兆しについて 再スタート

以前「兆しについて」という題で、東洋医学と易経などの東洋哲学について書いておりましたが、他のコラムが忙しくなって、中断していました。
また、ぼちぼち書き始めますので、どうぞお付き合いください。

この「兆しについて」の項目は易経、東洋哲学のところをクリックしてください。

古の東洋医学を学ぶ者は、まずは五術のうちの四術である命（めい）、相（そう）、卜（ぼく）、仙（せん）を修めなければ、医術を学ぶことができませんでした。命学は命理学の範疇の四柱推命や占星術のこと、相学は人相、骨相、手相などのこと、卜学は易学のことで、易経哲学、仙学は氣功、太極拳などの武術をふくむ健康法を指しています。

だから、清朝末期に広東省で大活躍をした武術家黄飛鴻（ウォン・フェイホン）も生業は鍼灸と漢方医学の医師でした。
この黄飛鴻師父を題材にした映画では、ずっと以前は香港の大老京劇俳優でも会った故、関徳興氏が、最近ではジェットリーが好演しております。

アメリカには時々、空手をやっていて、チャイナ服に身を包んで、頭はちょんまげ風で、耳や唇にピアスをたくさん埋め込んで、鍼灸学校に通ってくる勘違い外人がいるので、こまります。
そして、ベジタリアンでヨガティーチャだということに強いプライドを持っているようです。

「きみきみ！空手は日本のマーシャルアーツ、チャイナ服や布靴は中国の物、ちょんまげは今は誰もやらない日本のブシのヘアースタイルなんだよ！何でベジタリアンなのにコーラ飲んでるの？そのプライドの高さはどこから来るの？それよりもあいさつとか、患者さんの前であくびをする態度を変えなきゃだめだよ！そんなことじゃ卒業して免許をとっても、マルチのサプリメントのディストリビューターや、変な宗教にはまることになっちまうよ！アメリカでは学校を卒業してもちゃんと東洋医学で食っていける人は５パーセントもいないんだ。しっかりせえ！」といわれて、生まれて初めて鼻っ柱をたたき折られる生徒もいるようです。

これだけ言っても、自慢じゃないのですが、私の学校内の職員評価はいつも悪くないのです。アメリカの生徒って一種のマゾかもしれないですね。あるいは人にきっちりと叱られたことがないので、うれしいのかもしれないです。。。。

しかし、アメリカの学生のよいところは、怒鳴り散らした内容が正論で、納得すれば私を恨むことはなく、むしろよい生徒になってくれる場合が多いことです。

あ、、、脱線してしまった。。。。次回もつづきます。。。。。

それから、、、どんな格好をしていてもいいんですよ。私の授業では本当の患者さんがいらっしゃるので、遅刻厳禁で、患者さんに対する態度が重要なわけであります。あくびをしたり、患者さんに冷徹な態度をとる人に容赦しないというのが大事です。実際にベジタリアン、禅大好き、ヨガティーチャでチャイナ服をきているようなのに、プライドが高い困ったちゃんが多かったので特記しておいたのです。
これに「私はレイキ治療のマスターデース」と、いきなり手をかざしてくる人がいて、めまいがしてくるのは私だけでしょうか？

日本伝統鍼灸漢方