家の引越し 猫目線 １

母ちゃんが

ドタバタ　ドタバタしてる。

なんか　いつもと違う。

箱（ダンボール）を

組み立てている！

なんか　おもしろそう！！！

ぼくは　猫だから

箱の中には

入ってしまう　遺伝子を

持って　いる。

だから

すぐ　入る。

出された。

また　箱組み立ててる。

入る。

また　出された。

また　箱組み立ててる。

入る。

出された。

すると

母ちゃんが

“いちいち　入ったら荷物

入れられへん！”

と

ヒステリーというやつを

おこした。

あれ？

ぼくの　おもちゃも

箱に　入れた。

あれあれ？？？

ぼくのおうち（ゲージ）

が　バラバラになった。

ヒーターもお布団も

箱に　入れてる。

ずいぶん　様子が　変わった。

母ちゃんが

ヒステリックに

エイッと言いながら

箱を　たくさん

積んでいる。

ちょっと

ドンっという　音　怖い。

でも

１番上まで

のぼって　みよう！

なんせ

ぼくは　猫だから

高いところが　好き

という　遺伝子を

持ってるんだ。

でも

母ちゃんが

どんどん　箱を

積んで来るので

振動が　怖くて

やっぱり

おとなしく　してよう。

（当日）

母ちゃんが

リックサック（キャリーバッグ）

を　出してきた!

にげろっーーーーーーーー！！！！！！

あかん捕まった。

あかん　チャック　しまった。

もがいたら

出れるかもしれん。

ぼくは　猫で

狭いところが　好きと

いう遺伝子を　持っているかも

しれんけど

それは　あくまでも

すぐ　逃げれるところで

あって

拘束とは　違うぅぅぅぅ。

つづく。