経営コンサルタントへの道

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■■経営書通りではうまくいかない 【連載小説】竹根好助の「先見思考経営」 No.160

2011-12-20 11:50:47 | 小説・先見思考

■■経営書通りではうまくいかない 【連載小説】竹根好助の「先見思考経営」 No.160<o:p></o:p>

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 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。<o:p></o:p>

【本書の読み方】 脚注参照<o:p></o:p>

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■14 エピローグ 2 通算160回 経営書通りではうまくいかない<o:p></o:p>

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 小さな印刷会社ラッキーでは、荒れた取締役会であったが、五カ年計画が何とか可決された。<o:p></o:p>

 その一つであるプリントショップビジネスに対して、その第一弾として、福田商事とラッキーの共催でセミナーを開催し、ビジネス紹介のでも現場も見られるようにした。これがヒットした。しかし新たな問題として、顧客のニーズにラッキーの体制が整わないことが予想された。<o:p></o:p>

 新たな難問を社員自らの知恵で解決でき、社長や社員がこぞって自信を持つことができた。<o:p></o:p>

 もちろんその陰には。二人が思い出に浸る中で、竹根達、経営コンサルタントの力があることを橋上の幸が最も理解しているのである。<o:p></o:p>

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【現代】 <o:p></o:p>

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「経営書通りやれば経営がうまく行くのであれば誰もが社長になれ、誰がやっても成功すると言うことですものね」<o:p></o:p>

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「大きい声では言えませんが、だからこそ、われわれ経営コンサルタント業が成り立つのです」<o:p></o:p>

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 二人は、お互い顔を見合わせ、笑った。<o:p></o:p>

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「しかし、当初は資金繰りに苦労されましたよね」<o:p></o:p>

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「確かに毎月資金繰りに苦労しましたが、パソコンを利用したこともあって、方向性はすぐに決まりましたね。それに先生のご指導による三ヶ月先行管理は、私の稚拙な経営を助けてくれました。パソコンを見るだけで、三ヶ月先、多少のブレはありますが、半年先くらいまでは読めるようになりました。印刷業界という受注産業において、これほど先まで見える経営ができたのは先生のおかげです」<o:p></o:p>

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「三ヶ月先行管理のオリジナルな手法は、私の恩師の竹之下嘉助先生やそのブレインの考案です。それを竹根流にアレンジし、パソコンで利用しやすくしただけです」<o:p></o:p>

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「先生は、あの有名な竹之下先生のお弟子さんだったのですか?」<o:p></o:p>

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「お弟子さんとはほど遠いですが、一緒に仕事をさせていただきました」<o:p></o:p>

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「そうでしたか。それにしても先生は営業面でもいろいろと改革をしてくれましたね。店頭担当だけではなく、それまで外回りする営業担当者がいなかったところを、外回りもするようになり、軽印刷関連の受注が飛躍的に増えましたね。先生の関係の化粧品メーカーがらみの販売店の各種の催し物案内の印刷とか、カタログ補足のための説明資料とか、アイディアが出てくるものはどんどんと取り入れましたね。売上がおもしろいように上がって、こんな調子でよいものかって、かえって怖かったですよ。潜在的需要の掘り起こしというマーケティング手法ですね」<o:p></o:p>

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< 次回に続く お楽しみに ><o:p></o:p>

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■■ 脚注<o:p></o:p>

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。<o:p></o:p>

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