kenharuの日記

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冬鳥の季節になった

2024-11-29 | 野鳥
一昨日、庭にメジロのつがいが現れた。
窓越しに見ていると、狭い庭の隅々までうろつき回ってから飛び去った。
去年餌付けしたメジロかな。

早速メジロ御殿(鳥かご)を出して、上にご馳走を載せた。


柿は寄せ餌。
白いのはバードケーキで、一度食べたらクセになる食わせ餌。
それに水浴びプール。
最初はいつもこの3点セットだ。

餌付いたら餌は鳥かごの中に移す。
ヒヨドリやスズメには気の毒だか、メジロ御殿はメジロ専用である。
この冬は何羽のメジロが庭のペットになるのかな。



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鳥の話

2024-09-01 | 野鳥
今日はブログネタが無いので、久しぶりに昔書いた鳥のエッセイを掲載。

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「鳥の眼」



鳥は遠目が効く。
猛禽ノスリの視細胞は、1ミリ四方に約150万個、単位面積当たりで人の7倍もあるそうだ。デジカメに例えれば、画素数7倍のCCDが搭載されているようなもので、人の視力が1.0ならノスリは7.0と、分解能が極めて高い。
鳥は動体視力にも優れている。人は毎秒24コマの劇場映画を、滑らかな動画として鑑賞しているが、鳥にはバラバラの断続画像に見えるらしい。
実験によれば、およそ人の2倍のコマ数にしないと、スムーズな動画に見えないという。
空を飛ぶ生活では、聴覚や嗅覚よりも視覚が頼りになるから、鳥は特に眼を進化させてきたのである。

鳥の眼そのものの話ではないが、鳥は飛行中に見た風景を、スナップショットとして記憶するという、興味深い説がある。
過去に見つけた餌場などは、そこに至る道筋のスナップショットが何枚も記憶されていて、再訪問するときは、記憶した画像と同じ見え方のアングルを選んで接近するというのである。
それは、沖合いの漁師が、陸地の見え方を基準にして、母港に接近する手法に似ている。

ツバメは遠い異国から、どんなスナップショットをたどり、渡ってくるのだろうか。
星座を頼りに海を越えて日本列島にたどり着き、山河や町を見下ろしながら飛行し、去年と同じ家の軒先の、懐かしい古巣に戻ってくるまでのスナップショットを、スライドショーのように順々に空想してみるのも面白い。



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巣落ち雛鳥

2024-07-13 | 野鳥
今日は涼しかった。
日没前に川沿いの遊歩道をウォーキング。


道の先に鳥の姿が見えたが、近づいても逃げない。

スマホの望遠で撮影。


雛鳥らしいので静かにゆっくり近づくと、鳥はヨチヨチ歩きで右側の草むらに入って座り込んだ。



雛鳥は見慣れていないが、キジバトではないかな。
周囲に親鳥らしい姿はない。
飛べないし、明日はカラスの餌食になるのかも・・・


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ゴーヨンを処分へ

2024-06-16 | 野鳥
喜寿を越えて、重い超望遠レンズを持ち歩くのが苦痛になった。
一番重い「ゴーヨン」を乾燥庫から取り出し眺めてみた。



レンズはキャノンEF500mm F4L IS USM
三脚はジッツオGT3530

こいつで撮った写真で、一番思い出深いのはこれ。


托卵に現れたカッコウと、撃退しようとするノビタキのバトル場面である。

カメラと付属品をセットすると重さは10kgに近くなるが、もう持ち歩くチャンスは無いような気がしている。
愛着はあるのだが、いずれは粗大ゴミ。
欲しい人が見つからなければ、カメラ屋さんに引き取ってもらおうと思っている。
これも終活だな。


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なぜか食べ続けるメジロ

2024-03-07 | 野鳥
庭のメジロたちは旅立ったが、今はひとり者の1羽だけが毎日現れている。



これが驚くほどの食いしん坊だ。
普通のメジロは一日に数回しか現れないが、この子は違う。
庭に眼をやると、いつもカゴの中に居るような気がする。
しかも長時間カゴ内に滞在して、バードケーキとミカンを交互に食べ続ける。
どうしてあんなに食べ続けられるのか、不思議でならない。

庭仕事をしていると、近くの茂みの中から「チリチリチリ・・・」と鳴きかけてくる。
狭い庭だから、「おじさん邪魔だよ!」と怒っているのだ。
声に追われて自宅に入り、振り返ると、もうカゴの中で食べている。

今は繁殖地に移動する時期である。
この子の健康も考えて、少し給餌を控えようかと思っている。




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庭のペットが消えた。

2024-02-08 | 野鳥


每日入れ代わり立ち代わり、ひっきりなしに現れていたメジロとシジュウカラたちが昨日から姿を見せなくなった。
電線にとまったカワラヒワが春のさえずりをしていたから、小鳥たちは伴侶探しを始めたのだと思う。

婚活が始まれば食い気よりも色気。
甘いバードケーキを置いても、もう呼び戻すことはできない。
2日ほど様子を見てから餌台を撤去しよう。
冬になったらまた戻って来いよ。


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今朝のメジロたち

2024-02-05 | 野鳥
いつも混群で現れる、メジロとシジュウカラのカップル。
今日の朝食風景です。
(左下のユーチューブボタンから見ると画像が鮮明です) 




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「ヒヨドリよけバードフィーダー」のPR動画

2024-02-04 | 野鳥
餌台のヒヨドリに悩む愛鳥家が多いようなので、メジロ御殿のPR動画を作ってみた。
(左下のユーチューブボタンから見ると画像が鮮明です)


誰かのお役に立てれば嬉しいが、とりあえず自分の暇つぶしにはなった。


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風邪

2024-01-21 | 野鳥
十数年ぶりに風邪をひいた。
鼻がツンツンして、身体のどこかが僅かでも冷気に触れると、とたんに鼻水がツー。
まもなく咳が始まり、7度5分の微熱が出た。
それが3日間続いた。

手持ちの薬を飲んで、寝たり起きたり、ようやく今朝から熱がおさまった。
今日はソファーに寝転がって、庭のペットにカメラを向けながら、まったりと療養した。
残る症状は軽い咳だけだから、復活はもうすぐである。

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鷹の渡り、帆翔と滑翔

2024-01-17 | 野鳥
サシバが登場したついでに、昔書いたエッセイをもう一本。
古ネタのコピペで恐縮だが、鷹の「省エネ飛行」について書いた話。
興味のある方はどうぞ。

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タカの渡り、帆翔と滑翔 

「帆翔」という言葉にはゆったりとした響きがある。
翼に風をはらみ、青空を背景に悠然と舞うタカの姿が眼に浮かぶ。
タカの渡りは、晴天の日の上昇気流を捉え、羽ばたくことなく帆翔し高度を上げて、次にグライダーのように空を滑る「滑翔」で旅立つ。

高さをどれだけの移動距離に変換出来るかを滑翔効率と言うそうだが、ノスリの滑翔効率はおよそ11・・・高さの11倍の距離を滑翔出来るらしい。
500メートル上空から滑翔すれば5.5kmを移動出来る計算となる。
ちなみにグライダーの滑翔効率は35もあるそうだ。
タカがさらに遠方へ飛ぶためには、次の上昇気流をみつけて再び高度を回復する必要があり、単純化して言えば鋸刃型の飛び方をすることになるわけだ。

タカの渡りは、羽ばたきを節約した省エネ型の飛翔に特徴があるのだが、上昇気流や上向きの風を捉えなければならないぶん、天候や地形や時刻に依存し制約される。
だから、上昇気流の発生しやすい地形や、上向きの風が生じる尾根沿いの通路などが、タカの飛ぶコースに不可欠となる。
渡りに好都合な条件が限定されるために、自ずとタカたちは同じ時刻に同じ場所に集まるのではないだろうか。
集まった多数のタカが上昇気流をとらえて「タカ柱」状態となるのは、仲間の動きを見ることで上昇気流を「可視化」し、最適な位置を探るためだとの説もある。

上昇気流は陸上で発生し水上では発生しにくいから、タカは広い水域を越えるのを避け、陸地沿いか島伝いのコースをとることになる。
日本のサシバは琉球列島伝いにフィリピンに渡るし、北米から南米に渡るタカは中米の狭い回廊を通り、欧州からアフリカに渡るタカは地中海を東か西に迂回して、イスラエルかジブラルタル海峡を通る。
イスラエル空軍は、ノスリ等と衝突して戦闘機が墜落する事故が多いため、レーダーで渡り鳥の監視をしているという。
レーダーに映るほど多くのタカが一斉に渡るのである。
このデータは渡りの研究をする動物学者たちの有益な資料になっているそうだ。



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