半沢直樹 アルルカンと道化師 作:池井戸潤
面白く読めたのだけども、
このシリーズって、こんな話だったっけと
ドラマに随分寄っていった内容に驚いたのでありました
これはこれで面白いんだけど、
いかにもドラマシリーズの原作といった感じに思えて
以前に感じていた、経済小説というそれから
エンタメに随分舵を切った作品だったと思うのでありました
まぁ、もともと人情話だったしなぁと思うんだが
サラリーマンのむかつく上司に反抗といったシリーズ構成は
また、違うなと思ってしまったんだけども
面白いからいいやと、納得してしまうのである
上司にたてついたことで、地方にとばされた半沢直樹が
妙なM&A事案にかかわって、その裏にある話やら、
銀行の腐敗やらを炙りだして、めっためたにするという
痛快小説であります
流石にそこまで、あしざまなことはないだろうと、
でも、ひょっとしたら大手銀行はこんなもんなのか?なんて、
思わされてしまうあたり、毒されてしまっているようでもあるんだが
ちょっと小悪党というか、小ずるい話で、穴だらけの罠を看破して、
ぼっこぼこにするのは楽しいんだが、
実際のところ、こんな派手に立ち回ったら、そりゃ左遷されるわと
想ったりしてしまうのである
いや、そこが魅力のドラマだったから、そういう小説になって
大いに結構なんだけど、なんだろうか、
小説で読むときは、もう少しおとなしい立ち回りで読みたいとか思ってしまった
想像に任せられると、自分の能力ではチープな光景が浮かんでしまうからだろうかな
ともかく、美術系のちょっと凝った事案が発生して、
そこに個人的にはいい話だと思えた、人情話も絡みつつ
無能を絵にかいた上司たちとのげんなりするやりとり、
現場がなんとかとりなしているというぎりぎりの状況なんかが
楽しくもあり、ちょっと物語すぎるなと思ったりしながら
わくわくと楽しんで読んでいたのでありました
物語に登場した絵がどんなだったのか
それが、ちょっとだけ気になったんだけども、
面白いお話でありました
そして、今回ふっきったように逆転劇を書いているわけで、
それもまた、凄く楽しめてしまって
すっかりやられているというお話である
楽しいものは楽しい、それでいいのだ
面白く読めたのだけども、
このシリーズって、こんな話だったっけと
ドラマに随分寄っていった内容に驚いたのでありました
これはこれで面白いんだけど、
いかにもドラマシリーズの原作といった感じに思えて
以前に感じていた、経済小説というそれから
エンタメに随分舵を切った作品だったと思うのでありました
まぁ、もともと人情話だったしなぁと思うんだが
サラリーマンのむかつく上司に反抗といったシリーズ構成は
また、違うなと思ってしまったんだけども
面白いからいいやと、納得してしまうのである
上司にたてついたことで、地方にとばされた半沢直樹が
妙なM&A事案にかかわって、その裏にある話やら、
銀行の腐敗やらを炙りだして、めっためたにするという
痛快小説であります
流石にそこまで、あしざまなことはないだろうと、
でも、ひょっとしたら大手銀行はこんなもんなのか?なんて、
思わされてしまうあたり、毒されてしまっているようでもあるんだが
ちょっと小悪党というか、小ずるい話で、穴だらけの罠を看破して、
ぼっこぼこにするのは楽しいんだが、
実際のところ、こんな派手に立ち回ったら、そりゃ左遷されるわと
想ったりしてしまうのである
いや、そこが魅力のドラマだったから、そういう小説になって
大いに結構なんだけど、なんだろうか、
小説で読むときは、もう少しおとなしい立ち回りで読みたいとか思ってしまった
想像に任せられると、自分の能力ではチープな光景が浮かんでしまうからだろうかな
ともかく、美術系のちょっと凝った事案が発生して、
そこに個人的にはいい話だと思えた、人情話も絡みつつ
無能を絵にかいた上司たちとのげんなりするやりとり、
現場がなんとかとりなしているというぎりぎりの状況なんかが
楽しくもあり、ちょっと物語すぎるなと思ったりしながら
わくわくと楽しんで読んでいたのでありました
物語に登場した絵がどんなだったのか
それが、ちょっとだけ気になったんだけども、
面白いお話でありました
そして、今回ふっきったように逆転劇を書いているわけで、
それもまた、凄く楽しめてしまって
すっかりやられているというお話である
楽しいものは楽しい、それでいいのだ
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