大判小判に挟まれた真ん中の葉っぱがユズリハである。
財務省は、国債費が27年度34.2兆円になるとの試算を公表。利払い費が15.3兆円に膨らむというから、もうお手上げ状態だ。今後は利上げ局面に入ることから財政悪化は避けようがない。その上に、防衛予算倍増計画や少子化対策など予算は増えるばかりだ。どんなに優秀な人材を集めていても、財務省の打つ手は空手形だらけだろう。
人が3人も集まれば国の借金の話が出る。国が潰れることはないが、国民の財産がいつの間にか半分にされてしまうだろう。いや、ロシアみたいにどん底に陥って、挙句には兄弟国を攻め込むような国になるだろう。いやいや、その前に隣国にやられてしまう等々である。小泉氏の頃が分水嶺だった気がする。米百票とか辛抱を説いたことでも知られるが、子孫にまで借金漬けにしたくないという熱い思いは伝わった。だが、もうお手上げ。日銀も一緒くたに借金を重ねていてはお天道様も見捨てるだろう。その成れの果てが円安とインバウンドだということだろう。