合気道 真風会のブログ

2006年2月2日 肩取り一教(入身)(転換)

合気道は警察の逮捕術や、自衛隊の徒手格闘術、また世界各国の軍隊の格闘術などにも取り入れられています。

知人から聞いた話ですが、どこの国の軍隊の話だったかは、忘れましたが、「実践に一番使える技は”一教”だ。」と言っていたそうです。

シンプルな技なので、とっさの時には、一番使いやすいのでしょう。

 

苅田道場は4級から”肩取り一教”を教えています。

”肩取り一教”について説明いたします。

 

(入身)

1.相手が肩を取りに来るのを、軽く払い落とし、その手を捕らえる。その瞬間大きく後方に下がりながら相手の腕を伸ばし崩す。

2.捕らえた相手の手を、入身しながら(前にでながら)、相手側の方向に大きく振上げて返し、もう一つの手で、同時に相手の肘を返し、相手を裏返す。

3.さらに前進し、相手をうつ伏せにし、手と肘を押さえて制す。

 

(転換)

1.は入身と同じ

2.相手の捕らえた手を上に上げ、相手の側面に転換(後ろ周り)で回り込み同じ向きに立つ。

3.後ろに大きく足を引き、相手の腕を後下方向へ導き、崩す。

4.相手をうつ伏せにし、手と肘を押さえて制す。

 

合気道の技、全てに共通しているのですが、力ずくではなく、フワッとした感じで技を掛ける(力対力の衝突をしない・無理やり技を掛けるのではなく、相手の心を導いて、相手が行きたい方向へ導く。)、押さえる時も力ではなく、統一体をつくり、氣で押さえるといった感じです。

 

他には、これも全てに共通していますが、目線(目付け)は相手の手ではなく、顔を中心に全体を見る、(手だけにとらわれては反応が遅れます。特に短刀取り等の対武器術の場合は手元を見てはいけません。)といった所でしょうか。

 

今日の稽古は、4級中心でしたので、以上のことを重点に練習しました。

これから先に進む為の、大切なポイントが沢山含まれています。

 

特に、統一体で動く事(臍下丹田に心を静める。)、無駄な力を抜く事、相手の手元を見ない事は大切です。

 

しっかりと稽古しましょう!

 

(*注意・2006年7月1日に、この当時の「合気道 苅田道場」を離れ、”合気道真風会”として再スタートをしました。)

 

【ホームページ】

「合気道 真風会 オフィシャルサイト」


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