日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

辞めるの やめるの やーめた

2008年10月18日 | インポート
今朝の毎日新聞の見出しのひとつだが、何のことかすぐに理解できる秀逸な見出しだと思う。

中山前国交相の、最近における一連の行状に関する記事の見出しである事は一目瞭然だ。

自らの不適切発言から国土交通大臣を辞任し、次の衆議院議員選挙には出馬しない事を表明した。

そして自分の後釜に、東国原宮崎県知事を担ぎ出そうとしたがうまくいかず、そのために自民党宮崎県連は、次期衆議院議員選挙の自民党からの立候補者を公募により決める事にした。

その公募の締め切りが過ぎてから、今度はやっぱり自らが次期衆議院議員選挙に出馬すると発表した。

その出馬表明に関しては、古賀誠自民党選対委員長の了解も森喜郎元総理の了承も得ていると本人が語ったと新聞記事には書いてあった。

自民党宮崎県連には迷惑がられてあきれられ、自民党からは次期衆議院議員選挙に対してイメージダウンになると煙たがられて切り捨てられ、その挙句、出馬するのは取りやめると発表した。

まさに、「辞めるの やめるの やーめた」だ。

今は、座禅をするといって姿を消しているそうだ。

旧来からの地元宮崎県内の支持者にとっては、衆議院議員という肩書きの権力の傘下にあるという現状の安心感を手放したくないのだろうという事は理解できるが、ご本人の行状はあまりにも勝手すぎると思う。


せっかく大臣の椅子の順番がめぐってきたのに、自らの失言でその椅子から下ろされ、国会議員という権力も放棄せざるを得ないようになったが、はたして選挙を戦ったとしても衆議院議員という肩書きを維持できたかどうかは微妙な所だろう。

どこかにこもって座禅をしていても生活が出来るような人に、庶民の生活に思いを寄せるような政策を期待することなど元々無理なことだ。

国民的視点からは、辞めてもらって正解だったと思う。

日教組に対する批判が持論で、自らの失言により5日間で大臣を辞任し、「辞めるの やめるの やーめた」の国会議員として、記憶にだけは残るかもしれない。



豊田かずき



公務?

2008年10月13日 | インポート
本日は友人の娘さんの結婚式だった。

媒酌人の挨拶の後は、雲仙市長奥村慎太郎氏の祝辞という式次第だったが、吉田副市長による代読だった。

吉田副市長によれば、奥村市長は公務のために秋田に行っているとの説明だったので、式が終わり帰宅してから、どのような公務で秋田に行っておられるのか雲仙市のホームページで調べてみた。

「市長の動き」というページに、10月11日(土)から10月18日(土)までの一週間分の予定表が出ていた。(10月13日現在)

その中で、
10月12日(日) 
 終日  雲仙市民運動会 愛野運動公園
 午後  韓国求礼郡歓迎レセプション 雲仙ゴルフ場

10月14日(火)
 午後  全国土地改良大会(秋田大会) 秋田県立武道館

となっていた。

10月13日は、奥村雲仙市長の公務としての予定は何も表示してなかった。

きっと、明日(14日)の午後の全国土地改良大会(秋田大会)に出席するために、本日(13日)に長崎を出発されるのだろうと解釈できるが、雲仙市のホームページ上では13日(本日)の奥村市長の公務は予定されていない。


この友人の娘さんの結婚式の招待状は、式の日の2ヶ月ほど前に私の所には届いた。

出席する方向で予定を都合すれば、当日の出発時刻を調整して(公務での行事への参加は翌日なので)、おめでたい席に奥村雲仙市長も出席できただろうにと思ってしまう。

また、14日の午後に秋田県で行われる行事に参加するのであれば、14日の朝8時丁度出発の長崎発名古屋行きで、名古屋に9時20分に到着し、名古屋発9時55分の便に乗り換えれば11時15分には秋田に到着するそうだから、そのような便を使えば当日の出発でも間に合うのではなかろうかと思ってしまう。

前もって分かっている行事への参加であろうから、そのような便を使えば、前日から泊りがけで出かけなくとも行事への出席は可能ではなかろうか。

公務で出かけられているのであれば、宿泊費も公費からの出費となる。

少しだけ工夫すれば、無駄な出費を無くす事が出来るのではないだろうかと思ってしまうのは貧乏人の性だろうか。

新郎、新婦共に雲仙市民であるおめでたい結婚式に、翌日の他県での行事参加のための公務という理由で、代理の人に出席してもらって「公務のために秋田に行っている」という説明を聞いてもしっくりこない。



豊田かずき