古い自転車のレストアをするようになってから、必然的にスチールフレームに興味を持つようになりました。中でもレイノルズ531というチューブで作られたフレームが特別で、国産の車体でもフルオーダーや、例えば80年代マスプロ車の中でもとりわけハイエンドのオーダー仕様でのみチョイス可能だったりして、羨望の存在。今(現代で)みるとそんなに遠いモノでは無く、例えばオーダーしようと思うと在庫を持っているビルダーさんが居たり、最近は復刻版という形での入手も出来るみたい。もちろん、海外では至って普通に使われていたチューブですので「国産フレーム」に拘らなければ良い状態の車体も入手出来そう。お値段にしても、今のロードバイク事情からすれば「抜けた」存在って訳でも無いのかもしれません。
高価な車体ではありませんが、手元に有る現代ロードはレイノルズ631のチューブ。銘管と呼ばれた531への憧れが強く、普通に考えれば技術の進んだ現代レイノルズチューブの方が薄く強く優れているに決まっている。とも思っているのですが…。
Reynolds 531 Competition♪
`s(・'・;) エートォ...
レイノルズ531と言っても、それは材質の名前であって、チューブの種類としては沢山あります。そこで、Reynolds 531 Competitionについて少しだけ調べてみたのが、以下の図。
上段の図がパイプ厚、下段の図が重量と設計。上段のSuper Touristと下段のSPECIAL TOURISTはたぶん同じかなぁと推測。寄せ集めの情報なので時代が違うのかもしれない。ざっとなので詳細を探せませんでしたが、PROFESSIONALなんかは薄いところで0.4mmとかって極薄のチューブみたい。※SL SpeedStreamの方は記述の中に'Round-oval-Round' 'aero-dynamic'とあったので、楕円形状のチューブでしょうか。他にもATB用があったり、各チューブ毎に別の設定があったりと、なかなかに幅広くて分かりずらい。
※CWSのベロクラフトではΦ28.6mm(Down/Seat)で1.0-0.7mm/0.9-0.6-0.9mm/0.8-0.5-0.8mm、Φ25.4mm(Top)で0.9-0.6-0.9mm/0.8-0.5-0.8mmの販売があるので、復刻版?の現行531はフルセットでは無く前3角分で、シートステイ&チェーンステーは別のチューブを使うって流れかもしれません。
とりあえず乗ってみたいなぁ。631と531の違い、はたまた、クロモリとの違いは分かるのでしょうか?
そもそも材質の違いよりもサイズやジオメトリーの違いによる乗り味の違いが大きそうで、私では分からない可能性の方が高いか…( ̄◇ ̄)
一概にクロモリと言っても、チューブの種類や厚み、フレームの作りによって随分違うと思いますから、本当にスチールは面白いですね^^
お乗りになられている531の詳細は分かりませんが、乗り味が良いと感じられるのであればきっと合ったフレームなんでしょうね。
私の場合、憧れ値が高いのでプラスアルファが大きいです(笑)
またお越しください、コメントありがとうございました。
古い車体なので、ヘタる前の状態の性能はわかりませんが、乗ってる自分もヘタたっているので、丁度良いのかもしれません(笑)
仰るとおり、フォークだけ531に…ってパターンは多かったみたいですね。普通に考えれば、今あるレイノルズ社のチューブの方が全ての面において優れている。そう思いますが…
乗り味、破断検査におけるズバ抜けた耐久性等々色んな伝説があって、現代っ子が知ろうにも中々に難しいものがあります。今はもう判らない、手に入らないからこそ憧れるのでしょうね(笑)
このセットはフォークも531(コラム刻印から)で間違い無いと思いますが、乗り味は、思っていたよりも「強く」「コシがある」印象です。そこに憧れ値が加わって更に良いみたいな(笑)
コメント、ありがとうございました。