丁須ノ頭~八急山へ
丁須ノ頭<裏妙義>1,2・・・・・←クリックでどうぞ
丁須ノ頭を後に、小さなアップダウンをいくつか繰り返し
噂の20mのチムニーに突入する。
先行して入ったNTさんを上から捉える。
遥か下方にありんこのように小さくNTさんが見えている。
これは下りきってから、後続の登山者を撮ったもの。↑
↓以下3ショットは下降するカモシカ。NTさんが撮っていてくれた。
岩場があるかと思えば、広葉樹の紅葉にも巡り会える。
紅葉は、そこそこいいが道は幾分マニアックになってくる。
赤岩の基部に唯一のプレートがある。
地図で現在位置を確認しながら、でかい岩を見上げる前を歩くNTTさん。
いわゆる登山道はこのように至るところがクサリ場である。へつるようにトラバースしてから、真下に下るNTさん。こんなところが随所にある。
鎖をこなしても幅の狭いルートが続く。
赤岩のでかい斜面が覆いかぶさるように迫ってくる。この真下を巻くようにしてルートがある。
回り込んだところで、角度を変えて見た赤岩。
振り返ると、丁須ノ頭の岩塊が紅葉の向うに見えた。
表妙義の白雲山方面。
表妙義の金洞山方面。
黒部の下の廊下を思わせる断崖のトラバース。
補強のアルミ板がなくなれば、NTさん慎重度は増す。
振り返ってみた。そんなに難度の高いへつりではないが、踏み外せば勿論・・・・・・。
すぐさま、岩壁を靴裏のフリクションを利かせて斜上していく。
同じ場所を引いて全景をワイドに見るとこんな感じ。裏妙義はこんなところが多くて好きだ。
朱色に輝く紅葉が、一時、緊張を解いてくれる。
両サイドが開けた展望のヤセ尾根からは、浅間山も見える。
正面には、遠くから1番目立っていた「烏帽子岩」が聳えている。
-1
烏帽子岩を回りこんで、逆方向から捉える。
-1の右に展開する眺望。丁須ノ頭の稜線が続く。
アップにしてみた。先程、TOPにいた丁須ノ頭が見えますね!
丁須ノ頭と赤岩を並べて捉えた。
アップダウンを繰り返して、随分歩いてきたものだ。
手前の烏帽子岩と赤岩のツインタワーだ。
妙義らしい紅葉の色合いが、中国の山水画の世界にいざなう。
ルートの脇の足元には、色鮮やかなリンドウが満開だった。
見上げる紅葉と対照的な色彩で意外な面白さがあった。
周囲が檜に囲まれだすと程なく「三方境」だ。
八急山へは稜線をそのまま真っ直ぐ進むことになる。
小さなピークを越えていく。道は細くて落ち葉をかさこそといい雰囲気で歩けるが、ともすると落ち葉でルートが見えなくなっているところもある。
やや下ったところが大遠見峠だ。左に女道を分け、右へと登っていく。
やがて右手前方に、中国の山水画を思わせるような高い岩峰が見えてくる。
斜度が増し、道がきつくなっていく。左右に紅葉を愛でながら、なかなか楽しい登りである。
ちょこっと下ってはグーンと登る。何回か繰り返す。登りは結構きつい。木の根っこを掴むこともしばしばだ。
P2と思われる急登の途中の張り出し部分から、歩いてきた稜線を振り返る。
奥に烏帽子岩、赤岩の姿があった。
急登の途中、足を止めると表妙義の稜線が見える。
八急山に近づくにつれ、表妙義の稜線の見え方も微妙にその姿を変える。
ギャップをいくつも過ぎる。落ち葉で覆われた足元の道は狭く、自分の進んでいるルートは果たして正しいのかちょっと不安になった頃、「八急山」を指すプレートがあり
少しピッチが上がる。
ロープがつけられた斜面は結構きつい。前衛峰辺りまで詰めてきてすぐそこに八急山の姿を捉えた。
目測でアップダウンの急登を考えると、片道1時間。往復で2時間+写真など。
日没時間から逆算する。初めてのコースで暗くなるのは避けたい。
時間切れである。丁須ノ頭で1時間40分と長居しすぎた。<急ぐともったいないところなので仕方ない。> 黒斑山から浅間山を眺める感覚でこのピークから八急山を眺めて今回はよしとすることにした。
写真だけは撮っておこう。
表妙義の白雲山と丁須ノ頭から下ってきている稜線下の黄・紅葉。
裏妙義の稜線と表妙義の稜線に挟まれた谷間の紅葉。
次回はそこに見えている表妙義の稜線を端から端まで縦走だ!と夢が膨らむ。
千晴:表妙義のギザギザの稜線、かっこいいね!
カモシカ:そうだね、裏妙義の稜線から撮った写真は少ないだろうから、今見ている風景は しっかり目に焼き付けておこうね!
赤岩~烏帽子岩~丁須ノ頭の稜線。
次回のルートを目で辿り、山への思いを強くするカモシカであった。
さて、下山に掛かる。これ、登山ルートです。一人がやっと通れる幅。
上から下に向かって道が延びているのが分かるかな?
↓所々、展望が得られるポイントがある。
紅葉の山と表妙義。
丁須ノ頭の稜線の端と白雲山、手前の紅葉。
赤岩、烏帽子岩と縦走してきたピークの紅葉。
目の高さにある登山道沿いの紅葉。
グングン高度を下げていく。平坦地に出るとそこは三方境だ。国民宿舎方面へ右にルートを取る。暫くは、檜の林を下る。
檜と広葉樹とのミックス地帯を過ぎると、やがて落ち着いた雰囲気の雑木林の森に変わる。
ここまではまだ紅葉が降りてきていない。
石仏がある。 せせらぎの音が聞こえてくる。
中木川にぶち当たるので、この流れを石伝いに渡渉する。
舗装道路へ飛び出せば、起点に戻れる。 <完>
紅葉の美しさに目を奪われました。
なので、恐そうな所は目に入りませんでした(笑)
表も金洞山の方は大変なルートですが、大の字前半は楽しいルートです。
紅葉が目茶綺麗ですね!
スリリングな岩場。緊張が高まるほどに
達成感もあったでしょうね。
なので、紅葉の美しさが目にしみます。
丁須の頭のてっぺんは置いといても、いつか縦走はしてみたい・・・。
来年の目標にします。カモシカさんのブログで目標がいっぱい・・・!計画書作らなくては!!
>恐そうな所は目に入りませんでした(笑)
妙義は岩と鎖のオンパレードが売りなので、是非見て下さい。
見るだけなら、滑落しませんから。
皆さん、こちらに注目ですね。真っ赤に黄葉しているのはチラホラなんですが、逆に目立ってるんでしょうね。
やまとそばさんは、表中間道でしたね!次回のためにレポ頼みますね!
ずっと前から気になっていた丁須ノ頭ですから、充実の山行でした。でも、ちょっと怖かったです。(汗
>私も恐いところは目をつぶっておきました
まあまあ、そういわずにぜいぜいさんだって、岩岩好きなんだから、タップリご覧あれ。
>来年の目標にします
ようやく熱く燃える方が、登場ですね!
光栄です。でも、クライミングもやるりんさんなら 朝飯前ですよ!