「ミソっちょが鳴いているね。」
と、木道を歩いているおばちゃんが周りを見回しながらつぶやきました。
「そうかなるほど、ミソっちょ、と呼ぶのね。」と思いました。
まだ朝の6時前。 それでも愛鳥家のご年配の方々が森の中の木道を行き来し始めました。
ミソサザイは広島の近場の山でもたまに見かけることがあります。 でも姿を見せても、すぐに暗い繁みの中に逃げ込んでしまい、鳴き声も出しません。 大阪在住の頃は金剛山でよくその姿と 小さな身体に似合わない高い囀りをよく聞いたものでありました。可愛いです。
ですので、このミソサザイの囀りの姿、久々なのです。ちょっと感激。
ですので、このお出まししたエリアをしばらくうろうろ。すると再三の登場で 木道の杭の上に乗っかったり、折れた幹の上に止まったりして囀ってくれました。
時には目線の高さに枝から枝へ飛び回りましたよ。
高原の森の中のミソっちょ、可愛らしくて、格別でありましたね。