燻製道具を出したついでに、暇つぶしを兼ねてスモークジャーキー作りをした。
ジャーキーは、正月向け、若い人向けのオヤツである。
今日はその作り方を紹介。
昨夜から出汁(醤油ベースにニンニクや調味料、香辛料)に漬けておいた牛モモ肉の味見をした。
やや薄かったので少々の醤油と香辛料をふりかけてから風乾。
外気温は手頃な5~6度だった。
「強」の風を送ると、2時間半で耳たぶぐらいの硬さになった。
温度が上がりすぎないように細く切ったスモークウッドを、金属トレイに置いて着火。
温度が上がり過ぎなければ、2本同時に燃やすつもりである。
煙は多いほうが良い。
スモークウッドに小さなダンボールを被せ、室内温度を下げるための氷を2袋載せた。
燻煙は小ダンボールの側面から立ち上る。
縦長の大きなダンボールを被せて、最上部に風乾した牛肉をぶら下げる。
フタをして、温度計を差し込む。
縦長の燻煙室内の、低い位置に氷を置いたのは理由がある。
高い位置に氷を置くと、氷が生み出す冷気が室内に下降気流を生じさせて、煙がダンボールの最下部から外に吹き出してしまい、肉に燻煙がかからない。
これは過去の失敗経験である。
生肉の冷燻なので室内温度は20度以下に抑えたい。
幸いに、細切りウッドを2本同時に燃やしても、最後まで10度程度をキープすることが出来た。
ウッドを追加して4時間燻し、スモークジャーキーが完成。
牛肉は温燻すると真っ黒になるが、これは冷燻なので良い色に仕上がった。
柔らかくて食べやすいのだが、さらに扇風機で乾かす。
ジャーキー作りには、生肉を低温乾燥させる方法と、加熱乾燥させる方法がある。
今日紹介したスモークジャーキーは、生食出来る牛モモ肉を低温乾燥させたもので、生干し肉である。
当座の食用はチルド室に保管し、長期保存は冷凍にする。
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