗にしっかり。これにたくあんと、もちろんメインの「うどんコロ」があるのだから凄い。天ぷらはしっかりと揚げ立てで旨い(やっぱり酒が欲しいナ…)。うどんは中細で、食堂らしからぬ噛み切るのが難しいほどコシが強いもの。ぶるんぶるんと跳ね回るうどんを手繰りながら啜る。旨い。つゆの風味は濃いめで、上にのる具材は味付けした揚げ、ほうれん草、赤板(赤い縁のカマボコ)、そして花鰹。全部平らげる頃にはお腹もいっぱいに。ここは呑みで使ってみたいなァ。締めは麺類かそれともオムライスか。(勘定は¥780)

 

 

稲乃家

愛知県名古屋市中村区烏森町7-18

 

( 名古屋 なごや からすもり 近鉄烏森 いねのや いなのや 稲の家 麺類食堂 大衆食堂 ころうどん あかいた )

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日の出寿し食堂 @愛知県一宮市 (5)

2023年03月23日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県一宮市の尾張一宮駅で途中下車したある日、ちょっとだけ呑んでいこうと立ち寄ったのは、尾張の至宝、お馴染み「日の出寿し食堂」。創業は明治39年(1906)。いつもは休日の昼にさっと立ち寄ることが多いが、この日は久しぶりに夜の営業時間に。まだ開いてからそう時間は経っていないが、もうテーブル席は先客と予約(?)と思しき皿で埋まっている。肩を痛め、それをかばっているうちに”座骨神経痛”になったらしく、椅子席も小上がり席もどちらも辛い日が続いている(でも呑む)。ギクシャクとした動作で靴を脱いで小上がり席に腰を下ろした。酒は賀茂鶴をどん燗(ぬる燗)で。”田舎料理”と謙遜している壁の品書きから選んだのは「どて煮」と「玉子焼」。

燗酒を猪口でクイッとやり、運ばれた「どて煮」に箸をつける。もちろんこの地方定番の濃厚赤味噌タイプ。刻みネギが散らしてある。甘めの味付けでどてとこんにゃくは半分づつくらいかな。こちらは安定の旨さ。濃くてどこのでも同じような味になりそうな「どて煮」も、店によってかなり違いがあるので面白い。「玉子焼」は4切れで千切りキャベツとレタスが付け合わせてある。特に玉子に味付けはしていないようなので醤油を少しだけ垂らしていただく。惣菜の並んでいる所には量がたっぷりで値打ちな”あら”の煮付けもあったが、ちょっと持て余すかなと逡巡。そうこうしているうちに周りの客がみんな煙草を吹かしだした。呑み屋での喫煙には寛容な自分でもさすがに紫煙がきつくなり、脚(腰?)のこともあるので切り上げることにした。(勘定は¥1,130)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4

 

 

食事処 日の出寿し食堂

愛知県一宮市本町3-4-1

 

( 一宮 いちのみや 日の出寿し 日乃出寿し 日乃出寿し食堂 日乃出寿司食堂 日の出寿司食堂 ひのですし 大衆食堂 洋食 酒場 居酒屋 )

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銀座ライオン 地下鉄名駅店 @名古屋市中村区・名駅 (2)(※閉店)

2023年03月22日 | 名古屋(中村区・西区)

3月末で営業を終える名古屋駅地下街「メイチカ」。小さい頃から何度も利用した場所だけに閉鎖となるとちょっとだけ感慨深い。「廣寿司本店」「コンパル」に続いて「銀座ライオン 地下鉄名駅店」へ。こちらは仕事の後に連れと寄ったり、時間つぶしに寄ったりと何度か利用している。随分久しぶりに店内へ。変わらず狭い店内は昼時とあって食事の客も沢山居る様子。奥のカウンターの隅の席に案内された。お願いしたのは「パーフェクト黒ラベル」の大ジョッキと「ゴボウとレンコンのフライ」。すぐ目の前で男性店員がタップからビール・ジョッキにビールを注いでいるのが見える。昔の大ジョッキとは大きさが違うが、ジョッキを氷にくぐらせて冷し、さっと注ぐ。”伝統の一度注ぎ”だそう。溢れた泡は専用ナイフでカットして提供される。

注ぎたてのビールをグイッと。もちろん旨い。しっかり呑み比べたことはないのでどのビールが一番好きかなんていうのはあまりないが(←大抵どれだって好き)、個人店の生ビールは出来上がりにばらつきがあるので普段は瓶ビールを呑むことがほとんど。なのでこうやって専門の店で注いでもらうと喉の通りがスムースで旨い。続いて提供された「ゴボウとレンコンのフライ」は衣をつけて揚げてある。味付けは塩だけかと思うが結構強め。ゴボウの香りと苦味、レンコンのカリカリとした食感がいい感じ。シンプル。残りのビールを飲み干してジョッキを空にして勘定してもらった。(勘定は¥1,679)

以前の記事はこちら (1

銀座ライオン 地下鉄名駅店

愛知県名古屋市中村区名駅3-14-15 メイチカ一番街内

※メイチカ閉鎖により令和5年3月末を以って閉店しました

 

( 名古屋 なごや 名古屋駅 名駅 めいえき ぎんざライオン サッポロビール 黒生 メイチカ 閉鎖 廃業 閉店 ビアホール ビヤホール リニア中央新幹線 )

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Ska Madness 2 / Various Artists

2023年03月21日 | レゲエ・スカ

Ska Madness 2 / Various Artists (2012)

以前にも購入した2 Tone Ska世代に焦点を当てたスカ、レゲエの原曲集「Ska Madness」。その第2弾は副題を「Another 20 Reggae Classics Which Inspired A Generation」と変えて20+2曲を収録。前回はツートーンのアーティストが影響を受けたりカヴァーした曲に絞っていたが、こちらはちょっと間口を拡げたような選曲になっているようだ。収録アーティストと曲は以下の通り。

01 Desmond Dekker & The Aces – Israelites
02 Dave & Ansel Collins – Monkey Spanner
03 Toots & The Maytals – Pressure Drop
04 Boris Gardiner – Elizabethan Reggae
05 Eric Donaldson – Cherry Oh Baby
06 The Paragons – The Tide Is High
07 The Melodians – Sweet Sensation
08 The Jamaicans – Ba Ba Boom
09 The Paragons – Wear You To The Ball
10 John Holt – Ali Baba
11 The Upsetters – Return Of Django
12 Symarip – Skinhead Girl
13 Tony Tribe – Red Red Wine
14 The Untouchables – Tighten Up
15 Pat Kelly – (If It Don't Work Out) Then You Can Tell Me Goodbye
16 Jimmy Cliff – Wonderful World, Beautiful People
17 Bob & Marcia – Young Gifted And Black
18 Nicky Thomas – Love Of The Common People
19 Horace Faith – Black Pearl
20 U-Roy & John Holt – Wear You To The Ball
21 Millie Small – Enoch Power
22 The Pioneers – Let Your Yeah Be Yeah

ロックやソウルのアーティストもカヴァーした有名曲や、スカ、レゲエを語るうえで外せない名曲の数々がずらり。中にはあまり有名でない曲もいくつか混ざっているが、昔ツートーンや映画「The Harder They Come」にハマってこの辺りを聴き倒している自分にはその位のバランスがちょうどいい。テーマを持ったコンピレーションとしての出来は前作の方が上回っているが、こちらも充分楽しめた。

ネット・ショップにて購入(¥524)

  • Label ‏ : ‎ Sanctuary UK
  • ASIN ‏ : ‎ B006J9I6WA
  • Disc ‏ : ‎ 1
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植東 @岐阜県岐阜市 (3)

2023年03月21日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

2月に入ると園内に植えてある色々な種類の梅が咲き始める岐阜市の梅林公園。特に花を愛でるのが好きという訳ではなくどちらかというと”団子”だし、園内は梅の木が乱立しているので風情はあまり感じられないが、何やかんや言ってほぼ毎年訪れている。一番賑わう「ぎふ梅まつり」の土日を避け、翌週に立ち寄ってみた。園内を見て回った後に向かったのは、この時期になると露天に席を設けて田楽を頂くことの出来る「植東」へ。もう外の売場の前には数人の客が田楽を買うのを待っているが、杓子定規に11時きっかりからしか注文を受け付けないとのこと。「あと1分で…。」なんて言ってないで勘定くらい先にやり始めれば良さそうなものだけれど…。11時になり、やっと注文を受付け。「日本酒 熱燗 一合」と、「つぶ貝でんがく 3本」、それに「味噌おでん」をお願いした。

 

席の場所を告げるとそちらまで持って来てくれる(故に席の確保が先)。この時期だけバイトの若い子を何人も雇っているが、色々と手際が悪いのは仕方がない。あーだこーだと色々あった後に盆にのった「ねのひ」の1合瓶と猪口、それに「味噌おでん」が運ばれた。おでんはごぼ天とこんにゃく2つの計3本(写真上右)。濃い味噌だれがかかっており、練り辛子が添えてある。暖かくなってきた日差しを浴びつつ、周りの賑やかな雰囲気の中いただく酒はやっぱり旨い。後から運ばれた「つぶ貝でんがく」は4粒づつ串に刺さったものが3本。こちらも田楽なので基本は味噌味なのだが、おでんとは違って味付けはちょっと薄め。クニュッとしたしっかりめの歯応えで旨い。杯を重ねていると、おでんの皿が空いた途端にバイトの子が皿を下げに来た。回転のためにそうしろと言われているのだと思うが、まだ食べたり呑んだししている最中にやられるのは気分のいいものではない。ましてや勝手に1合瓶を持ち上げ、中に残っているかどうか振って確かめたのは不作法でいただけない。まだ座って10分も経っていないのに…。(勘定は¥1,560)

以前の記事はこちら (1)(2

 


 

↓ 日が射したり曇ったりの天気。さすがに先週ほどではないだろうが、それでもなかなかの人出。落ち始めた花の写真を撮っていたら脚にたっぷりの花粉を蓄えた蜂が(写真下3枚目)。

 

 

 


 

料理旅館 翠々園 植東

岐阜県岐阜市梅林4

 

( 岐阜 ぎふ 梅林公園 ばいりん公園 うえとう 田楽 でんがく とうふ田楽 いも田楽 芋でんがく おでん 菜めし 菜飯 花見 岐阜梅まつり )

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シュークレー @名古屋市熱田区・神宮前

2023年03月20日 | 名古屋(熱田区・中川区)

神宮前、大津通沿いの古本屋で明治時代の名古屋に関する本を2冊仕入れ、重い荷物を抱えたまま昼食を摂りに神宮前駅東口へ。熱田税務署の隣、新堀川の手前にある「シュークレー」へ。以前からずっと入ってみたいと思っていたが、やっとの訪問。店に入ると、広くない店内にテーブル席が8つ程ぎっしり。ほぼ満席の盛況ぶりで、かろうじて客が立って1つ空いたが、自分の後の客は外待ちになっていた。店は年配の夫婦でやっていらっしゃる。食事の目当ては壁にも別記してあるこちらの名物「海老のじゃがパリ揚げ定食」。「ランチ以外はちょっと時間がかかりますが…。」と女将さん。周りの客もまだ皿が出ていない人が多い。でもこの日のランチの品は自分の気分とは違っていたのでやはりこちらの名物をと「待ちます」と返事して長期戦を覚悟した。

給仕担当の女将さんはあっちへこっちへと大忙し。それでも少なくなった各席のコップの水を注ぎ足しに回ったりとよく気が付く。自分が覚悟していたよりも早く、30分程して「おまちどおさま。」と「海老のじゃがパリ揚げ定食」が届けられた。お櫃型の容器のご飯と白味噌の味噌汁、ミニサラダ、オレンジが付いている。メインは品名の通り、極細切りのジャガイモの衣に包まれて揚げられた海老が3尾ものったオリジナルな品。衣には青海苔も混ぜられているかな。ガブッと喰らいつくとからっと揚げられた衣の食感と海老の風味が相まって、旨いのなんの。味付けは塩のみっていうのもイイ。ジャガイモの衣は尻尾まで付いていて全部いただける。期待通りの一品だった。次は壁に貼られた品書きに”こだわり味噌自慢”とあった品から選んでみようかな。(勘定は¥1,000)

 

お食事とコーヒー Sucre(シュークレー)

愛知県名古屋市熱田区花表町8-12

 

( 名古屋 なごや 熱田神宮 神宮前 喫茶 喫茶レストラン ランチ えびのじゃがパリ揚げ )

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一貫楼分店 @岐阜県大垣市 (2)

2023年03月19日 | 岐阜県(西濃)

以前にも訪れた岐阜県大垣市北部にある中華料理の「一貫楼分店」へ。店前に車を停めて暖簾をくぐる。この日は先客が1組。給仕は女将さんがしていらっしゃった。特に目当ての品があった訳でもないので品書きを眺めるも、なかなか気分に合った品が選び切れず。そこで「A定食」というこちらの店のショーケース的な定食を選んでみた。奥の厨房で主人が鍋を振る音が聞こえてくる。スポーツ中継のテレビの音だけ背後に聞きながら出来上がりを待った。

しばらくして「A定食」が運ばれた。おかずは大きな楕円の皿に盛られていて、酢豚の他に、揚げ餃子、焼売、チャーシューがそれぞれ2つづつ。そしてネギやタケノコの入った玉子焼き、付け合わせには千切りキャベツが添えられている多彩な一品。これにご飯と中華スープ、たくあんが付く。女将さんが飯碗にご飯を山盛りにつぎ始めたのが見えたので、慌てて声をかけて小さい茶碗にしてもらっている。チャーシューは脂身がたっぷりなのでバラ肉の塊を切り出したものだろうか。タレがひと垂らししてある。どれもしっかりめの味付けなのでご飯が進む。最初から大盛なのも納得。ご飯を小さくしてもらわなかったら食べ切れなかったかも。勘定してもらうと定価よりも安い。主人に告げると「ご飯が小さいでやわ。」「こっちの勝手言っただけなのに申し訳ない」「ええわ、次来た時に多めに貰うわ(笑)。」と。ハイ、また来ます。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1

 

一貫楼分店

岐阜県大垣市興福地町4-662

 

( 大垣 おおがき 一貫楼 いっかんろう いっかんろうぶんてん 中華料理 中国料理 定食 一貫楼本店 一貫楼おぶさ店 一貫楼長良店 )

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The Night Watch / King Crimson

2023年03月18日 | プログレッシヴ・ロック

The Night Watch / King Crimson (1997)

1997年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)の、1973年オランダはアムステルダム公演を収録したライヴ盤2枚組。収録音源の中には翌年発売されたオリジナル・アルバム「Starless and Bible Black」にも収録されたパートがあるとのこと(クリムゾンはライヴ演奏の音源をオリジナル曲に使うことが多い)。ただし完全収録ではないようだ。この音源は大半がBBCで放送されたので、のちにブートレグでも出回った有名音源だとのこと。フリップ翁(Robert Fripp)はインタビューで、キング・クリムゾンのブートレグの大半(つまり人気のある音源)は73、74年のライヴ音源だと答えていた。それが我慢ならず、対抗して自身が設立した「Discipline Global Mobile」から次々とアーカイヴを発表している。現在はネットでも各種音源を発売しているから、確かに氏の思惑通りブートレグが追い付かないほどオフィシャルで音源が聴ける訳で、彼の試みは成功していると言える。

この時期はフリップに加え、ジョン・ウェットン(John Wetton)、デヴィッド・クロス(David Cross)、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)というラインナップ。4人で奏でるその音のハードさたるや、少人数だということを忘れてしまうほど。特にジョン・ウェットンのベースはブンブンと分厚く、歪みまくるハードな音。それに鋭いフリップのギター、変幻自在のブルーフォードのドラムス、貴重なアクセントとなっているデヴィッド・クロスのヴァイオリンと、人気があるのも納得の演奏内容。ま、メンバー間の仲はどうしようもなかったらしいが、こんなピリピリと緊張感の高い演奏を毎晩繰り広げていたら顔を見るのも嫌になるんだろうなァ。しかもバンマスは厳しいダメ出しもあるという気難しいフリップだし(苦笑)。

ネット・ショップにて購入(¥530)

Label ‏ : ‎ Discipline
ASIN ‏ : ‎ B000024UST
Disc ‏ : ‎ 2

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山八うどん店 @名古屋市中村区・栄生

2023年03月18日 | 名古屋(中村区・西区)

名鉄栄生(さこう)駅から鳥居通を少し路地に入った所にある「山八うどん店」へ。この店の存在は全然知らず、車もあまり通らない狭い路地を歩いていた時に見付けて暖簾をくぐってみることに。店に入ると高齢の夫婦でやっていらっしゃる。中はテーブル席が3つ程とカウンター席。年配の先客が1人。品書きを見ると酒が置いてある。せっかく公共交通機関で来たので「お酒」を燗してもらい「どて煮」もお願いした。酒は茹で釜に徳利を泳がせて燗。きのこを玉子でとじた小鉢付き。どて煮もビニールでパックされたものを釜で湯煎して供された。

外は寒いので(訪問2月初旬)燗をつけた酒が旨い。玉子とじは良かったが「どて煮」の方はかなり濃いめの味付けで塩辛いくらいだったのでほどほどにつまんで杯を重ねる。もう酒が無くなるというタイミングで「うどんころ」をお願いした。茹で釜にうどんが投入され、水にさっとさらして完成。鉢のうどんの上には、揚げ玉、刻みネギ、刻み海苔、かまぼこ2枚、その上にすり生姜と賑やか。つゆは甘味をほとんど感じないキリッとした辛汁。手打ちだといううどんが良かった。手繰ると口当たり良く、喉越しがいい。強いコシがある訳ではないが、決してやわでもなく旨いうどんだ。今でこそ”手打ち”がある種ステータスにもなっているが、日本中が機械打ちに席巻されてしまった時代にも、ここ名古屋は手打ちが当たり前のように続いた珍しい土地だとも聞いたことがある。こんな路地にも名人が居るんだなァ。次は「そば」か「きしめん」をいただいてみよう。(勘定は¥1,350)

 

 

手打麺処 山八うどん店

愛知県名古屋市中村区大日町10-9

 

( 名古屋 なごや 栄生 さこう やまはちうどん 山八うどん やまはちうどんてん 手打ち 手打 饂飩 そば 蕎麦 きしめん 味噌煮込 )

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オモニ @岐阜県岐阜市

2023年03月17日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜バスで北方町周辺を散策した帰りに寄ったのは303号線沿いにある韓国料理の店「オモニ」。岐阜市内と各務原市に同名の店があるようだが同系列なのかどうかは不明。店に入ると先客が何組か。自分の後からも何組も入ってきていた。カラフルな座布団がしかれたベンチ椅子のテーブル席に案内され、ランチ・メニューを渡された。店員は家族なのかどうか分からないが、夫婦と思しき方々と年配の女性。お願いしたのは「1人プルコギ」。ご飯は小か中か訊かれたので小をお願いして、せっかくバスで来ているので「ビール 瓶」をお願いした。ビールはキリンを選択。まずはキムチ、もやしのナムル、茎ワカメのナムル、そしてバナナの盛られた皿が届く。それらをちょいとつまみながらビールを飲っていると「プルコギ」の登場。

「1人プルコギ」、しかもご飯は小なので少なめのやつが来ると思ったら、金属製の鉢にしっかりと盛られて一口ガスコンロの上に置かれた。プルコギの具材は冷凍牛肉、玉ねぎ、長ねぎ、人参、ニラ、もやし、といったところ。これにご飯とスープが付く。ジュージューと音を立てて火が入っていく。焦げつかせないように混ぜながら食べ時を待つ。焼けたところをつまみに少し口に入れつつも、だんだん水分が出て煮込み状態に。基本的にコチュジャンの甘さがあるので、さらに辛味をたっぷりと加えて熱々をいただいた。そりゃあもう旨いに決まっている。火傷しそうな口中をビールで冷ましながら、ある程度食べ進めたらご飯を投入。これでしみ出た油も全て回収(笑)。旨いのでカロリーは考えないことにしよう。満腹になって店を出た。(勘定は¥1,800程)

 

韓国食彩 オモニ

岐阜県岐阜市川部5-60-2

 

( 岐阜 ぎふ 韓国料理 ひとりプルゴキ ランチ 昼飲み 焼肉 )

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