秋田へ

道の駅「なみおか」の朝。
朝ドラが終わると、農産物直売所を冷やかして、近くのコインランドリーで洗濯。
それから走り出して、道の駅を「いなかだて」「ひろさき」「いかりがせき」とハシゴ。

晴天なのでヤマブドウを干しながら走る。

干しヤマブドウの試作だが、好天が長く続かなければ、モノにならないだろう。

碇ヶ関温泉エリアにある古遠部温泉へ向かった。
温泉付近はクマが出る。

ここらのクマは北海道よりも可愛らしい顔をしている。

人気の温泉なのに、運良く客はボク一人。


古めかしい浴室に、鉄分臭プンプン緑褐色の湯。

左のガラス戸の向こう側は女湯。
奥の窓下から大量の湯が掛け流しされていて、浴槽の手前側からあふれ出した湯が床一面を覆っている。
湯治客は、この床に寝転がるのだという。

奥の窓の外に源泉井戸がある。

右向きの管は男湯に、左は女湯に直結していて、突き立った煙突はガス抜き。
シンプルである。

風呂を出ると、道の駅「大館能代空港」まで走った。
到着した道の駅は、空港そのものである。
空港だから駐車場も空港ビルも当然広い。
どの部分が道の駅なのかと係員に尋ねたら「全部です」と言う。
看板の説明には「空港機能をあわせ持った道の駅」と書いてある。
道の駅が主役。

それなら空港の美しいトイレがいつでも自由に使えると喜んだが、現実は厳しかった。
空港ビルが開いているのは７時４５分から１８時３０分、空港ビル前の駐車場が開いているのも同じ時間帯。
それも道理で、この空港に飛行機が飛んでくるのは、朝と夕方の２回だけなのである。

車泊出来る駐車場は、空港ビルから最も遠い場所にあった。

地図の一番上が空港ビルで、赤色部分は昼間の駐車場。小さな青色部分に夜間開放の小駐車場がある。
僅か２０数台の駐車スペースに、町の公園並みの非シャワートイレ。
ここが今夜のお宿である。