ヒゲGの田舎暮らし日記「自遊空間」

第2の新世界に飛び出したオヤジがくりひろげる苦悩と笑い、喜び、ボヤキをお届けします。(編集長のひとりごとver.2)

幻の中華そば「加藤屋にぼ次朗」・豚骨にぼ次朗

2012-03-27 14:44:59 | ラーメン滋賀
<アナザーブログから転載 2012.01.13>

以前から気になっていた幻の中華そば 「加藤にぼ二朗」に寄ってきた。
鶏ガラスープに煮干しでとった和風出汁をブレンドしたラーメンで、煮干しから「にぼ二朗」と呼ばれる。
千本丸太町の「しゃかりき」さんも煮干し出汁を押し出したラーメンであったが、ちょっと煮干しの味がきつかった。ではここはどんな味なのだろうか?

いきつけの「風火㊥(なかまる)」も一度この店とコラボしたことがある。
同じ滋賀垃麺維新会というオリジナルラーメンの味を探求するグループに属する。

鶏ガラスープに煮干し出汁をブレンドしたものが「にぼ系」、これに豚骨スープを加えたものが「豚骨にぼ系」、
鰹出汁でブレンドすると「鰹系」、さらに油そばは「森系」となる。
にぼ二朗とはにぼ系で麺200g。100gから300gまで同じ値段というのもこの店の特徴。がっつり食べたい人は麺300gのにぼ三朗を注文すればよい。

南草津にある店に開店直後の6時過ぎに入ると、15席あるカウンターが次々と埋まった。
入り口付近にある券売機で食券を購入すると、スタッフが順番に座らせる。立命館の学生と思われる若者が多い。私は風火㊥さんとの違いはどうだろうかと、「豚骨にぼ二朗」(780円)とチャーシュー増し(170円)計950円を頼んだ。観ていると、チャーシューは炙りでなく、塵取りのようなこてに乗せて麺をゆがく寸胴の上部において温めている。なんせ、麺300gまでは同額だから、がっつり食べたい学生さんには大人気のようだ。ボリュームある太麺をどっさり入れて、湯掻いていく。さらにはトッピング時に野菜、味噌、にんにくなど増量を順番にきいていくから、慣れた学生客は「野菜増し増し、にんにく普通」などと答える。

普通でと答えた私に出てきたのがこれ。

煮干し出汁が効いてるとはいえ、麺や「風火㊥」店との共通点や相違点が見受けられる。
●トッピングがキャベツともやし
●太麺は風火㊥と同じくらい。これのみ。風火㊥では豚骨ベースなので細麺、中太ちぢれ麺が選べる。
●豚骨スープは下の方に沈んでいるので、かきまでると濃厚なスープとなる。口に残る食感も似ている。
違いはチャーシューの炙り方。
●ここでは蒸気熱で温めたチャーシューと細切れにトッピングされたチャーシュー。たぶん細切れのチャーシューがここでは普通のように思えるのだが…
隣のにぼ二朗をみても野菜のトッピングが山盛りでチャーシューが見えなかった。
●油そばは風火㊥店でも出している。
やはり、豚骨だけで勝負をするのか鶏ガラ+煮干し+豚骨で勝負するのかの違いはある。
しかし、煮干し出汁が抜ければよく似た味にはなる。これは、滋賀垃麺維新会の中で良いところはどんどん進取するということがうかがえる。

「しゃかりき」さんよりは煮干しの味がきつくなくて和風出汁の味が美味しいとは思ったが、次は違う味を試してみて評価をしたい店だった。今度はにぼ二朗か鰹系か?

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