岩菅山~裏岩菅山
岩 スゲー 山??
いえいえ、岩山ではありません。
残雪と展望と花の名山です♪
岩菅山:概要
志賀高原を構成する山の一つである。
北東の方角の峰つづきに、岩菅山より高い裏岩菅山(2,337m)があり、志賀高原の最高峰になっている。裏岩菅山の北東にはさらに標高2,100 - 2,200m圏の稜線が、烏帽子岳(2,230m)付近まで4kmほども続いており、この長大な頂上稜線が岩菅山の一つの特徴となっている。
頂上から北東に向かう前述の尾根は、烏帽子岳を経て長野県下水内郡栄村、秘境として知られる秋山郷の切明温泉に向けて落ち込んでおり、この尾根をたどるルートは志賀高原側のコースに比べて格段に山深い健脚向きのコースとなっている。
志賀高原高天ヶ原~一の瀬スキー場を抜けて行く。
岩菅山聖平登山口。林道カーブに10台ほどの駐車スペースがある。
早朝の登山道。萌黄色に輝く樹々。
野鳥のさえずりが自然のシンフォニーを奏でる♪
コマドリ、ウグイス、シジュウカラなどの代表格に混じって私が知らない鳥のさえずりもあり、
心地よく、清々しい気分で歩いていけた。
聖平上まで登ると、小三郎小屋跡の平坦地の脇を疎水が流れている。
フラットな登山道がアライタ沢まで続く。底清水などの湧き水も出ている。
野鳥のさえずりは クレッシェンド♪
足元は、可愛らしい花々のフラワーロードに♪
沢のせせらぎも清々しい♪
タチツボスミレ
エンレイソウ
ニリンソウ
ツクバネソウ、マイヅルソウ、オオカメノキの花、ツバメオモト、イワナシ、オドリコソウetc.
アライタ沢の清流の脇を進む。
上部の小橋を渡る。
水量豊富で、清らかで、速い流れだ。そのまま付近の飲料水に利用されている。
視覚的には、ある程度写真でお伝えできるとしても
この流れの音!マイナスイオンたっぷりの空気♪ は伝わるかな?
この清涼感を感じていただけたら有り難いです。
1/fのヒーリング効果は、抜群だ。
アライタ沢の橋を渡ると登山道らしくなってくる。
ナナカマドの新緑
残雪の登山道を登っていく。時折、踏み抜きもある。
中間点(1,893m)のプレートは無造作に登山道左側に置いてある。
そこを過ぎると 左手に樹林が開けた所から 岩菅山が姿を見せる。
よく見ると山頂までのルートも目視で確認できる。
気持ちよい稜線歩きが保証されたも同然だ。
程なくノッキリに到着。雪に覆われていてどちらのコースからも道が不明瞭であった。
寺子屋峰からのルートと合流する主稜線の出合である。
岩菅山へのルートを左に取ると 一気に展望が開ける。
ノッキリから先は、正面に岩菅山を見ながら登る。
稜線に出ると 残雪は消え 両脇にショウジョウバカマのピンクの花が咲いていた。
頂上までのルートが明瞭に確認できる。
快晴の青空なら、文句なしの素晴らしい稜線歩きになったはずだ。
梅雨入り前のこの時期は 遠望が利かず 周囲の山々の稜線に雲が垂れ込めている。
縦走路を振り返り見る。 後方最奥が、横手山・草津白根山方面だ。
山頂を目指して登る。
時折、ルートを振り返る。寺子屋峰が見えている。
アルペン的な岩場もほんの少しある。
曇り空でもそこそこの展望だ。
これで抜けるような青空なら、眺望抜群の稜線歩きはもっと気持ちいいだろうに。。。
ラストの登り!
祠が目に飛び込んでくると 頂上だ!
岩菅山山頂にたどり着く。
山頂は広く、正面中央に山頂標柱。
奥西側には、避難小屋が建つが、雪に埋もれていた。
岩菅山の山頂である。 奥に、ちょこんと裏岩菅山が見えている。
この山の存在を意識し始めてから、8年が経った。
梅雨入り前で、100点満点の快晴を待てなかったが、
は~るばる 来たぜ、岩菅~♪
キスミレ
ショウジョウバカマ
岩菅山からのぐるりの展望を どうぞ。
祠の奥の尖がりが、笠ヶ岳。 これが捉えられれば、山座同定は難しくない。
寺子屋峰、笠ヶ岳、左に志賀山、奥志賀山。その横に鉢山。
横手山や草津白根山は雲の中です。
上州の山々
北側に立つと 裏岩菅山や中岳、烏帽子山が望める。
垂れ込める雲の影響を受けずに望めた 笠ヶ岳、志賀山・奥志賀山、鉢山。
時折、顔を覗かせた草津白根、横手山など志賀高原の山々と上州の山々がせいぜい。
本来なら、これに加えて、北アルプス、妙高・火打、戸隠など
くっきり360度の大パノラマが広がっていたはず。
見えない部分は心の目で補うことにしましょう。
次のピークを目指すことにします。
裏岩菅山へと続く縦走路を辿ります♪
途中、何箇所か雪道を歩くことになります♪
中間付近からの眺め。
カールの残雪が美しい。
裏岩菅山の山頂が近づきます。
先程まで居た岩菅山を振り返る。
裏岩菅山<2,337m>に到着!
「裏」というのはもったいない。
標高も岩菅山より高いのだから、もう少しお洒落な名前にしたらよかったのに。
秋山郷まで400分。 ふむふむ。。。
裏岩菅山からの展望。
中岳~烏帽子山<右最頂部>。 残雪の山肌が美しい。
いつか歩いてみたいと思わせる稜線であった。
反対側の岩菅山と辿ってきた縦走路を振り返る。
ようやく 一人 後続の登山者が登ってきた!
↑ 裏岩菅山<2,337m>にて 中岳をバックに!
記念写真を撮ってもらったら、だいぶ雲が低く垂れ込めてきたので、
急ぎ、岩菅山に戻り 下山することに。
裏岩菅山を後に 岩菅山の山頂に戻ってきました。 ↓
雪に埋もれていた避難小屋の内部の様子です。
「ぱらっと雨が降ってきたので、中で休憩していました。」
yukaさんとやっちゃん(元霧ヶ峰ビジターセンターのレンジャー)。
yukaさんとカモシカ。
横手山は見えていましたが、ご覧の空模様!
笠ヶ岳も半分 雲に隠されました。 下山急げの雨雲です!
ノッキリまで急いで降りてきました。
なんと雲が薄くなり、薄っすら陽が射してきました♪
一時的なものなのは、百も承知。でも、ここまで来れば、降られても大勢に影響なし。
時間もたっぷりあるし。
雲の様子を窺いながら、行ける所まで。
寺子屋峰へのルートを少し辿ってみました。
赤石山まで行くのは無理なので ほんのちょこっとだけでしたけどね。
やっぱり、雨雲に覆われ始めました。。。
ぱらっと雨粒を受けたのは、聖平上。
駐車場にたどり着き、登山靴を脱ぎ始めたところで降り出しました。
ぎりぎりセーフ!
予てから、存在が気になっていた岩菅山・裏岩菅山に登ることができてよかった。
青空で、スカッと晴れてくれれば、もっと眺望が利いて素晴らしかったはず。
山頂でも ゆっくりお昼寝できたはず。
梅雨時の曇り空では、致し方ありませんね。
しかし、お気に入りの山になりました!
カモシカ・マイ100名山に新たに加えます!
また 訪れることとしましょう♪
知らない山でした。
でも、カモシカ百名山~良いですね。
私も、自分の百名山を作ってみようかな。
自分の感性に合う山を見つけていく楽しみ♪
それが、カモシカ・マイ100名山。99でも108でもいいんですがね。
志賀高原、遠いイメージがあって、足がなかなか向かないですね。カモシカさんの百名山のすそ野も広がっていますね。好みの山に何度も登るのも良し、新たな山を開拓するのも良しですね。楽しませてもらっています。
好みの山に何度も登りつつ、年に1つくらいは開拓も加えてです。自分の感性に合う山との出会い、これも楽しみです。