心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

雪の降る朝に

2016年12月16日 | 朝のことば&つぶやき
とうとう雪が。
今年は雪があまり降らないのか? なんてのほほんとしていたが、やっぱり季節は忘れていなかった。

※※※

手をふりほどくほどのものもなく
ただ隣にいて
手をつなぐこともなく
ただ前を向いて
それだけで過ごしてきた

それだけで

ある日 ふと歩くのを止め
しばらくそこに踏みとどまる

遙か向こうに背中が見える

まっすぐ前に歩くその背中が

わたしはといえば
くるりと後ろを向き
点々と雪の上についた足跡に
次々と降り積もっていく
雪の重さを感じていた

これが今のわたしなのだと

※※※

ひとしきり声を出したあとで
口を結ぶ
あとはあなたの番よ、と
わたしが語ったから
わたしの今までを語ったから
今度はあなたが教える番よ、と

でも語れないこともあるのよ
いくらあなたでも

少し躊躇していると
諦めたかのように
またとめどなく語る
あぁ、語るのが好きな相手で良かった

そう
わたしは聞き役が似合ってるの

※※※

アクリル画の切り取り。

※※※

小さなおしゃべりさん

2016年12月15日 | ほんのすこし
わたしは子供が苦手、だと思ってきました。
どう接したらいいのか分からないというのが本音だったのです。それが結婚し子供ができ、いつのまにか子供と接する機会が増えるたびに自分の中で自分のことを「子供が苦手」だと決めつけている気がしてきました。ある部分ではやっぱり苦手かもしれないと思うのですが、全部が全部苦手なのではないと思えるようになっていたのです。

その顕著なものが母とよく行っていた温泉でした。
今は母は自宅のお風呂に入るようになっていますが、以前は母と一緒に温泉に通っていたのです。そのときにいつも会う方がいて、お孫さんを連れてくる方でした。生まれて三ヶ月頃から連れてきているのでその孫さんも常連です♪
その子が少し大きくなり四歳頃からわたしと温泉で遊ぶようになりました。ごく自然に、です。小学生になるまで温泉に行く楽しみが増えました。小学生になると家のお風呂に入ることが多くなり、会える機会もほとんど無くなりました。そしてその子の下にまた女の子が生まれ、、、
そのおばあちゃん、上に二人男の子もいるので、総勢四人も孫育てをしてきたのです。
最初、その方の子供なんだろうなと思って見ていました。とっても若い感じだったので、孫だと聞いたときにはびっくり仰天でした。明るく元気な方で会うといつもパワーをいただく感じでした。
その一番下の女の子も今は四歳。
二年ぐらい前からおばあちゃんは働きに出ていて、一番下の子を見てくれるのはおじいちゃんだそうです。だからおじいちゃんが猫っかわいがりしているのよ、と目を細めて話していました。働き始めてから温泉で会うことは滅多になく、どうしているかなぁ、とか下の子は大きくなっただろうなあ、とか思っていました。

それが昨日、ひとりで温泉に行ったとき、偶然やってきました。あの一番下の子と一緒です。
わたしはゆっくり汗を流したかったので、サウナの後で湯殿の脇に座っていました。そのYちゃんが知り合いの方と話しているのを見て、わたしも仲間に入れてもらいました。
その後、わたしが体を洗っていると、Yちゃんがわざわざわたしの席にやってきてしばらく話をするのです。ずっと話していました。色々なことを。
例えばこんなこと。
温泉の中からちょっとした庭に出ることが出来ます。ベンチがあります。そこにYちゃんのおばあちゃんが行きました。寒いのになあって思って見ていると、Yちゃんが
「あそこにね、カエルがいたんだよ」と話すので「そう。おばさんも見たよ。それがねとっても大きくて怖かったのよ」と言うと、そこからカエルの話が続きます。Yちゃんは青蛙だったら触るし、誰それちゃんはカエルを持ってぶんぶん振り回したりするよ、と教えてくれます。びっくりしながらも面白い話にわたしもつい引き込まれカエル話は続きます。

わたしもお姉ちゃんのこととか知りたかったのであれこれ質問しましたが、自分の姉弟のことを聞かれたり、昔のことを教えてもらったのが楽しかったのか、ずっと立ちっぱなし。ときどきシャワーでお湯をかけてあげるのですが、ニコニコと話しています。
おばあちゃんが「そろそろお湯に入るよ」と声をかけたので、Yちゃんは話すのを諦めました(笑)。

お湯から上がってちょうどわたしがサウナに入ろうと立ち上がるとわたしの手を握ってそのまま一緒に戸口まで行きます。小さな手のぬくもりになんだか久しぶりの温かさを感じました。
またね、ちょっとさよならしがたい気分でしたけど、また会えるでしょう。

サウナに入ったら知り合いが
「あの子と何かなの?」と聞かれ
「ん? 何?」と。
「いや、ずいぶんずっと仲良く話していたから」
「いやあ、今日初めていっぱい話したのよ」
と答えると
「そうなんだ。やっぱり子供って分かるのね。子供は正直だから」
とその方が言いました。

たぶん、わたしに話しやすかったのはYちゃんの話を聞きたい! という態度が見えたからじゃないかな。
母もYちゃんのことをきにいっていたなあとふと思い出しました。Yちゃんが来るとずっと優しく見ていた母のこと、思い出しました。小さい子がいるっていいねぇ、そんなことを言っていました。
きっと体がもっと良かったら、温泉にも行けたのに。Yちゃんにも会えたのに。
もう連れていけないのかなぁ。

母がよく言いました。
大人はよくあまり可愛すぎて「おばさん、○○ちゃんを連れて帰ろうかな」とか言うけど、あれは止めたほうがいいよ。子供に嫌われるだけだから。
確かに、いたずらに恐怖心を与えるだけですよね。
大人だって自分の話をよく聞いてほしいって思いますから、まして幼い子供だったら、大人が話すよりも自分の話を聞いてくれる人の方がいいだろうし。

久しぶりの小さなおしゃべりを楽しんだ温泉でした♪


眠くて

2016年12月14日 | ほんのすこし
す・す・すみません。
さっきから何度も入力しているのですが、眠くてなんだか間違えてばかり。
こんなにひどいのは初めてです。
明日、ちゃんとコメントします。

変だ。どうしてだろう。
まさか昨晩飲んだ薬がまだ効いてる?

赤大根食べています

2016年12月14日 | ほんのすこし
今年ほどこの赤大根を食べた年はなかったと思います。
旬菜館で見つけて一体どんな感じだろうと手に取ったときから、わたしと赤大根の蜜月は続いております。
どこが気に入ったかと言いますと、生野菜を採りたいわたしにとって秋は大根が値段も安く量もとれるので、必須科目もとい必須野菜なのです。その大根、生野菜としてサラダに入れるためにはいつも千切りで使っています。ある程度の量を切るのですが、一回で食べきれず残りを冷蔵庫に入れておきます。なんだか写真の撮り方が下手で美味しそうに見えませんね。ちょっと毒々しい赤大根になっています。表面はごつごつと穴だらけでも中は大丈夫、美味しいんですよ。
普通の大根は最初のときはシャキシャキ感もあっていいのですが、残った分を食べると水切りしていてもげんなりしてしまいます。
この赤大根は違いました。シャキシャキ感が長持ちするのです。



しかもこの切り口。白に赤が混じっているから見た目も綺麗に見えます。
これに水菜やキクイモやらラディッシュ、キュウリなどを入れて、生ハムを乗せます。ドレッシングは必要なし。生ハムの塩辛さで十分です。



基本は赤大根、それに手元にある野菜を混ぜる。やまやに行くと生ハム数種類どれか3パックで1000円とか990円とかセールをしていますので、それを利用しているこの頃です。

赤ネギといい、赤大根といい、今年は赤のつく野菜と巡り会いましたね。
赤がわたしの今年のラッキーカラーだったのかしらと、ちょっと思ってしまったのでした♪

真夜中のヘッドフォン

2016年12月13日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

そっと手をかざしてみる
何年も使い古した裸電球が入った照明スタンドにすかしてみる
肌を通る血の筋が薄くあるいは盛り上がり
これが生きているってことかと
もう片方の手で甲をやわくなでた

照明は眩しさというよりは鈍い光を放ち
わたしの中にじんわりと沁みていくようで
モノクロの世界が似合うなとつぶやいた

真夜中
耳を覆うヘッドフォンからは
真新しい歌が流れ
わたしの細胞になだれこむ

今日のわたしを溶け出して
明日のわたしが生まれるように
明日は新しいわたしが目覚めますようにと

※※※

行き着く先は誰も知らない
どこに向かうのかは誰も知らない
自分のことさえままならぬのに
ましてやわたしのことなど
誰も気にとめることもないのだと
それが当たり前なのだと
思っているほうが楽だよ、と
言いきかせてみる

ちょっと がっかり?
ううん
それでいい

思うことは自由だ
誰も心の中までは邪魔できないだろ?

※※※

アクリル画。小さいサイズ。揺れる波・・・

※※※

欲しかったカレンダー

2016年12月13日 | ほんのすこし
今年の二月に上京した際、見つけた水彩絵の具の画家、永山裕子さんの画集。

「早速開いてみる」 の記事で紹介していますが。

この画集を開いたときの衝撃はなんともいえません。もう胸がどきどきして、こんな風に水彩絵の具で描けるんだ・・・ という驚きでいっぱいでした。
そして後でネットで調べてみたときにこの方のカレンダーが発売されていたということを知り、アクセスしてみたのですが、すでに完売。それはそうですよね。知ったのは2月ですから。

来年のことを考えていたら、ふとあの方のカレンダー今年も発売されているのかしらと思いだし。
サイトにアクセスしてみました。
amazonで購入できるようでしたので、開いてみましたら、まだ大丈夫でした! 早速注文を。
amazon早いですね。
注文してからそんなに経たないうちに到着。
まさか昨日届くとは思ってもいませんでしたので、宅配便からの不在メールが届いたときに「あれ? 一体どこから何が届いたのかな」なんて思ってしまって。自分で注文していてこれだからもぉ。
すぐに電話で連絡すると、ちょうど再度外出するときにやってきてくれました。

そのまま車に入れたまま外出。ほんとは中身をすぐにでも見たかったのですが、お楽しみは後でということで。
夜におもむろに開いてみましたよ。
二ヶ月分ごとに一枚の絵になっていて、絵の厚さがとても厚くて。これってカレンダーとして使い終わってもそのまま額に入れて飾っておけるようになっているんだ!ってわかりました。上質な紙に印刷されています。まるで直に絵の具で描いてくれたような感覚になります。

一枚ごとに写して紹介したかったのですが、こういうことって著作権とかに触れるのかな・・・
すごくステキな絵ばかりです。
これは早めの自分へのクリスマスプレゼントになりました♪

永山裕子  水彩画はこちら
花も素敵ですが、人物や風景もいいです・・・
ずっと見ていたい・・・

こぼれる

2016年12月13日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

こぼれたものが なんだったのかなんて
わたしは知らない

溢れるものがあればこそ
こぼれるものもあるに違いない
ヘッドフォンからこぼれた音のかすかなさざ波が
部屋の隅から広がっていく

わたしの中のこぼれた思いが
切れ切れの思い出をつなぎ合わせ
ふと振り返ったときに
何かの形になっていたとしても
こぼれたときには
何も気づいていなかったのだと

時間の流れが
接着剤となって つなぎあわせて
今のわたしに見せてくれる
あのときのわたしという姿を
不完全なわたしというものを

※※※

真夜中に昔の歌を聴く
柳ジョージ・・・
ブルージーな音の狭間にいるのは
若いくせにもっと大人びていたいという
背伸びしたわたしだったのかもしれない

※※※

アクリル画。
小さなサイズ。

※※※

自分の過去記事にリンク。「どこだって同じ
今日はそんな気分。

※※※

CDレンタル

2016年12月12日 | ほんのすこし
いつもはDVDレンタル派のわたしですが、ちょっと前から気になっていたCDを探してきました。
『恋』星野源。
今回のドラマでわたしの中ではこのたび注目。星野源さんは、前から気になってはいたのですが、今回特に。

『ハッピーエンド』back number


『STANDARD & BALLAD BEST』大橋トリオ
この三枚。

ただいまパソコンに取り込み中。
どれもいい感じです。
今回はジャズじゃないんですよ。たまにいいなあ、こういう感じも。ポップな雰囲気が部屋中に漂っておりまするぅ♪

ポップといえば。
こんな感じも良くないかな。



使用済みのジャム瓶。洗って取っておいたのだけど。
アクセサリーを入れてみました。一つはカーディガン止めと猫のブローチが入っています。もう一つには夏用の空色ネックレス。
どれもほとんど使わず、大きなガラス灰皿(灰皿として使ったことはないけど)にポンと入れておいたのですが、こんな風に空き瓶に入れてみるのも楽しいかなと思って。

『恋』の4曲目。「雨音」この曲好きだな。
う~ん、源さん(って書くとなんか寅さんっぽくなるなあ・・・)す・て・き。
なんか久々に歌を聴いて胸がキュンとしちゃってます。

あ、なんか今ユーチューブで大橋トリオの「CherryPie」聞いているんだけど、これすごくいいわぁ。
でもレンタルしてきたCDには入っていない!
失敗したなあ。もう一回この曲が入っているのを探してこようかなあ。
それにしても・・・大橋トリオって トリオじゃないんだね。この人の声、すご~く好き♪
好きな声とか歌に出会うって、その日がなんだか特別に思えてくるから不思議だなあ。

これから懐かしい友人宅へ。まるで織り姫と彦星みたいに一年に一度顔を拝見。いつもありがたい提案をしてくれる友人。
電話で一体どっちが織り姫? ということになってどっちも「わたしが織り姫だよね」って言ったりして(笑)。まだまだ乙女なわたしたち♪



集めていたのに・・・

2016年12月12日 | ほんのすこし
片付けている中で、ワインの木箱が出てきました。
数年前に空っぽになった木箱です。



こういう木箱って捨てるのがもったいない気がします。あのときもしかしたらこの木箱が欲しくてワインを買ったのかもしれません(笑)。中身のワインはもちろん美味しかったですし、友人に何本かお裾分けもしましたが、美味しいって言ってくれたことを思い出しました。でももうどんな味だったのかすっかり忘れました。残ったのがこの木箱です。

本当はインテリアとして活用しようとも思ったのでしたが、いつのまにかこんな風に表舞台に出ることもなくただの物入れになっていました。



この中に何を入れていたんだっけ?
そんな気分で箱の中身を点検。

なんと期限切れの風邪薬とか咳止めシロップも入っていました。早速処分。一体何しているんだか・・・
さらにその中に入っていたのは、数本の香水やオーデコロンでした。



そうでした。
数年前はこんな風に集めていたのでした。
以前は香水をつけることもあったのです。だから色々と集めていたのです。中には未使用のものもありました。
長年ひとつのものを愛用している方もいるでしょう。わたしは今はもうほとんどつけることがありません。特に2年前からの肌のトラブルが起きてから香水を使ったらますますだめになるんじゃないかなと思って、手にすることは無くなっていました。アロマは別です。
この香水たち、どうしましょ。
いったん出したものの、処分するにしても中身を出すとこの冬場では部屋にたくさんの匂いがごちゃ混ぜになって気持ち悪くなるだろうなと思い。結局また木箱に戻してしまいました。
処分するなら来年。
なんか・・・ 片付けているのか、埃を取っているのか、ちっとも先に進まない片付けでした。

あっ、木箱の上にあるのは前にはまっていたクラフトテープのかご。猫ちゃんが気に入って処分せずに雑貨を入れています♪

赤ネギときりたんぽと

2016年12月11日 | ほんのすこし
赤ネギのスープを作ってみたら、すごく美味しかったので、昨日はハタハタを煮付けるときにも入れて煮ました。
母がとても美味しいと言ってくれましたので、調子に乗って(笑)。
今日は赤ネギとベーコンと椎茸でグラタンにしてみました。母にはお魚の形のグラタン皿に入れてオーブントースターで焼きましたよ。この大きさが母にはちょうど良かったのです。






わたしの分は持って帰って、母とは違った使い方をしました。

冷凍に入っていたきりたんぽを解凍し、小さく切りそれをバターで焼きました。




グラタン皿に焼いたきりたんぽを敷き、ちょうど二本分が収まりました。その上にグラタンの具を乗せ、




チーズを乗せ、パセリを散らし。



ちょうどいい感じに焼き上がりました。

今日はご飯代わりにこれで十分でした。だってきりたんぽが二本ですよ。
ふだんきりたんぽ鍋だって一本か一本半なんですから。
でもぺろりと食べてしまったのでした。たんぽと赤ネギ、とっても相性が良くて美味しかったです♪

美味しいものを食べると元気になりますね。