「おまえなあ、最近、金回りがええらしいのう。どうしたん?」
「よくわかったやん。実はな・・・・・・」
「実は??」
「やっぱ、言うのやめよかな」
「なんでやねん、ここまで言うて」
「でもなー、はずかしいやん」
「なにが?」
「実はな、オレ、女に貢がれてん」
「ええーっ、お前みたいなちゃらんぽらんな奴が女に?うそこけー!」
「ほんまやで。信じてくれんかもしれんけど」
「ほいでどこの女?」
「みつえって言うねん」
「みつえ?わしの嫁と同じ名前やん」
「うん、同じやねん」
「ほんまに?」
「ほんま」
「誰の?」
「お前の」
「嫁?」
「うん」
「どおりでワシのこずかい少なくなったと思ったわ。はっははははは・・・・・」
「そうやろ、わははははははははは」
「わはははははははははは」
「わはっはははははははは・・・・・・・・」