まずは今週の戦果を見ていただきたい。
マコガレイ 44cmと45cm ↓↓
3月11日~12日の天気予報では、能登地方は穏やかな快晴、昼間の最高気温18℃。
4月下旬の気候になるらしい。
この予報では今週も出撃せねばなるまい。
しかし先週の戦果がさっぱりダメだったので、リベンジのつもりで無理して出撃しても
返り討ちに遭って、連敗してしまうかもしれない。
さらに花粉の飛散は相当酷いようで、年々ひどく感じる私の症状について、
何かしらの対策を打ってゆかねば、きっと身も心も辛いことになってしまう。
どうする? かなり迷いましたが、とりあえず鼻炎とアレルギー薬剤を買い込んで、
10日金曜日の仕事を終えてから、深谷の自宅を出発しました。
が、運転しながら何処へ出撃すべきか思案しておりました。
なかなか出撃先が決まりません。先週の完敗がかなり響いています。
とりあえずの出撃先はやはり先週の、水ダコがあがった西海漁港の大堤防でしょう。
しかし、今年は全国的にカレイは不調で、何処からも良い情報が入ってきません。
例年ならば、産卵を終えて越冬していたマコガレイが体力回復のために
活発に捕食する時期であるし、またマコガレイに代わって少し産卵時期が遅い
マガレイが乗っ込んで接岸してくるはずなのに、どうしたわけか今年は全くダメです。
先週の完敗がそれを物語っています。
この一週間で状態が劇的に良化してくれればよいのですが。
[ 11日の返り討ち編 ]
西海漁港に11日AM3:30到着。
暗いうちに重たい荷物を担いで、駐車場から離れて堤防を歩きました。
最低気温は7℃らしいですが、やはり海の上では寒いです。
過去からの経験では、堤防の先端よりも少し手前のほうがよく釣れるようで、
今週は先週よりもさらに手前で陣地を確保しました。
放射冷却で寒いし、いきなり花粉で洗礼されるし、釣りを始める前からくしゃみ連発、
鼻水ズルズル、涙目でショボショボ。集中力が出せません。
今週はアオイソメ5,000円と紅イソメ2,500円用意してきたので、
まずは紅イソメをたっぷり房掛けにして放り込みました。
AM6:00 スタート。
しかし朝マズメのチャンスは空振り。フグさえもおらず、
仕掛けを回収すると、エサもそのまま戻ってきました。
私の他に2名の釣り師がカレイを狙って竿を出してますが、誰も釣れてません。
本命のカレイどころかエサ取りのフグさえも居ません。
AM11:00 とうとう耐えきれなくなって撤収して、場所替えです。
車を横付けできる新波止で第二ラウンドスタート。
ここで3時間粘りましたが、やはり魚類の反応はありませんでした。
エサ取りのフグさえも居ません。
うーん、どうしようか?
ダメ元で新波止の先端から外へ向けて投げ込んでみました。
やはりダメでした。
PM16:00 撤収。
花粉が酷くて、せっかくの穏やかな天気が台無しです。
とりあえずは、いちど片付けて、秘密のアジトで体を養生することに。
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[ 12日の劇的逆転編 ]
秘密のアジトで5時間ぐらい眠ったでしょうか。
車中泊と違って、ベッドの布団で眠ると疲れの取れ方が違います。
花粉で体調もキツいし、このまま深谷へ帰ろうか?とも思いましたが、
アオイソメがまるまる5,000円分残っているし、ここまでの交通費や労力を
考えると、おめおめと帰れません。
ダメかもしれないけど珠洲市の蛸島漁港まで行ってみましょう。
12日AM2:00に秘密のアジトを出発して、約100km先の蛸島漁港を目指しました。
AM4:00 蛸島漁港に到着。
漁港は真っ暗で静かでしたが、どこで竿を出しても良さそうでしたが、
輪島丸の入港があるかもしれないので、夜明けまで様子を見ることに。
車の中で待機しました。
すると、
AM5:00になると、沖のほうから輪島丸漁船団の巻き網トロール船5隻が
サーチライトを照らしながら入港してきました。
ド派手な不夜城の如く、煌々と照らし出さす照明で、漁港が昼間のように
明るくなりました。
この船の照明がカレイを寄せ付けているのだと思います。
接岸した船の底を狙って仕掛けを放り込みました。
しかし船のほうへ向けて露骨にオモリを投げ込むこともできませんし、
できるだけ申し訳ない謙虚な態度で遠くへ投げ込んでから、
仕掛けを船の底へ誘導しました。
船のデッキに居る船員たちと目が合いますが、とくに喋るわけでもなく、
軽く会釈だけして、そのまま知らん顔でアタリを待ちました。
計4本の竿のうち、2本を船の後部スクリューの下あたりに誘導して、
残りの2本は蛸島漁港入り口の、船の通る水道へ向けて投げ込みました。
AM6:00 スタート。
AM7:00すぎに日が上ってきて穏やかな漁港の朝を迎えました。
15分おきにエサチェックのために仕掛けを回収しました。
この日はフグさえも居ません。ケムシも居ません。
針に付けたアオイソメがとても冷たく、ビローンと伸び切って戻ってきました。
AM7:30
船の下に落とした仕掛けを回収しようとしたところ、
オモリをズルッと動かしたその後ろで
ガシッと一瞬根掛かりしたような衝撃が走りましたが、竿の弾力で持ち上げると
重たいまま底を切って浮かび上がる感触がありました。
そのすぐ後でゴンゴンと下へ潜る抵抗を感じました。
こ、この抵抗は、ぜったいカレイでしょ。
リールを慎重にグリグリゆっくり巻き取ると、
足元の皆底から茶色い物体が浮いてきました。
ヨリトリゴムの力で、よっこいしょ、岸壁へ抜き上げました。
マコガレイ 44cm
やりましたわ。今までの苦労がコイツで全て報われました。
祝杯です。
もうね、この超ピンポイントへ、4本の竿のうち3本を船の底へ向けて、
アオイソメ団子にして、ドボン、ドボン投げ込みました。
さらにもう1枚を狙います。
AM10:10
エサチェックのために、いちばん右の竿を持ちあげると・・・
再びガシッと根掛かりしたような感触が有りました。
ん? またカレイか?
竿の弾力を生かして、底を切って浮かせようとしたら、ラインがキーンと・・・
曲げた竿をゴンゴン揺らしてもびくともしません。
えっ?本当に?アカンわ、ホンマの根掛かりやわ。
さらにゴンゴンやっていると、外れました・・・が、とても重たいです。
ん? タコか? カキ殻か? 石か?
まったく抵抗しないし重たいだけです。
リールをゆっくりグリグリ巻きながら、そのまま浮かせると・・・
おっ、カレイや。
マコガレイ 45cm
さっきのカレイより1cm大きい45cm でした。
あのですね、40cm級が2枚も釣れたんですよ。凄いことですよ。
まだまだアオイソメが残っているので、頑張りたいところですが、
そろそろやめないと深谷へ帰れなくなります。
530km離れた深谷は遠いのです。
AM11:30まで続けましたが、このへんで撤収です。
残ったアオイソメは寄せエサの如く、輪島丸の船の下へ撒いてきました。
PM19:45 無事に深谷の自宅へ帰還しました。
44cm と 45cm
まな板よりデカいです。
今回、この結果を出せたのは、輪島丸さんのおかげです。