報告書案では、勤務医の残業時間は年960時間とし、地域医療を守る医師や
研修医の残業は年間1,860時間を上限としている。(FNN)
月に155時間である。1日8時間として約20日の労働時間だ。
つまり、二人分の労働をしていることになる。新しい医療の知識や病名を調
べるゆとりも無いまま、ロボットのように患者に応対することになる。それ
が地域医療を守ることらしい。
だが、そんな地域に行ったら患者は殺されてしまうと考えて、地域に住む人
は居なくなるだろう。そうすると、益々地域の病院は赤字となり、医師も集
まらず、医師の更なる過重労働が増えることになる。
研修医が仕事に追いまくられて研修できるのだろうか?そんな病院に行った
ら治る病気も治らない。地域には絶対住めない。命が幾つあってもだ。
結論は、赤字になろうがどうなろうが医師を増やして、良い環境で医療技術
を磨ける制度・施設にすることである。地域に行かなければいい医療技術は
習得できないという国にしなければならない。空母や辺野古に散財する税金
があるなら、地域医療に回したらどうだろう。豊かな自然でいい治療ができ
るとなれば、自然と地域に住む人は増えてくるはずだ。