正月15日、6時に起き出し空を見上げたら、空には氷を撒いたような雲。鎌倉に越してきてからこの日は鶴岡八幡宮の左義長に行っている。とはいえ週末と重なる日や、少し遅く行ける日だけだったが、幸い今年は土曜日で、7時前には家を出て鶴岡八幡宮に向かった。
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神事のある源平池に着いた時にちょうど神事が始まった。さいとは例年2つのはずだったが、今年は1つ(参考までに10年前のエントリー)。しめ縄など、今年はあまり集まらなかったのだろうか。そういえば、2日に帰ってきた息子が”鎌倉には正月飾りが多いね、東京なんかよりずっと多いよ”と言っていたが、鎌倉もずいぶん減っているのかもしれない。わが家の門松はこの中にあるはず。
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神職が火をつけるとあっという間に燃え上がった。北西からの弱い風が吹いていて、煙は源平池の方に流れていった。遅れて着いたおかげで風上に立てて助かった。
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炎が大きくなるにつれ、門松に使われていた竹が”どんどん ”と破裂する音が聞こえる。この火に体を当てると縁起がいいという。夫婦で今年一年の無病息災を願った。炎に当たっているうちに体が温まった。
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おさがりのみかんをいただいてから、本殿にお参り。大石段から見上げると、銀杏がずいぶん高くなっていて少し驚いた。上から振り返ると、初詣の時には多くの人に埋め尽くされていた境内がよく見える。
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お参りを終えて、源平池に戻ったら氷がうっすらと張っていた、なるほど寒いわけだ。ナイトが死んで散歩も減って、このところ、ゆっくり境内を歩くこともなかったので、今日は思いがけず八幡宮ができてよかった。さいとのあったところに戻ったらほとんど終わっていた。
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夜になってこの記事を書いていたら、ちょうどNHKのニュースでこの鶴岡八幡宮の左義長のことが流れていた。私たちが立っていた方から撮っていたようで、映像に私たちは映像に写り込んではいなかった。
穏やかな1日