ヒヨドリ除けの「小鳥食堂」を、庭に置いてみた。
竹ヒゴのスキマは、メジロは通れるがヒヨドリが通れない、20ミリにしてある。
食堂の真ん中にバードケーキとミカンを置いた。
普通こんな場合、メジロは警戒して、なかなか入らないものだ。
しかし、ウチのメジロはすぐに食堂に入り込んだ。
ボクが普段から、いろんな練習問題を出して、訓練しているからだろう。
しかし、訓練されているのは、ウチのヒヨドリも同じだ。
簡単にはあきらめない根性を持っている、というか、持たせてしまっている。
ボクが次々に繰り出す、さまざまなヒヨドリ除けを、克服してきた成功体験があるのだ。
ヒヨドリの成功体験は、ボクの敗北体験でもある。
最初、ヒヨドリは竹格子の間から首を突っ込んだが、バードケーキには、僅かに届かなかった。
そして試行錯誤するうちに、反対側の低い位置に身体を立ててとまると、より奥まで首が入ることを見つけ出した。
一生懸命、首を伸ばすヒヨドリ。
とうとうバードケーキをゲット。
クチバシの先端に、白いケーキがついている。
バードケーキに残されたヒヨドリの食痕と、竹格子との距離を計測すると70ミリだった。
「格子間隔20ミリの時に、クチバシが届くのは70ミリまで」・・・これは世界初の発見だ。
そんなことより、小鳥食堂のサイズが小さすぎたのである。
応急措置として、バードケーキを器に入れて、側面からは食べられないようにした。
さすがのヒヨドリもギブアップ。