サックス奏者 中村健佐のブログです

サックス奏者 中村健佐のブログです。日々の活動やその他、徒然なるままに書いていこうと思います。

東京モーターショー2009 その4

2009年11月02日 21時01分12秒 | Weblog

※その4は最終です。その1からその3も有りますので下にスクロールしてご覧ください。※

1時間強でスパパッと見てまわり、雨が降らないうちに帰りました。

「昔は夢があったな」・・・と、言い出すとそのまま「オヤジのぼやき」傾向ですが。。。

「若者の車離れが深刻化」とよく言いますが、それは仕方ないと思います。
もちろん今の若者世代は価値観も大きく違うと思うけど、自分たちが20代のころ・・・車には「夢」があった。

自動車を所有することは、生活の多くを注ぎ込んでようやく・・・な、わけで、ましてや若い世代なら所得も多いとは言えないのは昔も今も同じ。「あれを我慢して、これを我慢しても乗りたい!!」という所有欲を満足させるものが自動車にはあったわけです。

「かっこいい!速い!すっげぇ~っ!!」
「オレのはDOHC24バルブでツインターボやで!!」
「お、あいつスカG乗ってんの!オレのはケンメリや」
「白いプレリュードでデートいきたいわ」
・・・まさしくステータスだったわけです。
だから大枚を注ぎ込んだ・・・食費は削ってでも。

現在は「環境問題」と「不況」が同時に来てしまい、車のあるべき姿は「エコ」という方向性。
実用車、ファミリーカーというカテゴリーで「便利に使えれば良い」、そして「今までも家には自動車有ったから」という「買い替え需要」ならば・・・「そうね、燃費もよくて環境に優しくて、エコカー減税もあるし」と、良い方向なのだけど、若者を中心とした「新規需要」を考えるなら「エコなら究極は自転車じゃん」「電車乗ればいいしね」となっているのでは??・・・と、思う今日この頃です。

そのへんを危惧して動き出したのがCRZの「ハイブリッド&スポーツ」などの方向性なんでしょうね。この方向性が当たってくれないと、いかんです。世の中全てが実用車になってしまう・・・「車は道具!経済的で便利に動けばそれで良い」・・・に、です。夢もロマンも無い・・・交通手段に。


「外車メーカーが一切来なかった」・・・
わかっちゃいたけど本当にうなだれました。
TOPの写真を見てもわかるように、コンパニオン目当てのカメコくん達ではなくて真剣に車とかバイクの写真を撮っているのは・・・中年以上が目立ちます。スーパーカーブームで育った世代??
先述の「大枚を支払っても所有欲を満たす」・・・大人世代は「お金持ち=高級外車」というステータスがあったのだと思います。なんで何千マンもする外車に乗るのでしょう??同じに走って止まって・・・なのに。
ただ単に「自己顕示欲」、「成功の証」という面もあるのでしょうが、「このBMWの、ちょっとしたハンドリングフィールが・・・たまらない!」と言って、普通ならどうでも良い「ちょっとした違い」に大枚を投じてきた・・・という「車が好きだから」、の感覚の人も多いでしょう。

一見「無駄」??・・・が、ロマンであり夢でもあった。
もうこの感覚自体が時代遅れなんかな?・・・と、かなり寂しくなりますね。

私はお金持ちでもなんでもないので、外車と言ってもヤフオクのド中古(98年製・・・フィットの新車も買えないぐらいの^^;)、バイクも同じド中古(01年製)です。が、世代はまさしく「その世代」なので最近の自動車情勢にぼやいてしまいます。
ビュエルに乗って、どこかに行き、駐車場に停めると守衛のオジサンが「お!それどこのバイクなの?」とかとか・・・高速の料金所とか、歩道でも・・・声かけてくるのはみーーんなオジサンです。私も時々かっこいいポルシェとか停まっているとマジマジと見ていますし^^;)

時代は流れているので仕方ないことですよね。

ですがね、
これは女性で言うと「あの人、グッチのバッグにエルメスの・・・、あれもこれもブランドものよ!」とかって言って・・・言われるから大枚を投じる。例えば、家の近所のコンビニにエルメス持って行かないけど、銀座は悠々と歩く?とか、、、「そこに価値がわかる人がいるから」・・・があると思います。これと男性のおバカ自動車って似ている感じ。

「がんばって働いてかっこいい車に乗りたい!!」「いつかきっと●●に乗ってやる!!」・・・けど、「かっこいい車が時代に取り残された」「価値がわかるのは一部のエンスーのオヤジだけ」・・・「エコの時代にスーパースポーツは時代遅れ?」。

ちょっと大げさって言われるかもしれないけど、「何に夢を持ってがんばるのか??」・・・という心の奥底の原動力??・・・うーーん、難しい^^;)
うーーん、「音楽と車しか頭になかった男の悲哀??^^;)」。
でもいいや。

でも、そんなことね、今のご時世に考えていること自体が・・・そもそも古いのでしょうね。けど、今年のモーターショーで同じ思いをした貴兄も大勢いらっしゃると思います。「不況」と「エコ」が同時に来たから今年のモーターショーはこんな感じ。

だいたい外国メーカーが一挙に手を引いたのは?
財政の厳しいなか、「費用対効果」を最大に生かすには、先のすぼまった日本よりも高度成長期の中国に・・・、って当たり前の判断です。本当に色々なことが相互影響して負のスパイラルに入っている。

「エコ」は大事、でも「不況」はなんとか抜ける日が来てほしいですね。

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東京モーターショー2009 その3

2009年11月02日 20時43分42秒 | Weblog

ようやく外車コーナーか??
と、思いきや「アルピナ」です。

アルピナはBMW本体ではなくて、高級車をカスタム、ドレスアップするところ。メーカー本体じゃないから、微妙・・・。

と、思っていたらロータスは出してくれていました・・・(;_;)

エリーゼですね。
どうしても黄色い車に目が行く。
黄色いアルファに乗りたかった、黄色いポルシェに乗りたかった・・・(願望のみ^^;)・・・ここ数年、「かっこいいスポーツ車なら黄色!」と、何故か無類の黄色党になってしまった??

トヨタブースへ


昨夜のアブダビの興奮も冷めやらぬ?・・・ところでF1マシンもバッチリ撮影。
間近で見ると本当に大きい・・・長さと幅だけで言ったら、3ナンバーの乗用車と同じ程度・・・平べったいから更に大きく感じますね。

その4へ続く
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東京モーターショー2009 その2

2009年11月02日 19時44分41秒 | Weblog

その2は中身へ行きましょう。

西館から入ってみると、まずは部品メーカー各社の展示ブース。
まずちょっと度肝を抜かれたのがボッシュのコーナー・・・の前の「オネエサンの動画」。
(このオネエサンは画像なんです!)

しゃべるオネエサンの形に切り抜かれた薄いボードに動画が映し出されているんですよ!動画の前で手を「シャッシャッ」ってやってる男性もいました^^;)・・・投影されているのではないのです。「液晶画面をオネエサンの形にしてるのかな?」・・・でもなくて、厚さ1cm強のボードに映し出されています。周りとか裏にも特に大掛かりな装置もなかった。。。
どんななってんだろう?説明聞けばよかった・・・けど、ボッシュもこれが売りじゃないわけだろうし、やめてしまった^^;)

ホンダブース。これは興味のあったCRZという車。

インサイトやプリウスとは違って、ハイブリッドだけどスポーツ、という車です。
数ヶ月前に、ホンダに居た時のチームの呑み会で宇都宮に行った時に先輩が「これやってるけど、いい車よ」と言ってたのを思い出しました。もうそろそろ上市されるのかな?
この車はまさしく往年のCRXのデザインの延長ですね。あの車は面白かったなぁ・・・シビックがルイアームストロングの「What a wonderful world」でCMしてる「あの」時代。リトラクタブルのアコードが「森進一のサマータイム」でCMしてるころ・・・(は、もうちょっと前か)の名車ですよ、CRXは。狭くて事実上2人乗り?ちょっとだけ乗る程度のシート、っていう意味で「ワンマイルシート」というのが後部座席としてありましたが、「犬もまいるシート?」とか言われていたものです^^;)
CRZはどんななんかな??
とにかく!人気出るといいと思います。

参考出品、となっていたCB1100

おっとぉ・・・懐古主義なデザイン。
たしかにスクーターは若者、単車はオヤジの?・・・となっていきている昨今。こういう懐かしいテイストが重要なのかもしれない。

燃料電池車の説明コーナーがあった。

ああ、こういう時代か・・・エンジンのカットモデルがあちこちにあったものなのになぁ・・・と、自分はエンジン屋だったのでぼやいて歩いていると、カットモデル発見。インサイトだ。


うっ!・・・
退社して8年経つけど、なんだまだバリバリ使ってんじゃないのよぉ。。。
真ん中の白い物体と、その周辺・・・特に白い物体は自分としてもかなり冒険して開発した部品。。。フィットのエンジン用だった。。。そっか、インサイトってエンジンは基本はフィットだったじゃない!^^;)
毎年、PAT料はご頂戴しておりますが、「もちっとあってもぉ?」と思う瞬間でもありましたっけ^^;)
何にしてもフィット、インサイトそして新CRZ・・・どんどん売れてくださいね!と、願う瞬間でもありました^^;)


お約束?ハーレーのブース

キランキランでした。
そうそう、例年は4輪館と2輪館で分かれていたけれど、今年はホンダも4輪と2輪を同じ場所で展開・・・だから、ホンダの4輪の隣にハーレーという見たことの無い絵づらでした。でかいハーレーは旧車も新車もパッと見はよくわからないけど、ハーレーでは懐古主義ではなく「敢えて昔のモデルが良い」とされているケースが多く、中古市場ではかなり昔のモデルがチヤホヤされています。なので新車が並ぶブースを見てもピンと来ず^^;)
先だっても書きましたが、今自分が乗っているビュエルというメーカーは無くなってしまい、今後はハーレーダビッドソンが面倒を見るとのことで、ブースにはビュエルも並んでいました。。。が、これも最近のビュエルは小型化されていまして・・・ねぇ。。。


ヤマハのブースへ

新しいV-MAXという単車

これの前のモデルの中古をさんざん検討してたっけ、今のビュエルに乗るとき。
新型かぁ・・・すさまじくカッコいいなぁ・・・。

その3へ続く
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東京モーターショー2009 その1

2009年11月02日 19時00分56秒 | Weblog

今日の今日まで行くかどうしようか悩みに悩んだ「東京モーターショー2009」。
「外国メーカー不在」「国産エコカーの祭典」・・・
うーむ、どうしよう・・・だけど、とうとう自分まで東京モーターショーに行かない年がやってくるのか?いいのか?(おおげさ^^;)・・・そして、習慣性のもの、初詣に毎年行く。。。みたいな。
で、結局午後からスパパッと行ってまいりました。

行くなら今日でしょ、狙い目じゃない?飛び石連休の平日月曜日。
空模様がやばい中、スパパッと・・・なので、単車で出てしまったけど、やはりチラリとはやられました。でも大降りにならなくて良かった。

二輪駐車場のある西門っていうところからメッセに入ると誰も歩いていない。こりゃ相当やばいね?・・・と、思って会場に入ると意外に充分に人は居る感じでした。


印象的だったのは、まず。。。会場スペースの縮小?西館、中央館、東館だけでした。が、それでもスペースが余ってしまったようで、今まで見たことがないような出展ブースが。。。いっぱい??所狭しとメーカーがひしめいていた、かつての(と、言ってもたったの2年前)モーターショーとは全く違います。


スペース埋めるための今回の企画ものでしょう「カーオブザイヤーカーの歴史」なる大きなブースがデデン!

懐かしのデジタルメータ採用で世を騒がせたソアラですよ

ほーらマーチも

私、ホンダで最後にやってたS2000も・・・もう旧車入り(;_;)/~~~


他にも「あれ??モーターショー・・・だよねぇ?」と目をこすってしまう企画^^;)
大きなトミカのブース

皆さんの作品集のコーナー・・・かな


オーディオとかナビとか・・・カロッツェリアとかケンウッドとかパナとかイクリプスとかは??どこ??
探し回りました。会場案内書にも見当たらなかったので、警備員さんに聞きました。「今年はないみたいです」。
えっ?!まさかと思い、もう一人警備員さんに聞きました。「ありません」
え・・・ええぇ~っ!!んなバカな。。。
カーオーディオメーカー出てないなんて知らなかったけど・・・また何故でしょう?

その1・・・は、「例年に対して今年はどんな?」という感じで書いてみました。
その2、へ続く
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アブダビ決勝

2009年11月02日 02時21分51秒 | Weblog
2009F1最終戦、アブダビ決勝。

とにかくご立派な新築サーキット。
コースの真ん中に巨大ホテルが・・・まさに「宙に浮いた繭状の??」という感じで、ホテルの下をレースが通りぬける。立体のピットコース。夕方からのレースで、後半はナイターに、という演出。まさに原油マネー炸裂!!と言わんばかりのニューサーキット。。。すごかった。

「もうT社にもがんばってほしい」
と、切り替わった??のも間もないが、カムイ選手ががんばってくれました。
堂々6位入賞。途中では、ピットから出たばかりのワールドチャンピオン・バトンをオーバーテイクするシーンも!
レース全般にわたってカムイをピックアップする国際映像。
かなりかなりカブが上がったでしょう、カムイ選手!
来年もT社がF1続けるなら、レギュラーシートも夢じゃない!という感じか。
そうそう、だいたい「日本の車に日本人が乗って活躍する」というのは見たいものです。
(言うこと変わるもんだなぁ・・・自分も^^;)、、、バトンが年間チャンピオン決めた後だから・・・かな^^;)

ラスト3周。
2位のウェバー(レッドブル)に対して、3位を走っていたバトンがしかける!しかける!
思わず「行けっ!!行けっ!!」って、大声で叫んでしまった。
惜しくもオーバーテイクは出来なかったけど、年間優勝決まっていても最終レースを少しでも上の段で終えたい、というバトンの執念が見えてかっこよかった!

レッドブルの1,2・・・ブラウンGPの3,4
あの最後のオーバーテイクを決めるかでだいぶ気分も、そして来シーズンの予想も変わってきただろうになぁ。。。
それにしてもワールドチャンピオンはバトンに、そしてコンストラクターズチャンピオンはブラウンGPに決定!!という嬉しい2009でした!
今更だけど、あの車はホンダが2009用に開発してたマシンだ・・・っていうのだけは複雑でしたが。。。ね。

にしても、2010はまたあちこちのドライバーが入れ替わって、どんな展開になるのか?
3/14バーレーンまでしばらくストーブリーグですけど、楽しみに待ってます!
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