

「あ~あの道を歩くんだよね・・・」と
道を歩いていた


一緒に歩いているのに確かにあの子がリードしている(笑)
お母さんこっちだよ!
そんな声が聞こえそうな感じで歩いていた
いつか歩いたことのある山道(ハイキング程度な感じ)
そのうち岩肌のゴツゴツした険しい道を谷(麓)へ下りることになった
私は怖くて「え~ほんとにこれが道なの?この道しかないの?変だよぉ(もっと他に道があるはず)」となかなか足が出ずに躊躇して眺めていた


娘はちょっと先へ下り始めていたけど戻ってきた(ように思う)
「大丈夫だから行こうよ!」みたいな会話があった気がする
すると不思議なことに段々周りの景色が広くなった(私の視界に入ってきた感じ)
そして緩やかな道が見え始めた

「あ~なんだ他の道もあったんだ」とすごくホッとした
だんだん全てが見えるようになって、車道のような広い道をたくさんの人が行き来していた
麓のきれいな景色もはっきり見えてきた
なぜか案内人が立っていて皆に「こっちですよ~」みたいな声をかけていた
私は安心してその広い道を下り始めた

残念ながら娘の顔も見えず感触もなかった
けれど、色のあるきれいな景色だったし、楽しく歩いていた
麓は現世だったんだろうか
最初に周りが見えず、だんだん視界が広がってきた
とても下りられないような険しい道しか見えなかったけど、広くて穏やかな安心して歩ける楽しい道が見えてきた
この状況はこれからの暗示なんだろうか
なんだか心のはずむ夢だった

