去年もブログに書いたが、自慢のゼラニウムが見頃になった。
ほぼ一本のゼラニウムに、これだけの花が咲いている。
「ほぼ一本」というのは、右端に次代を担わせるための小さな株が混じっているからである。
近くで見るとまだ開いていないツボミが残っている。
自慢というより、不思議なゼラニウムである。
駐車場のコンクリ舗装と自宅の隙間は僅か15センチしかないが、そこに植えっぱなしで、めったに水も肥料もやっていない。
土は家を建てた時の建設残土のままで、石ころだらけの過酷な環境。
根はコンクリ舗装の下に広がっているのだろう。
駐車の邪魔にならないよう、壁沿いに薄べったく育てているが、背面や周囲の壁面は直射日光を受けて高温になる。
今日はまだ5月なのに予想最高気温が30度だから、壁面温度はたぶん50度ぐらいになる。
夏は10時過ぎから日没まで直射日光が当たり続けて、毎日50度を超える。
このゼラニウム以外は、何を植えても夏を生き延びることが出来ない場所である。
ご近所さんが、この過酷な環境が逆に良かったのではないかと考えて、ウチと似た環境で育てはじめているが、はたしてどうなるか。
品種名は「さくらさくら」。
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