8月31日【Game114/44-70-0】
北海道日本ハムファイターズ 3-4 福岡ソフトバンクホークス
【勝】石川(6勝3敗0S)【S】サファテ(2勝2敗44S)【負】大谷(0勝2敗0S)
【本】福田 3号3ラン(4回・大谷)
観客数:33,873人
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驚きは札幌ドームに押し寄せた観客数です。
同時間にサッカーW杯出場をかけて、日本対豪州の対戦が埼玉アリーナであるの
にも関わらず首位に立つSBと5位に沈んでいる日ハムの平日の試合に33千人の
大観衆が足を運んだことは、やはり大谷効果なのでしょうか。
ファン心理としては、久々に見る大谷の好投で、今季初の6連勝を見たかったの
とメジャー移籍が間違いないと踏んで、本拠地での勝利を期待しての観衆がほと
んどだったのかも知れませんが、期待は見事に裏切られることになりました。
今回の登板には日ハム首脳陣の意向が働き、地上波でのTV放映もないなかでの
予告登板には大きな疑問を感じます。
サッカーファンでなくても、スポーツ好きであればW杯出場がなるかどうかの
天王山ともいえるこの日に大谷登板を持って行ったのは、誰もが首をかしげた
のではないでしょうか。
大谷投手が勝っても負けても、私は最初から日本代表の試合を見るつもりでいま
したが、札幌ドームに駆け付けたファンの4回表の4失点は、見たくはなかった
シーンでは.....。
大谷自身も完璧な状態での登板を望んでいたはずですが、ファームでの登板も
なくぶっつけ本番は栗山監督のいつもの行動パターンです。
しかし、いかに今まで投球練習をしたとはいっても、球場での登板は皆無で投げ
させるのはいかに「天才投手」と言えども無謀ではないでしょうか。
今回の登板を画策したチーム首脳やそれを許した栗山監督には疑問を呈するしか
ありません。
一方、今回の登板がメジャー各チームへのサービスでの顔見世登板であったなら、
それ自体がファンに対しては非常に失礼な行為であり、決してファンサービスとは
言えないでしょう。
単なる大谷投手のメジャーへの売り込み作戦と取られても仕方が有りません。
しかし、残念なことに今回の作戦は大谷投手が4回に4失点をして降板という結
果になり、大谷投手の弱点をさらけ出すことになりました。
球場に押し掛けたメジャースカウトや、はるばる札幌まで足を運んだヤンキースの
GMの前でも「球速はあるが球の重さはない」とのイメージの払拭は消すことは
出来なかったなら、マイナスの評価になったのではないでしょうか。
今回の登板結果がどのようになるのかは分かりませんが、まさかの4失点は大谷
本人も納得が出来ないでしょう。
負けず嫌いの彼はきっと心に今日の失敗を刻み込んで、今季の初勝利を目指すで
しょうが、怪我で選手生命を棒に振った選手も多いプロの世界ですから、無理は
せずにマイペースで調整をすることを祈りたいと思います。
結果は3-4と負けましたが、中島選手に代わってショートを守る石井一成選手
は、この日も送りバントにマルチヒットと結果を出しています。
レギュラー獲りに一目散と結果を出しているだけに、来季は熾烈なショート争い
になるでしょうね。
女子には圧倒的に人気のある中島選手ですが、今季ドラ2で経験を積んでいる
石井選手の活躍には、心穏やかではないと思いますよ。
期待通りに順調に育ったなら、来季は一軍定着が見えて来るでしょう。
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