日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ちゃんぽんとうなぎ丼

2013年08月03日 | インポート
朝の8時前から町内会長さんの家に6人の男が集まった。

一週間前に町内会長さんから、町内会の害虫駆除のための家の消毒の手伝いをするように依頼されていた。

全部で32軒ほどの戸数の町内会だが、そのうちの22戸が害虫駆除消毒を希望していた。

雲仙市から消毒用の電動式噴霧機械の貸し出しと消毒薬の無償提供がある。

3人ずつの2班に分かれて、町内会集落の上手からと下手から害虫駆除消毒を開始した。

ヤカンより少し大き目のタンクに消毒薬を入れてから、それを水で15倍程度に薄めて噴霧器をセットする。

その噴霧器のコードを延長コードでつなぎ、消毒をする家庭の電源コンセントに差し込む。

後は噴霧器の噴射口の向きを好みの方向に向けてから、スイッチを入れるだけで消毒薬が噴霧される。

数分間そのままにしておき、向きや場所を替えてそのような事を繰り返す。

最近では住居の内部までの消毒を希望する家はほとんど無く、建物の床下の側方にあけてある通気口からの消毒薬の噴霧だけを希望される家がほとんど。

噴霧薬の残量が少なくなれば、新たに調合して、次々と消毒作業を進めて行く。

私たちの班の分担は10軒だったが、町内会集落の真ん中付近で別の班と出会い、ほとんど同じぐらいの時刻に消毒作業を終了することができた。

午前11時ごろに作業が終わったので、シャワーを浴びてから11時20分頃に町内会の公民館に6人と町内会長の奥様が集合した。

毎年の定番で、町内会の消毒が終わった後には、昼食にちゃんぽんが出ることになっている。

11時半にちゃんぽんの配達があり、ご苦労様会が始まる。

話題が「うなぎの蒲焼」の話になり、誰かが「うなぎ丼」を食べたいと言い出した。

すると、町内会長の奥様が、公民館の炊事場からうなぎ丼を出してこられた。

本日は今年2回目の土用の丑の日だということで、町内会長さんが釣った天然のウナギの蒲焼を用意してくださっていた。

丼の中の白米に、5枚ずつの天然うなぎの蒲焼がのっている、豪華版うな丼だった。

ちゃんぽんをぺろりと平らげて、その後に豪華版うな丼を、とてもとてもおいしくいただかせてもらった。

町内会長さんご夫妻の優しい人柄と心遣いを、とてもありがたく思った。

ちゃんぽんとうなぎ丼をいただいて元気が出たので、午後は2時ごろから、旧諫早湾干拓の田んぼの草払い作業をやった。

前回刈払いしてから時間が経っており、草丈も1mほどに成長していた。

田んぼの土用干しということで田んぼの地面は乾いていた。

汗だくになりながら、夕方6時ごろまで雑草の刈払い作業をしたが、2反(100m×20mの広さ)の田んぼの3分の1ぐらいの面積しか終えることはできなかった。

だけれども、いい汗をかくことができて、ちゃんぽんとうなぎ丼をいただかせてもらった記憶に残るような良い1日だった。



豊田一喜