これから暇を見て旅行記をアップすることにします。冒頭の写真は、クリスト・レイ、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロのキリスト像をマネしてつくられた。宗主国のプライドっていうのは、ないのね、きっと。そういうおおらかなところが、旅行者をほっとさせるのかも。
8月13日の昼前に成田を発ち、パリで乗り換えて現地時間の夜10時ごろリスボンに到着。タクシーでホテルに直行した。我々がホテルに到着すると、受付の男性に「あぁ、kebaさんですね」と迎えられた。「なんでわかるの?」「だって日本人でしょ?」。そりゃそ~だけどさ(笑)。こういうのって国によってはいい意味を持たない国もあるけど、ポルトガルではどうやらかなり好意的な意味であることが後々判明する。その日はさすがに朝5時半起床で洗濯までして出かけ、それから24時間後くらいにホテルに着いたのでシャワーを浴びてベッドに直行。
翌14日から我が家のポルトガル探訪が始まる(当初予定はこちら)。
まずは朝食。ホテルのビュッフェ形式の朝食時、コーヒーカップ2組とお湯を追加でお願いした。我が家は、海外旅行の際は整腸作用のある味噌汁常備派なのじゃ(あたしは1週間以内の出張であればそんなことしませんけど)。っていうか、主人はおつまみも日本から持っていきたい派で、今回あたしが用意したのは、柿の種(普通バージョン、わさび味バージョン、ソルト&ペッパー、辛ラーメン味;揃えもそろえたりである)、せんべい、スルメイカ、梅干し。自分用に素焼きのミックスナッツも入れたっけ。あ、そうそう、黒霧島の1.8リットルパックも(苦笑)。ただし、結局現地の食事が口に合いすぎて、しかもワインが安くて美味しかったので、これらの9割以上を持ち帰ったという、嬉しい誤算あり。
おっと、食べ物の話は番外編にまとめないと、いつまでたってもホテルから出られないぞ(苦笑)。
なにはともあれ情報収集じゃと、ロシオ駅隣のホテルのアヴェニーダ・パラスを日焼け対策バッチリで出かけ、徒歩5分のレスタラウドレス広場に面したフォス宮にある観光案内所へ。地下鉄・バス・トラム・ケーブルカー乗り放題のリスボン・カードをゲットし、国鉄と地下鉄がストライキを予定していた15日はバスツアーで郊外へ行こうと、シントラ・ロカ岬をめぐる一日ツアーを申し込まねば。
日帰りツアーは「それならこれらがある」と、何種類ものパンフレットを見せられた。迷ったので「どう違うの?」と聞いてみる。内容は同じだけど、大型バスで運転手とガイドが別々のツアーと、最大でも8人までで運転手兼ガイドが連れて行ってくれるのがある、という。あたしたち小ぢんまりしたほうがいいよね、ってことでそっちを申し込んだ。公平であるべき観光案内所、どちらを勧めるわけではないところまでは織り込み済み。でも、ここまで端的に違いを説明してくれるなんてありがたい。リスボン・カードは中一日郊外に出るのでどうしようか迷ったけど、最終的にリスボン滞在時間とほぼ同じ長さの72時間有効カードにした。
それから、日本でも歩きやすい靴として有名なアルコ・ペディコの店舗を教えてもらうため、この会社のホームページからお店の住所を書いたページを印刷して持参し、地図上に印をつけてもらった。これに関しては、またまた後日嬉しい誤算(?)あり。
さて、活動開始。まずは歩いてコメルシオ広場を目指す、直線距離で1キロくらいかな
勝利のアーチが見えてきた
コメルシオ広場
テージョ川に面した開放的な広場
ここからまずトラム15番線に乗ることにした(写真は実際に乗ったのとは方向が違う)
着いた先は・・・市場
鰯売ってま~す
リスボンっこの胃袋を支えるリベイラ市場を後にして、ビカのケーブルカー乗り場を探す
途中スーパーを発見し、ミネラルウォーターをゲット
気温は高いのであった
思いがけず現れた入り口、地元のおばあちゃんたちと一緒にしばらく待って乗車
運転席のすぐそばにも乗れるよ、っとじい様がジェスチャーで教えてくれた(優しい~)
主人はこういう風景を見たかった~と感激
幸先よく2種類もの乗りものに乗ったので、満足してこんどは徒歩で散策を続ける
大抵の場所には徒歩で行けるコンパクトな町
再びホテル近くのロシオ広場まで戻り昼食。こんどは少し郊外まで出よう、と再びコメルシオ広場に舞い戻る。その途中で夕食のレストランもちゃっかり予約。お店にわざわざ行ったせいか、「窓際の席押さえとこうか?」と言われ、「もちろん!」と即答。「じゃあ7時にね」と言われたので不安になり「名前教えなくていいの?」と尋ねた。「オレが覚えてるから大丈夫!」まかせとけっ、って。理由は後に判明、日本人はあたしたちだけでしたとさ。映画のテルマエ・ロマエじゃないけど、「平たい顔族」の日本人の自他識別能力って抜群だ(爆)
で、肝心の午後の旅程。行き先はベレン地区、1983年にユネスコ文化遺産に指定されているジェロニモス修道院とベレンの塔がある。ここにはトラム15番で行くのが一番。
ジェロニモス修道院停留所を降りたら、目の前に広がる白亜の建物
マヌエル様式最高傑作のジェロニモス修道院
異国情緒あふれるモチーフの回廊、その先にあるサンタマリア教会
教会っぽくないレリーフ
発見のモニュメント(先頭エンリケ航海王子、3番目ヴァスコ・ダ・ガマ 後ろから2番目フランシスコ・ザビエル)
その後川沿いをしばらく歩くと見えてくるのが、ベレンの塔
テージョ川の貴婦人と称される建物
その割には、砲台とか地下牢とか兵器庫とか物騒だけどね(笑)
ここで他の客を下ろしたタクシーをつかまえて、エストレラ大聖堂まで移動。ここからリスボンに観光にきたら絶対に乗らねばならないトラム28番、いつも満員だけど座れるに違いないと踏んだ。が、無残にもその目論見は崩れ去る。みんな考えてることは同じ、本物の始発の墓地までさかのぼったと思われます。まぁそこまでやられたら脱帽するしかありまへん。
七つの丘のリスボン、トラムはこんなに歩行者のすぐそばを通り抜ける
床や椅子の枠組みなどはすべて木製のレトロな車両
昔の写真も展示されている
アナウンス皆無なので、自分たちが降りようと思ってる場所かついぞ理解できぬまま終点に着いてしまい(苦笑)、仕方ないのでタクシーでセニョーラ・ドモンテ展望台まで移動。ここはアルファマ地区の展望台のなかでは最高地点にある。
左手はノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会
ここまで濃度の高い観光をしてぐったり、石畳の坂道を気をつけながら下って、トラムの停留所を目指す
猫、多し(嬉)
一旦ホテルまで戻り、しばらく休んでから、事前に予約したレストラン、ポルトガルを代表する詩人のフェルナンド・ペソアが常連だったレストラン、マルティーニョ・ダ・アルカーダで夕食。ドウロの赤ワインが美味しくて、料理も美味しくて、千鳥足でホテルまで戻ってベッドに直行。ふあぁぁ~幸せ。
(おまけ)ちなみにペソアはガレット通りに銅像がある
行きかう人を見守っている
8月13日の昼前に成田を発ち、パリで乗り換えて現地時間の夜10時ごろリスボンに到着。タクシーでホテルに直行した。我々がホテルに到着すると、受付の男性に「あぁ、kebaさんですね」と迎えられた。「なんでわかるの?」「だって日本人でしょ?」。そりゃそ~だけどさ(笑)。こういうのって国によってはいい意味を持たない国もあるけど、ポルトガルではどうやらかなり好意的な意味であることが後々判明する。その日はさすがに朝5時半起床で洗濯までして出かけ、それから24時間後くらいにホテルに着いたのでシャワーを浴びてベッドに直行。
翌14日から我が家のポルトガル探訪が始まる(当初予定はこちら)。
まずは朝食。ホテルのビュッフェ形式の朝食時、コーヒーカップ2組とお湯を追加でお願いした。我が家は、海外旅行の際は整腸作用のある味噌汁常備派なのじゃ(あたしは1週間以内の出張であればそんなことしませんけど)。っていうか、主人はおつまみも日本から持っていきたい派で、今回あたしが用意したのは、柿の種(普通バージョン、わさび味バージョン、ソルト&ペッパー、辛ラーメン味;揃えもそろえたりである)、せんべい、スルメイカ、梅干し。自分用に素焼きのミックスナッツも入れたっけ。あ、そうそう、黒霧島の1.8リットルパックも(苦笑)。ただし、結局現地の食事が口に合いすぎて、しかもワインが安くて美味しかったので、これらの9割以上を持ち帰ったという、嬉しい誤算あり。
おっと、食べ物の話は番外編にまとめないと、いつまでたってもホテルから出られないぞ(苦笑)。
なにはともあれ情報収集じゃと、ロシオ駅隣のホテルのアヴェニーダ・パラスを日焼け対策バッチリで出かけ、徒歩5分のレスタラウドレス広場に面したフォス宮にある観光案内所へ。地下鉄・バス・トラム・ケーブルカー乗り放題のリスボン・カードをゲットし、国鉄と地下鉄がストライキを予定していた15日はバスツアーで郊外へ行こうと、シントラ・ロカ岬をめぐる一日ツアーを申し込まねば。
日帰りツアーは「それならこれらがある」と、何種類ものパンフレットを見せられた。迷ったので「どう違うの?」と聞いてみる。内容は同じだけど、大型バスで運転手とガイドが別々のツアーと、最大でも8人までで運転手兼ガイドが連れて行ってくれるのがある、という。あたしたち小ぢんまりしたほうがいいよね、ってことでそっちを申し込んだ。公平であるべき観光案内所、どちらを勧めるわけではないところまでは織り込み済み。でも、ここまで端的に違いを説明してくれるなんてありがたい。リスボン・カードは中一日郊外に出るのでどうしようか迷ったけど、最終的にリスボン滞在時間とほぼ同じ長さの72時間有効カードにした。
それから、日本でも歩きやすい靴として有名なアルコ・ペディコの店舗を教えてもらうため、この会社のホームページからお店の住所を書いたページを印刷して持参し、地図上に印をつけてもらった。これに関しては、またまた後日嬉しい誤算(?)あり。
さて、活動開始。まずは歩いてコメルシオ広場を目指す、直線距離で1キロくらいかな
勝利のアーチが見えてきた
コメルシオ広場
テージョ川に面した開放的な広場
ここからまずトラム15番線に乗ることにした(写真は実際に乗ったのとは方向が違う)
着いた先は・・・市場
鰯売ってま~す
リスボンっこの胃袋を支えるリベイラ市場を後にして、ビカのケーブルカー乗り場を探す
途中スーパーを発見し、ミネラルウォーターをゲット
気温は高いのであった
思いがけず現れた入り口、地元のおばあちゃんたちと一緒にしばらく待って乗車
運転席のすぐそばにも乗れるよ、っとじい様がジェスチャーで教えてくれた(優しい~)
主人はこういう風景を見たかった~と感激
幸先よく2種類もの乗りものに乗ったので、満足してこんどは徒歩で散策を続ける
大抵の場所には徒歩で行けるコンパクトな町
再びホテル近くのロシオ広場まで戻り昼食。こんどは少し郊外まで出よう、と再びコメルシオ広場に舞い戻る。その途中で夕食のレストランもちゃっかり予約。お店にわざわざ行ったせいか、「窓際の席押さえとこうか?」と言われ、「もちろん!」と即答。「じゃあ7時にね」と言われたので不安になり「名前教えなくていいの?」と尋ねた。「オレが覚えてるから大丈夫!」まかせとけっ、って。理由は後に判明、日本人はあたしたちだけでしたとさ。映画のテルマエ・ロマエじゃないけど、「平たい顔族」の日本人の自他識別能力って抜群だ(爆)
で、肝心の午後の旅程。行き先はベレン地区、1983年にユネスコ文化遺産に指定されているジェロニモス修道院とベレンの塔がある。ここにはトラム15番で行くのが一番。
ジェロニモス修道院停留所を降りたら、目の前に広がる白亜の建物
マヌエル様式最高傑作のジェロニモス修道院
異国情緒あふれるモチーフの回廊、その先にあるサンタマリア教会
教会っぽくないレリーフ
発見のモニュメント(先頭エンリケ航海王子、3番目ヴァスコ・ダ・ガマ 後ろから2番目フランシスコ・ザビエル)
その後川沿いをしばらく歩くと見えてくるのが、ベレンの塔
テージョ川の貴婦人と称される建物
その割には、砲台とか地下牢とか兵器庫とか物騒だけどね(笑)
ここで他の客を下ろしたタクシーをつかまえて、エストレラ大聖堂まで移動。ここからリスボンに観光にきたら絶対に乗らねばならないトラム28番、いつも満員だけど座れるに違いないと踏んだ。が、無残にもその目論見は崩れ去る。みんな考えてることは同じ、本物の始発の墓地までさかのぼったと思われます。まぁそこまでやられたら脱帽するしかありまへん。
七つの丘のリスボン、トラムはこんなに歩行者のすぐそばを通り抜ける
床や椅子の枠組みなどはすべて木製のレトロな車両
昔の写真も展示されている
アナウンス皆無なので、自分たちが降りようと思ってる場所かついぞ理解できぬまま終点に着いてしまい(苦笑)、仕方ないのでタクシーでセニョーラ・ドモンテ展望台まで移動。ここはアルファマ地区の展望台のなかでは最高地点にある。
左手はノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会
ここまで濃度の高い観光をしてぐったり、石畳の坂道を気をつけながら下って、トラムの停留所を目指す
猫、多し(嬉)
一旦ホテルまで戻り、しばらく休んでから、事前に予約したレストラン、ポルトガルを代表する詩人のフェルナンド・ペソアが常連だったレストラン、マルティーニョ・ダ・アルカーダで夕食。ドウロの赤ワインが美味しくて、料理も美味しくて、千鳥足でホテルまで戻ってベッドに直行。ふあぁぁ~幸せ。
(おまけ)ちなみにペソアはガレット通りに銅像がある
行きかう人を見守っている
なぜならば、「クレヨンしんちゃん」に出てくる幼稚園の可愛い先生が、ライバルからいつも「なによ、平面顔!」と言われているので、脳に焼き付いているのです。
私の見解は、コケた時鼻を傷めにくいであろう、という楽観的なものです。
お食事編、楽しみです。
食事編は、多分、旅程が全部終わってからになると思います、気長にお付き合いください。
とにかく予想外に美味しかったんです。
料理は言うまでもなく、ワインとチーズが美味しくて驚きました。