カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

ムーンライト~下鴨

2009-04-03 | 小さな旅

                              ダイジェスト版<クリックで戻る>

   京都 出会い旅~①

 

 旅立ちは「沼津発1:09 快速ムーンライトながら

 

 閑とした深夜のホームに眩い光を放つ列車がすべりこんでくる。

 

 それぞれの旅人の夢を乗せた列車は西を目指す。

 今回の京都ぶらり旅で、何が起こるか どんな出会いが待っているのか

 このときはまだ知る由もなかった。

 大垣まではリクライニングでの仮眠が続く。

 大垣からはいわゆる通勤電車にムーンライトの旅人たちが一気に乗り込むので
 かなり混雑した感じになる。ここからは仮眠は不可だ。

 偶々私の隣に座ったザックを背負った方と自然に会話を交わす。

 帽子を被り、花粉症のマスク着用なのだが、20代後半の方と察せられた。

 <混みあっている電車なので、写真はなし。>

 茨城で栄養士兼調理師をやっている方で、学校の給食センター1600人分の
 給食を作っているというayuさん。味噌汁は一人でなんとかなるが、カレーや
 シチューは2人でないとかき混ぜられないとのこと。技術と体力を要するという
 お話やら、給食のメニューのお話やらで大いに盛り上がる。
 聞けば、とりあえず九州福岡を目指すという。18切符でどこまで行けるか?
 だが、行ける所まで行く。時刻表は持たない。宿は行ってから決める。
 帰りは広島に嫁いだ友だち宅にお世話になる段取りをつけてあるという。
 しかも、18切符での列車の旅は初めてという何とも大胆なひとり旅・・・。

 やがて列車は、京都に到着。

 一期一会の出会い。 「お互いに良い旅を、気をつけて・・・。」

 

 今回のぶらり旅は振り返ってみると実に様々な多くの方々との出会いがあった。

 たい焼きさん、若女将、高砂さん、水内さん、えつ子&ユカリ姉妹、大船の人、
 唯ちゃんファミリー、卒業2年目の旅行9人衆、ポラーリスとラベンダーズの方々
 etc.・・・。

 しかし、これらは予期せぬ偶然の出会い。旅ならではの醍醐味。

 すてきな想い出、いや それ以上にかけがえのない宝になったのかもしれない。

 京都の春爛漫、桜めぐりの旅は目論見を外してしまいましたが、
 それ以上に心に残るそんな出会いを散りばめながら、京都の桜の名所と
 路地裏の「」を見たり、感じたり・・・・。 京都の街を西へ東へ、北へ南へ・・・。


 

 

 

 京都駅に降り立つ。

 

 ローソクのような京都タワーを目にすると 京都に着いたことが実感される。

 

 今日のメインは「京都御所」。<ここだけは11時と時間まで決まっている>

 しかし、当日になってもその前後が決まっていないというぶらり旅。

 御所の参観には遅刻はできない。

 時間と地図をにらめっこして市バス利用でも行けるエリアは限定される。

 桜は醍醐寺の見頃以外は何処も2~3分か蕾状態。
 源氏物語繋がりで、廬山寺とも思ったが、2日目に予定している行程が長いので
 その一部を先行して観ておこうと下鴨神社を目指すことにした。

 

 鴨川に架かる葵橋を渡り、糺ノ森を目指す。

 

      糺ノ森を通る参道

賀茂川と高野川に囲まれた三角地帯にある「糺ノ森」と呼ばれる深い森に覆われた長い参道です。 紅葉も綺麗そうです。

 

 鳥居をくぐります。

 下鴨神社についてstudy!

 正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、上鴨神社と並んで京都でも最も古い神社の一つです。古代豪族・賀茂氏の氏神社で、賀茂建角身命(かもたけのつぬみのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祭神にしています。平安遷都後は王城の守護神としてあがめられてきました。


白砂が敷き詰められた広大な境内には東西2棟の本殿(国宝)と55棟の社殿が建ち並び、多くは重要文化財に登録されています。また、世界文化遺産にも登録されています。
本殿西側にある「大炊殿」は神様へのお供え物(神饌)を調理する神様の台所で、重要文化財です。
境内の御手洗池の底より湧いてくる泡をかたどったのが「みたらしだんご」で、昔は無病息災を願って神前に供えられていたいたとのことです。
1月4日は古式ゆかしい行事の「蹴鞠はじめ」、5月15日には京都三大祭りの一つ「葵祭」、8月の土用の丑の日には「御手洗祭」などの有名な行事も執り行われます。
五穀豊穣や縁結びにも御利益があります。

 

 

 楼殿と咲き始めの桜。

 

 この桜の根元付近にあるのが「相生社

 

 ↑なるほどね。

 

 鮮やかな朱塗りの楼殿と千晴。

 

        舞殿

葵祭に勅使が祭文を奏上する建物で、そのあと、華麗な東遊が舞われるのでこの名があるとのことです。

 

 舞殿の天井。見事な造りです。

 

 下鴨神社の千晴ファンクラブ。千葉県から来たさすらい人。

 

 御手洗社と御手洗池

土用の丑の日にこの御手洗川に足を浸して疫病や病い封じを祈願して「足つけ神事」が行われます。

 

 「みたらし団子」の発祥!

 

 御手洗社側から眺めた楼殿。

 

 楼殿と舞殿。

 朝は訪れる人も少なく 閑たる下鴨神社。

 

     幣殿

この奥に三間流社造りの優美な東西2棟の本殿がありますが、ここから格子越しに見ることしかできません。

 

 「えと詣で」

 

 生まれ年「えと」の社に参拝。

 

 カモシカの干支は、「え~っと、あ、こっち側だ。」

 

 なんてやっていたら、瞬く間に時間が過ぎ去り。。。。。

 京都御所参観時間までに到着できるのか 微妙な情勢に、、、、。

 

 『走れ、メロス!』

        いや、走れ、カモシカ!」

 

  「京都 出会い旅~②」に続く。

 

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6 コメント

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Unknown (じもら~)
2009-04-03 23:15:21
楽しみな展開となりました。

この後は、どんな具合になるのでしょうか?
京都は行きたくてもなかなか行けない場所なので
楽しみに拝見します(^^)
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じもら~さん ( カモシカ)
2009-04-04 22:45:17
お久しぶりです。
拙い旅日記ですが、楽しんでいってください。
京都はポイント一箇所であってもいくら時間があっても観足りません。
修学旅行のような詰め込みの内容ではないので、ぶらりと臨機応変に楽しんできました。

いろいろなことがあったので、割愛しつつお届けするので、その点はご容赦ください。
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桜がさいている! (eri)
2009-04-08 01:12:22
下鴨神社、初日に早速行かれたのですね。
こんなに桜が・・・!わたしの行った日はほんの数個の花が咲いているだけでした。

糺ノ森は他の神社にはあまりない雰囲気で
とっても好きです!
いや~非常にお勉強になります。知らないことがたくさんありました。ただ見てまわるだけじゃいけませんね(笑)
返信する
京都は・・ (シャイン)
2009-04-08 12:36:03
良いですねぇ。。やっぱり。
下鴨神社の鳥居に橋・・・懐かしいです。
嘗て、桜の時に行ったのに咲が悪い年で残念がった記憶があります。
楽しませて頂きました。。続きも何だかワクワクですね。
返信する
eriさん (カモシカ)
2009-04-08 20:43:24
>下鴨神社
御所参観までの間どうしようと思案していましたが、事前のeriさんのささやきでね!
早い時間だったので、静かにゆっくり観て回れました。
いい雰囲気ですよね!


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シャインさん ( カモシカ)
2009-04-08 20:52:28
>京都は良いですねぇ。。
毎年この時期に奈良~京都なんですが、今年はどっぷり京都三昧。
>下鴨神社の鳥居に橋・・・懐かしいです。
シャインさんも訪ねたことがあるのですね。
私の今回の京都も桜はかろうじて枝垂桜が当たりくらいで、ソメイヨシノは空振りでした。

>続きも
4日間ありますからね!いろいろありましたよ!
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