カミさんの友人が、擦り傷だらけの軽自動車を運転して、遊びに来た。
自宅のブロック塀にこすったという、長い長い擦り傷が両側にある。
近頃は運転が怪しくなり、娘さんに「絶対に人を載せないで」と厳命されているらしい。
楽しいおしゃべりが終わると、家の外までお見送りをした。
彼女の駐車位置を見ると、うちの車に僅か数センチの「寸止め」になっている。
ぶつけなかったのは、たぶん運が良かっただけだろう。
乗り込んだ彼女が「エンジンがかからない」と言う。
オートマチック車である。
その足元を覗くと、左足でサイドブレーキを踏み、右足をアクセルに乗せている。
「右足をブレーキに乗せないと始動できませんよ」
「ブレーキは踏んでるわよ」
「いや、右のブレーキを踏まないと・・・」
なんとか始動させ、ゆるゆると動き始めたら、今度は左足がサイドブレーキを踏み続けている。
「ブレーキを踏んでますよ!」
「ゆっくり出るから大丈夫」
「え?」
たぶん今日は彼女の調子が悪い日なのだろう。
無事に帰宅出来たのかと、しばらく気になった。
自分も運転能力低下の自覚がある。
先日高齢者講習を済ませたばかりだが、返納の日はもう遠くはない。
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他人事とは思えません。
何れ我が身にも起こり得る話です。
運転免許返納の判断は自分では出来ないことを、強烈に感じます。
この事を娘さんに伝えるべきか否か、悩みますね⁉️
車は近場の買い物だけに限定しているそうですが心配です。
いるかどうか分かりませんが旦那さんやお子さんは運転を止めさせることはしないのでしょうか?
私もそろそろと考えているのに・・・