ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




大学のレコーディングスタジオのピアノは、

スタインウェイのモデル「B211」でございます。

奥行き211㎝ということで211と名付けられていますが、バランスの良さで、数あるスタインウェイの中でも特に人気モデルと言われています。

なんとまあ、値上がりに値上がりを重ね、

2008年には、1081万円だったのに、そこから、毎年のように値上がりをしまして、例えば2014年には1414万円、

2023年には1966万円。

そこから、僅か一年後の2024年にはとうとう大台を超えまして、というか、200万円近い値上げが行われまして、なんと、2146万円。

もう、17年前の2倍でございます。

 

それがですよ。

2025年2月現在の価格は、

2597万円

たった一年で、451万円万円の値上げとなったのです

公式サイト

 

木材の値上がり、輸送コストの、そして人件費の値上がりなどが挙げられていますが、

同じ品質を保つためにとはいえ、一年で450万円(!)本体価格が四分の五倍になる、というオソロシイ値上げには驚きです。

クルマみたいに「エンジンの性能が上がった」とか「新しい材質を使った」とか「デザインが一新された」とか、ではないのですよ。

前年とまったく同じピアノを作るためのコストが上がり、それが価格に跳ね返っているのです。

スタインウェイがこんな値上がりをしておりますので、他のピアノブランドにも影響があるのは当然のことでございます。

 

ですので、僕が今回、SHIGERU KAWAIの購入に踏み切った気持ちの中には「これは今買わなければ、数年後には、もう大変なことになってしまうのでは」という、もはや恐怖のようなもの(笑)があったのも、偽らざる気持ちでございます。SHIGERU KAWAIも、1999年の発売初期は5年とか7年に一度程度の価格改定でしたし、上がり幅も5万円とか、10万円でした、

しかし、最近は毎年、価格改定が行われておりまして、・・・しかも上がり幅は、恐ろしいことにどんどん加速しております

そして、本体価格は、発売当時からしますと、やはり2.2倍以上になりました。

同じ買うなら、もはや早く買った方が・・・というか、買わないと、ということなのでございます

ピアノの世界、、なかなかに凄まじいことになっているのでございます。

 

でも、それでも。

いい音がする、いいピアノは、幸せになれます

 

ちなみに、・・・キャベツの仕入れ値が昨年の3倍とかになっているとのことですので、

こちらはピアノ以上に凄い値上がり幅ですね。

 

キャベツも大好きですので、こちらでも幸せになりたいですが・・・

 

ではー。



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