喜寿を越えて、重い超望遠レンズを持ち歩くのが苦痛になった。
一番重い「ゴーヨン」を乾燥庫から取り出し眺めてみた。
レンズはキャノンEF500mm F4L IS USM
三脚はジッツオGT3530
こいつで撮った写真で、一番思い出深いのはこれ。
托卵に現れたカッコウと、撃退しようとするノビタキのバトル場面である。
カメラと付属品をセットすると重さは10kgに近くなるが、もう持ち歩くチャンスは無いような気がしている。
愛着はあるのだが、いずれは粗大ゴミ。
欲しい人が見つからなければ、カメラ屋さんに引き取ってもらおうと思っている。
これも終活だな。
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このシャッターチャンスにどれくらい時間をかけたのでしょう?、気になる所です。
思いであるカメラ、そう簡単には処分できないのではないですか。
繁みから飛び上がった瞬間の1秒ほどのシャッターチャンスだから、撮ったのではなく「撮れた」画像です。
その日は遠別町にお住まいの野鳥カメラマンが現地指導してくれ、「良い絵を撮ろうと思うな、良い絵は終わった後にしか気づかない」「シャッターを押さないと撮れない。とにかくシャッターを押せ」と教えられたのが忘れられません。
これは1〜2時間で1000枚以上撮った中の一枚だったと思います。
昔だったら是非譲って欲しいと手をあげましたが・・・体力だけでなく写真への情熱も隔世の感が有ります。
中判の645関係のカメラとレンズは全て処分しましたが35mm関係は未だ残しています。
でも、それらも手放す時期かもしれません。
これからはコンパクトデジカメで充分ですね!!
それさえ、この先はスマホに置き換わりそうです。
ただ、遠くて動きの早い小鳥やスポーツ選手を捉えるには明るい超望遠レンズが欠かせませんから、カメラは変わっても長玉は無くならないでしょうね。