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新幹線のぞみの台車亀裂は、JR西日本会社の亀裂、、、

12月11日博多発のぞみ34号東京行きで、新幹線の台車に亀裂が見つかった問題の社長会見があった。そこで、驚愕すべき事実が明かされた。『乗務員11人全員が異常を認識していた』というものであった。まさに全社員の中に異常な亀裂が入っていたも同然の事実が明かされた。社内の11人や東京の司令員だけに罪を着せるということは通らなくなってしまった。「現場だけでなく、新幹線のシステム全体に問題があった」と言うが、JR西日本全体に問題があるのだと国民は思っているし、事実もそうだろうと思う。事はさほどに重大かつ深刻と言わざるを得ない。識者ならわかるだろうが、乗客を安全に運行する会社として存在してはならない会社ではないだろうか。

尼崎の脱線事故でその時の相談役として君臨していた井出何某は、追悼慰霊式に出席せず、遺族の前にも現れなかったが、無罪が確定した後に新聞で「事故は基本的に運転手が悪い」「事故の遠因に企業風土は絶対になかった」と述べた。こういう人がいたから、107人が死亡、562人が負傷した2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故の反省も活かされず、今回の問題につながったのである。このままではとんでもない事故が起きてもおかしくないだろう。

最悪のシナリオはどうなんだろう。時速300kmの車両が脱線、一部は反対車線、一部は高架下へとなると、1000人の乗客と対抗車両の乗客+α、、、考えを進められなくなる。

社員の心もお客様の心も何一つわかっていなかった井出何某は、なんとも形容しがたいほどの哀れさを感じる。嘗てこのようなリーダーが存在しただろうか。無罪になったのではなく、法の不備で有罪にできなかっただけである。このような人は、あの世まで真実から目を背けたままなのだろうと思われる。そうでないと気がおかしくなってしまうに違いない。
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