保津峡の川下りでまたしても事故発生、後部で操っていた船頭が空かじの影響で投げ出されて、船は岩場に激突した事故である。要するにちょっとしたミスで事故が起こる川下りだったのだ。一度乗ったことがあるが、その時は水不足か何かでのんびりした川下りだった記憶がある。
知床観光船の事故を教訓とすべき国土交通省は何をしていたんだろう。乗客25人は無事で船頭4人のうち二人死亡。産経新聞によると、この川下りで過去に多くの事故が発生している。
H27 船長が川に転落死亡
H18 運行中の船に落石があり、乗客3人が重軽傷
H13 岩に衝突5人が川に投げ出された
H10 岩に乗り上げて浸水
年間20~25万人が乗船するという。大人一人4500円だから年間10億円前後の売上である。それだけの大規模なレジャーにしては事故が多過ぎる。冬山登山並みの冒険である。ホームページは今もそのまま見れる状態で、「
保津川下りは、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約 16 ㎞の渓流を約 2 時間で下るスリル満点の舟下りです。 熟練した船頭が棹、舵、櫂で操り、岩の間をすり抜けてゆきます」と観光協会がスリル満点というほど危険な舟遊びなのである。事故を起こす団体はいつものことだが、川下りの会社も国土交通省も観光協会も鈍感力が半端ではない。
」