BSC/イングリッシュ、ITA/イタリアン、Fr/フレンチ、JIS/日本…。
自転車整備で直面する様々な規格。個人的に良く分かってない事の一つにこういった規格の部分が有って、他ではタイヤの規格もよく解らなかったりしますが、今回はヘッドパーツ。
気になったのは直近で組んだ90年に入ってからの比較的新しい舶来製(オランダ)フレーム。届いてすぐビルダーさんの所でリアエンド幅を修正(128mm→126mm&全体の芯チェック)したので、ついでに適合するヘッドパーツを入れてもらいました。国産じゃないって事でハナからBSC/ITAと決めつけていましたが、帰宅後にクラウンレース内径を測ってみると27.0mm(JIS)。あれ?っと思いビルダーさんに電話で確認すると、ヘッドはJISだったとのこと。
プラスチック製の棒をキッチリ30.0mm(JIS)と30.2mm(ITA/BSC)に作って、ヘッドチューブに通してみました。パッと見くらいじゃ同じに見えますが、ノギスで何度も測りながら正確に作ってます。
30.2mmのプラ棒。
30.0mmのプラ棒。
ナルホド…。30.2mmのプラ棒が結構しなるのに対し、30.0mmのプラ棒はビシっと嵌ります。たかが0.2mm、されど0.2mm、通してみると結構違うモンです。
ちなみにBBはBSC=JISでした。
フレンチ規格、厄介イメージですが、間違いない分、そういう意味では確かに分かり易いですよね。
ウチのはベローチェクラスで良いからエルゴパワーを使ってみたいって欲望があって、しばらく悩みそうです(笑)
規格のパーツが見つからないかもしれないという心配はありますが、こんなはずじゃなかった、ということが無い分、恵まれているのかもしれません。