昨日は私の72歳の誕生日であった。我ながら驚くほど元気である。一時間半のドライブをして、リハビリセンターにいる元義理の母を見舞った。2-3週間毎に見舞っている。介助の要る彼女は希望通りの自宅には帰れないことは確かである。それでも彼女の希望を崩す言葉は絶対に避ける。車椅子に座っていても、出来るエクササイズを実演して見せて、希望を持たせる。いつものように、長年彼女がしてくれた数々の思い出、孫の話をする。なるだけ彼女がしゃべるように、会話を誘導する。これは長年の私のプロ意識が働く。
好みの家具でいつも綺麗にしていた自宅を誇りにしていた。不自由な体でもきちんと美容院に行って髪を綺麗にしていたし、服装もきちんとしていた。次々と思い出がよみがえって、涙がでる。私の半世紀のアメリカ生活を支えてくれていたのも彼女である。いまさらに実感する。
いつも穏やかな彼女は文句は言わない。自宅に帰れることを望みながら、静にしている。
いつも私の誕生日を覚えていてプレゼントかチェックを用意してくれた。今回、彼女は何も言わなかった。
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