カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

丁須ノ頭~八急山へ<裏妙義>・・3 

2007-11-26 | 山行記録

  丁須ノ頭~八急山へ 

     丁須ノ頭<裏妙義>1,2・・・・・←クリックでどうぞ

 

丁須ノ頭を後に、小さなアップダウンをいくつか繰り返し

噂の20mのチムニーに突入する。

 

 

先行して入ったNTさんを上から捉える。

 

遥か下方にありんこのように小さくNTさんが見えている。

 

これは下りきってから、後続の登山者を撮ったもの。↑

↓以下3ショットは下降するカモシカNTさんが撮っていてくれた。

 

 

 

 

岩場があるかと思えば、広葉樹の紅葉にも巡り会える。

 

紅葉は、そこそこいいが道は幾分マニアックになってくる。

 

赤岩の基部に唯一のプレートがある。

地図で現在位置を確認しながら、でかい岩を見上げる前を歩くNTTさん。

 

いわゆる登山道はこのように至るところがクサリ場である。へつるようにトラバースしてから、真下に下るNTさん。こんなところが随所にある。

 

鎖をこなしても幅の狭いルートが続く。

 

赤岩のでかい斜面が覆いかぶさるように迫ってくる。この真下を巻くようにしてルートがある。

 

回り込んだところで、角度を変えて見た赤岩

 

振り返ると、丁須ノ頭の岩塊が紅葉の向うに見えた。

 

表妙義の白雲山方面

 

表妙義の金洞山方面

 

黒部の下の廊下を思わせる断崖のトラバース

 

補強のアルミ板がなくなれば、NTさん慎重度は増す

 

振り返ってみた。そんなに難度の高いへつりではないが、踏み外せば勿論・・・・・・。

 

すぐさま、岩壁を靴裏のフリクションを利かせて斜上していく。

 

同じ場所を引いて全景をワイドに見るとこんな感じ。裏妙義はこんなところが多くて好きだ。

 

朱色に輝く紅葉が、一時、緊張を解いてくれる

 

 

両サイドが開けた展望のヤセ尾根からは、浅間山も見える。

 

 正面には、遠くから1番目立っていた「烏帽子岩」が聳えている。

 -1

烏帽子岩を回りこんで、逆方向から捉える。

 

-1の右に展開する眺望。丁須ノ頭の稜線が続く。

 

 

アップにしてみた。先程、TOPにいた丁須ノ頭が見えますね!

 

丁須ノ頭と赤岩を並べて捉えた。

アップダウンを繰り返して、随分歩いてきたものだ。

 

手前の烏帽子岩赤岩のツインタワーだ。

妙義らしい紅葉の色合いが、中国の山水画の世界にいざなう。

 

ルートの脇の足元には、色鮮やかなリンドウが満開だった。

見上げる紅葉と対照的な色彩で意外な面白さがあった。

 

周囲が檜に囲まれだすと程なく「三方境」だ。

八急山へは稜線をそのまま真っ直ぐ進むことになる。

小さなピークを越えていく。道は細くて落ち葉をかさこそといい雰囲気で歩けるが、ともすると落ち葉でルートが見えなくなっているところもある。

やや下ったところが大遠見峠だ。左に女道を分け、右へと登っていく。

 

やがて右手前方に、中国の山水画を思わせるような高い岩峰が見えてくる。

斜度が増し、道がきつくなっていく。左右に紅葉を愛でながら、なかなか楽しい登りである。

ちょこっと下ってはグーンと登る。何回か繰り返す。登りは結構きつい。木の根っこを掴むこともしばしばだ。

 

P2と思われる急登の途中の張り出し部分から、歩いてきた稜線を振り返る。

奥に烏帽子岩、赤岩の姿があった。

 

急登の途中、足を止めると表妙義の稜線が見える。

 

八急山に近づくにつれ、表妙義の稜線の見え方も微妙にその姿を変える。

 

ギャップをいくつも過ぎる。落ち葉で覆われた足元の道は狭く、自分の進んでいるルートは果たして正しいのかちょっと不安になった頃、「八急山」を指すプレートがあり
少しピッチが上がる。

 

ロープがつけられた斜面は結構きつい。前衛峰辺りまで詰めてきてすぐそこに八急山の姿を捉えた。

 

目測でアップダウンの急登を考えると、片道1時間。往復で2時間+写真など。

日没時間から逆算する。初めてのコースで暗くなるのは避けたい。

時間切れである。丁須ノ頭で1時間40分と長居しすぎた。<急ぐともったいないところなので仕方ない。> 黒斑山から浅間山を眺める感覚でこのピークから八急山を眺めて今回はよしとすることにした。

写真だけは撮っておこう。

 

表妙義の白雲山と丁須ノ頭から下ってきている稜線下の黄・紅葉。

 

裏妙義の稜線と表妙義の稜線に挟まれた谷間の紅葉。

 

次回はそこに見えている表妙義の稜線を端から端まで縦走だ!と夢が膨らむ。

 

千晴:表妙義のギザギザの稜線、かっこいいね!

カモシカ:そうだね、裏妙義の稜線から撮った写真は少ないだろうから、今見ている風景は しっかり目に焼き付けておこうね!

 

赤岩~烏帽子岩~丁須ノ頭の稜線。

 

次回のルートを目で辿り、山への思いを強くするカモシカであった。

 

さて、下山に掛かる。これ、登山ルートです。一人がやっと通れる幅。

上から下に向かって道が延びているのが分かるかな?

  ↓所々、展望が得られるポイントがある。

 

紅葉の山と表妙義。

 

丁須ノ頭の稜線の端と白雲山、手前の紅葉。

 

赤岩、烏帽子岩と縦走してきたピークの紅葉。

 

  

目の高さにある登山道沿いの紅葉。

グングン高度を下げていく。平坦地に出るとそこは三方だ。国民宿舎方面へ右にルートを取る。暫くは、檜の林を下る。

檜と広葉樹とのミックス地帯を過ぎると、やがて落ち着いた雰囲気の雑木林の森に変わる。

 

 ここまではまだ紅葉が降りてきていない。

 

 石仏がある。   せせらぎの音が聞こえてくる。

 

中木川にぶち当たるので、この流れを石伝いに渡渉する。

舗装道路へ飛び出せば、起点に戻れる。  <完>

 

 

 

 

       

            

 

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (食う寝るさんだ-す)
2007-11-26 22:29:00
なんともダイナミックな山行ですね。
紅葉の美しさに目を奪われました。
なので、恐そうな所は目に入りませんでした(笑)
返信する
紅葉~ (やまとそば)
2007-11-26 23:04:47
裏妙義は凄い迫力ですね!
表も金洞山の方は大変なルートですが、大の字前半は楽しいルートです。
紅葉が目茶綺麗ですね!
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Unknown (つばさ)
2007-11-27 07:34:30
本当に紅葉が見事で、今回も素敵な写真ですね。
スリリングな岩場。緊張が高まるほどに
達成感もあったでしょうね。
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Unknown (ぜいぜい)
2007-11-27 17:54:41
私も恐いところは目をつぶっておきました。
なので、紅葉の美しさが目にしみます。
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ううう~~~ (りん)
2007-11-27 22:13:49
カモシカさん、血が騒いで来ました~!!
丁須の頭のてっぺんは置いといても、いつか縦走はしてみたい・・・。
来年の目標にします。カモシカさんのブログで目標がいっぱい・・・!計画書作らなくては!!
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食う寝るさんへ (カモシカ)
2007-11-27 23:47:02
すごくダイナミックな山行でしたよ。

>恐そうな所は目に入りませんでした(笑)
 妙義は岩と鎖のオンパレードが売りなので、是非見て下さい。
見るだけなら、滑落しませんから。
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やまとそばさんへ (カモシカ)
2007-11-27 23:53:11
>紅葉が目茶綺麗ですね!
皆さん、こちらに注目ですね。真っ赤に黄葉しているのはチラホラなんですが、逆に目立ってるんでしょうね。
やまとそばさんは、表中間道でしたね!次回のためにレポ頼みますね!
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つばささんへ (カモシカ)
2007-11-27 23:57:08
>スリリングな岩場。緊張が高まるほどに達成感もあったでしょうね。

ずっと前から気になっていた丁須ノ頭ですから、充実の山行でした。でも、ちょっと怖かったです。(汗
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ぜいぜいさんへ (カモシカ)
2007-11-28 00:01:55
真っ赤な葉っぱはチラホラですが、紅葉の美しさが目にしみましたか。

>私も恐いところは目をつぶっておきました
まあまあ、そういわずにぜいぜいさんだって、岩岩好きなんだから、タップリご覧あれ。
返信する
りんさんへ (カモシカ)
2007-11-28 00:08:16
>血が騒いで来ました~!!
>来年の目標にします

 ようやく熱く燃える方が、登場ですね!
 光栄です。でも、クライミングもやるりんさんなら 朝飯前ですよ!
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