変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

股関節症と共に歩んできた30年⑥

2020-05-29 10:31:48 | 保存療法

とっても気持ちの良い日です。
暑くなく寒くなく…なのに、残念…

昨日、押し花の師匠に電話しました。
お元気な様子で、とても安心しました。

このままいけば(コロナの推移が)、6月4週目にはお教室を開始
できそうと、嬉しいお話。
そして、この5月にオープンした川崎駅近くのメトロポリタンホテルで
お食事会をしよう、とのこと。
そのうちにの話で、まったく具体的ではないのですが、、

それだけでもすごく楽しくなる。嬉しい!!
「私、行きます!」宣言をしました(笑い)
第二波を注視しないといけないですね。
緩やかな波のままなんとか維持してもらいたいものです。




さて、今日も、
9年前のABEメソッド 悠遊会での配布資料からの続きです。



   『股関節症と共に歩んできた30年』渡辺千賀子さん(当時71歳)


■現在行っているトレーニングと基本的なポイント
・PTで術後1年迄は週一回から隔週、現在は月一回の体感覚醒トレーニングと
 歩行及び靴(インソール)のチェックなどの総合的診断のため通院。

・スポーツジムで、主に中殿筋強化を目的に、トレーナーの指導を仰ぐことも
 あるが、自主的に自転車等の器具を使用したり水泳をしたりしている。

・リハビリでは常に体の中心軸と、お腹に帯(腹横筋.腹筋)を意識しながらの
 トレーニングが効果的であり、最も大切なポイントである。

・内転動作は、股関節が外れる可能性があるので禁じ手である。
 (彦坂記.術式やその方により動作制限がない場合もあります。主治医の先生に
 確認してください)

・やり過ぎ.又は間違ったリハビリなどによるダメージからの回復力は、
 健常者に比べて著しく劣り、数年かかることすらあるので要注意。


■私にとっての難儀な課題
この度の手術によって、右股関節は正常に収まった訳であるが、健常者のように
颯爽と歩かれるかというとそうではない。
術前、私は、どちらかと言えば、左向きの姿勢で股関節をかばってきたので、
長年、左向きが自然な姿勢と性能されてきた私の脳は、急な変化に簡単に
順応する能力は持ち合わせていない。

例えるならば、急に右利きを左利きに変えるようなもので、バランスが
上手くとれない原因でもある。
この癖を治すためには、あと1~2年は杖を友とした生活を覚悟している。

■術後反省した行動
・術後1年経って、11月に奈良を旅した。足腰が軽やかに進み、私は
 有頂天で神社仏閣(砂砂利)を歩き回り、実に楽しい旅であった。
 2日目に手術をしていない左股関節や大腿部に違和感を覚え、歩行困難に
 陥って後悔しきりであったが、幸いに一晩で回復し安堵した。
 今まで、左脚腰の恩を全く忘れてしまい大はしゃぎをしたのだ。
 
 私は、手術により右股関節が修復されたのであるから、軸足である左の
 負担が減り楽になるものと単純に考えていたが、右脚の可動域の拡大に
 よって、術前には経験したことの無い負荷が左にかかっていることに
 気がついた。

 術前は、右脚腰のツッパリ感や痛みがウォーニングランプであり、
 危険な行動を抑制してくれたが、術後はウォーニングランプが点灯しない
 のであるから無理は禁物であると悟った。
 鎮痛剤を服用することにより、痛みから解放され、あたかも回復した
ように
 錯覚するのと似ている。

 片側だけの手術の場合、数年で別の片側が悪化し、手術を余儀なくされる例が
 多いと聞くが、この度のような負担の蓄積が原因の一つではなかろうかと考える。

・「3キログラム以上の荷物はできるだけ持たないように」という医師のアドバイス
 を長年守ってきたために、肩や腕の筋力もかなり低下しているはずである。

 ところが、術後、股関節が快調に活動を開始すると、股関節以外の部分への
 気配りを忘れ、ついつい欲が出て、重い物を持ったり不自然な姿勢をとったり
 して、片や腕に過度な負担を強いた結果、炎症を起こしてしまった。

 バランスのとれた緩やかな回復が望ましいことを肝に銘じておかなくては
 ならない。




~~~~~~~~~~~~続く~~~~~~~~~~~~~~~

昨日、息子が来ました。元気に暮らしている様子、夫にスマホ講義を
していました。夕飯は、彼女のために餃子を手作りすると笑顔で話して
(仲良く楽しんでいる様子に)安心しました。
くれぐれも皆様 ご自愛くださいね💛
頑張りましょう💛



        『変形性股関節症に負けないでね!』



           
 

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