kebaneco日記

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ムンバイで同時多発テロ

2008年11月27日 | 旅行記&その他
首相の国民に向けたメッセージ、BBCが生放送で伝えている。

kebaは年に複数回インドに出張していた時期もあったので、デリーだけじゃなくてコルカタ(カルカッタ)やムンバイなどにも何度か行ったことがある。ムンバイ出張では今回攻撃対象となったオベロイやタージが宿になる。最後のインド出張は2005年10月のこと。そのときはムンバイのオベロイに泊まっていた。

BBCによると客室のテレビは回線が切断されていて映らないらしい。宿泊客は事件が起こってからほぼ一日、情報もなく、食事も水もない、聞こえるのは銃声だけ、という恐ろしい状態にあるようだ。テロリストが英国籍・米国籍の宿泊者を探していたという情報もあり、宿泊客が自分の部屋に「篭城」せざるをえない状況にもあるらしい。心細いことだろう。

海外出張には国内に居るときにはないリスクがつきまとう。長時間飛行機に乗るということもひとつ。あたしだって機材の調子がイマイチ(笑)で成田から福岡くらいまで飛んでいたのに成田に引き返したこともあった。あ~、そういえばあれもインド出張だったなぁ。引き返した経験は思いつくだけでも3回ある。

もう一つはホテルという基本的に人の出入りが禁止されていない24時間眠らない建物で夜を過ごすことにつきまとうリスク。玄関にベルボーイが立っているホテルだって、明らかに犯罪者と判断されない限り止められたりしないだろうし、そもそも、それに気付いたときには殺されている可能性高いし。あたしは2年前の11月の欧州出張でエジンバラで泊まっていたホテルがボヤで寒空避難させられるという事故にあったことがある。でも犯罪ではなく事故だったので、一緒に出張していたメンバー全員の安全を確認し、みんなで近所のマックで騒ぎが収まるのを待っていられるくらいのんびりしたものだった。

思えばあたしの3年前のムンバイ滞在中には列車爆破事件があり、そのときも首相がテレビで国民に落ち着くように呼びかけていたのを思い出した。つまりは、出張先の国の政治や社会の安定性が日本のそれとは違うことに起因するリスクだ。

日本人の出張者も一人亡くなっている。今年は近年まれにみるほど海外出張が少ない年だったけど、海外での事故・事件に巻き込まれるっていうのは、他人事ではないという気がする。亡くなった方のご冥福をお祈りすると供に、ホテルに閉じ込められている人たちの早期の安全な解放をお祈りします。

写真はBBCのテレビ画面を撮影したものであ~る

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