だんじりの囃子音が夜遅くも部屋まで響いております。少々品がなくうるさいです。
どうやらお旅所あたりの休憩所なんぞで拡声器でもって流しているのでしょう。
もう少し祭囃子らしい情緒が欲しいものであります。
ともあれ、連休中はあちこち秋祭りのようでありますな。
お散歩に出ると、2,3日前からモズの鳴き声が聞こえるようになりました。
「キチキチキチッ」という甲高い鳴き声です。「モズの高鳴き」ですね。
住宅街やら、森の中やら、飛んでいるモズも見かけたりします。
「モズの高鳴き七十五日」という言い方があるそうです。
モズが高鳴きをし始めて、七十五日目ぐらいに霜が降り始めるということのようです。
「モズの初鳴き」はかつての農作業の目安のようですね。
森の中は、相変わらずコサメビタキとキビタキが飛んでくれています。
コサメビタキは木の高い梢のあいだを飛んでいて、
見つけたらこちらも辛抱強く下の梢の方に降りてこないかと待ちます。
キビタキは、もっと下の中くらいの高さの小枝を飛んでいるのですが、
こちらは暗い繁みの中。
だから陽のあたる明るい中に出てくるのを待つということになりますね。
辛抱してもなかなかうまくいきませんね。
きれいな色のキビタキ♂は1,2度見たきりでなかなか姿を見られません。 暗い茂みの中で地味な色の♀ばかりです。
だんだんと涼しくなってきました。
紅葉も高いところから次第に平地の方におりてきます。
少し長めに秋は楽しめそうであります。
鳥さんもまだいろいろ渡ってくるだろうと期待しているのであります。