心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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みぞれ雪でした

2016年12月09日 | 母のこと
今朝は母の診察日。久しぶりに朝早くお迎えに。
でもずっと道路が乾燥していたのに、今朝は雪。しかも水分多めのみぞれ雪。体に降るとすぐに溶けて水滴になってしまうし、重いし。そんな雪がみぞれ雪。
久しぶりに降ったせいか道路は混んでいて、狭い道路から広い道路に出て行くのにいつもの何倍もの時間がかかってしまいました。皆さん慎重な運転をしています。わたしもそうです。こういう雪が危ないですよ。水気を含んでいるので滑りやすいのです。

母を迎えに行ったら、まだ食事中でした。
支度を調え出ていくまでに30分はかかりましたが、急かせてもだめなので、母のペースでお願いしました。
昨日の夕方、母の髪をホットカーラーで巻いてあげましたが、なかなかいい具合に出来上がっていました。母にとって病院に行くということは着る物と髪型が一番気になる部分。
わたしが巻いてあげなくても自分でやるから、と言ってましたが、やはり自分でやるよりはやってもらったほうがいいでしょう?
そんなわけでご近所さんが遊びに来ておしゃべりに夢中になっているところにちょいとお邪魔し、母の髪をいじりました。母もやっぱりわたしに巻いてもらったほうが嬉しいみたいでした。

今日は整形外科。
案外早く呼ばれました。先生は優しい物腰の先生で、色々と聞いてくれました。膝を見て注射をしましょう、って。
膝の注射は痛いらしく、母の顔がしかめっ面になっているのをそっと見ていました。

骨粗鬆症の薬を変えることにしましたので、一か月様子を見ることに。後の薬はいつも通りに三か月分です。また来月上旬に診察です。薬の効果を見るらしい。
母の薬はすごく多くて、ぜんそく用とリュウマチ用を併せると朝が一番多いのです。わたしもときどき薬を分けるのを手伝いますが、母は2週間分の朝晩を小さい透明のプチ袋に分けていれています。はさみを使うのが大変なので、わたしが出来るときは全部最初に切っておきます。最近はその薬をパッケージから取り出すことも難しくなってきたようです。出来ないときは爪楊枝を使ったりしてなんとか取り出して飲んでいるようです。
母は出来ないことがあると、なんとかして自分の力でやってみようとします。工夫の職人! と言いたくなるときが沢山あります。

病院から車に乗り込むとき、いつもよりスムーズだったらしく先生の注射が効いたかな、と話していました。即効性があるのかしらね・・・
いくらかでも辛さが取れたらいいなと思います。

手もだめ、足もだめ。どんな動作にも痛みが伴うとなれば、座ったり横になったりということが一番になってしまいます。でもそういう姿勢ばかりとっていると次の動作、立ち上がったりすることがとても困難になってしまいます。だから最初の痛みをこらえて少しでも動かなくては・・・ と思っているようです。わたしが帰るというと必ず玄関まで送ってこようとします。
「いいよ、いいよ。無理しなくても」というと
「いや、動かないと。見送るのも運動になるから」と答えます。
嬉しいけど、わたしが帰った後、玄関から居間まで戻る途中、痛みが強くならないかしらと思ってしまいます。

これから薬をもらって母のところへ行ってきます。
今月はまだもう一回別の病院の診察が残っています。検査もいくつかあるようです。
今日のように早く終わるといいのですが、だんだん病院に長居するのも母にとっては辛くなるようです。

あっ、今日ちょっといいことが。
診察室の前で待っているとき、隣に座っていた女性がわたしに
「娘さんですか?」と尋ねてきました。そうだと答えると、「お母さん、若い頃べっぴんさんだったでしょ?」と言いました。
母は自分に言われないと最近耳が遠くなっているので、別のことだと思って「目が悪くなってね」なんてトンチンカンなことをわたしに話していました。すぐにわたしが説明しようと思っていたら、その方が呼ばれました。

後で母に「べっぴんさん」だと言われたことを教えてあげようっと。
きっと照れるだろうね。