kenharuの日記

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夏を快適に過ごす方法

2016-12-10 | その他
ボクは夏の暑さに弱いだけでなく、エアコンの冷風も苦手である。
だから、わが越谷市の猛暑をどう避けるかについて、頭を悩ませている。
これまで考えていた対策は、①夏を涼しい土地で過ごす、②涼しい土地に転居する、という二つである。

①案については、既に過去10年間、夏の北海道暮らしを続けた。
しかし、そろそろ、遠くに移動する元気が無くなることを考えなければならないので、②の引越し案も検討し始めている。

そしてさらに、夏を快適に過ごす第3案を思いついた。
断熱性能の高い、魔法瓶のような住宅なら、温度ムラの少ない、快適な生活が出来るのではないか。
そう考えて高断熱高気密住宅に注目。
こんなデータがあった。


次世代省エネ基準として設定された、住宅のQ値(熱損失係数)である。
一条工務店の「Q値 0.76」がダントツのトップになっている。
これは、5位のミサワホームに比べて、およそ半分なので、冷暖房のコストが半分で済むのだそうだ。
国が関東エリアの住宅の基準値として設定したQ値は2.7だから、これに比べた場合は、3分の1以下で済むことになる。当然、室内の温度ムラも少なくなるだろう。

物好きなボクは、早速、一条工務店のモデルハウスを見学に行った。
見てびっくり、断熱の仕方がすごかった。
断熱性能がグラスウールの1.5倍という、厚さ120ミリの発泡プラスチック(EPS)が、壁、床下、天井裏に、完全にスキマ無く入れてある。
床下を見ると、床板と断熱材の間を空気が流れないようにと、周囲に気密パッキンを挟んでいた。

在来工法の住宅では、天井裏にグラスウールを敷き詰めても、隙間が出来るから、天井の熱はどんどん屋根裏に逃げてしまう。
構造が吊り天井になっている場合は、断熱材を隙間無く並べるのは、実際のところ不可能である。

モデルハウスの窓は、樹脂製サッシに3層ガラス。
換気装置は90%の熱を回収するという、熱交換システム。
断熱性能へのこだわりと徹底ぶりに驚かされた。
「Q値 0.76」のおかげで、24時間全館床暖房仕様なのに、「一般住宅と光熱費が同等」になるという。
にわかに信じがたいほどの、高性能住宅である。

これなら夏を快適に過ごせるだろうが、その価格を見ると、涼しさを通り越してフトコロが寒くなりそうな気がした。
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