2006年2月16日(木)、統一体昇級審査会が行われました。
苅田道場においては、昨年末に行われた、合気道昇級審査会に引き続き、初の統一体昇級審査会となりました。
今回は、統一体の初級技を中心に特別指導も行われ、皆一段と勉強になった事と思います。
心身統一合氣道会の宗主、藤平光一先生は著書「氣の確立」において、”合気道開祖、植芝盛平翁先生は「リラックスする」のが正しいということを実践している人だった。”と述べられております。
合気道では、力を入れるよりも、力を抜いてリラックスをした方が強いのです。
また、”中村天風先生の教えの基本は「心が体を動かす」という一点にのみある。逆に言うと、そこに氣づけば十分なのだ。”と述べられており、また”ただし、これは言葉から受けるイメージほどに簡単なことではない。実践すればするほど、深い意味が込められていることがわかってくる。”とも述べられています。
藤平光一先生が創設された”心身統一の四大原則”というのがあります。
一、臍下の一点に心をしずめ統一する
二、全身の力を完全に抜く
三、身体の総ての部分の重みをその最下部におく
四、気を出す
これらを同時にやれというのではなく、どれか一つができてれば全てができているという事を述べられておられます。
四大原則通りに統一体をつくり、氣のテストをしてみると、その違いが明らかにわかります。
心と身体は密接に関係しています。
身体だけを鍛えるのではなく、心の使い方を身につけてこそ、本当の合気道になっていくのだと思います。
(*注意・2006年7月1日に、この当時の「合気道 苅田道場」を離れ、”合気道真風会”として再スタートをしました。)