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また一つ、思い出多き車両が引退をしていきます。それが世の定めとはいえ、寂しいね…。
そんなわけで、お正月の期間中、臨時列車「シティライナー81号、82号」の運用についたAE100形は、一般旅客列車の運用としてはまさしくこれが最後、ということで、別れを惜しみに出かけてまいりました。
言っておきますが。
あたしゃ「葬式」なんて下品な言葉は使いません。
以前の記事で使ったことがございますが(´・ω・`)
なんで「葬式」なんてしみったれた言葉を使うんですか。
「お名残乗車」「お別れ乗車」でいいじゃないか。
言葉の品性を疑う。それが大人のたしなみってもんじゃありませんか。
違いますか。
重ね重ね言いますが、以前の記事で使ったことがありますんで、でかい声では言えませぬ(´・ω・`)
わかってるんだ。
過去への反省なのさ。
へいへい、どうもすいませんね(´・ω・`)
そんな余計な前段はどーでもいいとして、さっそく京成上野駅であります。
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ちなみに、座席は、京成沿線に住んでいて、はじめてインターネット予約などというものを使いました。
手持ちのメールアドレスと予約番号さえ控えておけば、あとは窓口か券売機で予約番号を伝えるか入力すればよし。
ただし。
このインターネット予約、券売機で引き換えられるのはスカイライナーだけのようで、もはや定期運行もない臨時運行の「シティライナー」だと、窓口でしか引き換えることができない様子。
ちきしょう、面倒だなあw
窓口には外国人旅行客が3組ほど列を作っていたので、その後に並んで、ネット予約をした旨窓口氏に伝え、予約番号を口頭で伝えるとあっさり指定券ゲット、という手順。
予約番号だけで券売機で引き換えることができるのなら、京成スカイライナーのネット予約は便利かも。
いちいち各私鉄ごとの「なんとかクラブ」に入会する必要もないのだからこれは手間要らず。
思えば、こんな形で帰宅時間の「イブニングライナー」も予約できればよかったろうし、それが旧「ampm」やCNプレイガイドでの指定席システムだったのだろうが、いかんせん帰宅時間がまったく読めない状況下では、あのシステムを使用することはついぞなかったな。
そのかわり、座席定員制のイブニングライナーにあって、全車座席指定号車(晩年は1号車が該当していた)だけは、いつ乗ってもほとんどお客さんがおらず、なんともったいないことかと傍目からは見ていたのだが。
そんなこんなで改札を通ると、9時01分発の成田行き「シティライナー81号」は、1番線から発車である由。
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ホームの時刻表に貼られていた「シティライナー」臨時運行の張り紙。
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そうこうするうち、おとなり2番線には、旧AE形の足回りをはいた3400形の成田空港行き特急が発車間際。
8時54分の発車で、成田までこの特急が先着するかと思いきや、後で触れるが八千代台でシティライナーを待避する。
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1番線には、目指すAE100形のシティライナー81号が到着。
走っても旅客営業が1日1往復、宗吾参道からの回送を含めても日に2往復しか走らぬとあっては、走っている時間より車庫で寝ている時間の方が圧倒的に長く、車体にはあちこちの傷みが見え隠れしている。
この日はAE138編成が担当。
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成田方先頭車。
さすがにこちらはファンが鈴なりでありました。
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そんなわけで、指定された座席に腰を下ろすと、長年モーニングライナーやイブニングライナーでいっときのやすらぎを得た座席。
やっぱりこのシートはふっかふかで落ち着くね。
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列車は定刻で発車。
日暮里手前で地上へ出ると、外は厚い雲に覆われている。
このシートに落ち着くと、いろいろ思い出すねえ…。
高校の修学旅行、集合場所の東京駅へ行くのに、Fumi氏と八千代台6時30分発のモーニングライナーに乗って行ったっけな。
デート帰りにこの列車には乗ったことがあったっけなあ。
1度くらいは乗ったことがあったような気もするが、金のない学生風情。乗ったことあったかな。
あんまりよく覚えてないや。
神田勤めの頃は、早上がりになると、410円を投資してこれに乗ってたっけな。
早上がりになって、更に投資するとか自殺行為以外の何物でもないのだが(´・ω・`)
むしろよく乗っていたのは、学生時代、新宿でのアルバイト帰りだったかなあ。
当時は日暮里でイブニングライナー券がよく売り切れていたっけな。
売り切れ間際になると、400円を握り締めて窓口に並ぶ客が殺気立っていたっけなw
車内を半分まで歩いてみると、思ったより「その筋」の方々に混じり、成田への団体のお客さんも乗っていらっしゃって一安心。
やはり成田特急はこうでなければ。
4号車に備えられているサービスコーナー。
自販機は2台設置されているが、1台は節電名目で稼動していない。
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あれは2009年ごろだっただろうか。
一時期、モーニングライナーや、朝のスカイライナーの利用客に、讀賣新聞がラックにどーんと積んでおいてあって、サービスで読めることができたな。
あれはものすごくいいサービスだったが、成田スカイアクセス線開通の頃だったかにどさくさに紛れて立ち消えになってしまった。
見慣れた光景を、AE100形はいつものように走り抜けていく。
思い出すなあ。
あれは1991年6月。
レイルウェイ・ライターの故種村直樹先生と、千葉都市モノレールや北総開発鉄道(現北総鉄道)の延伸区間の初乗りにお呼ばれし、氏と一緒に乗り歩きをした際、帰り際の京成高砂駅での一こま。
成田空港発の上野行きスカイライナーが、ほぼ満席の客を乗せて通過する様を見て、
「おおう、『あの』スカイライナーが満席じゃないか。よく頑張っている」
と、目を細めて拍手を送っていたシーンを、僕は今でも忘れることはない。
それまでのスカイライナーといえば、成田空港駅が現在の東成田駅と離れていたために、年がら年中ガラガラの有料私鉄特急の代名詞として名高かったのだ。
それが、当時の石原慎太郎運輸大臣(当時)の鶴の一声で成田空港アクセスが改善されることになり、1991年3月に、JR共々念願の成田空港直下の乗り入れを果たすことになり、それまでしらけ鳥だか閑古鳥を乗せていたスカイライナーの状況が一変。
その成田空港直下乗り入れに際して製作されたのが、このAE100形なのである。
あの頃の辛苦を存じているからこそ、大盛況のスカイライナーの姿を見て、自然と拍手が出たのである。
今でも思い出す。
京成高砂で、大盛況のスカイライナーの晴れ姿に目を細めておられた、僕の汽車旅の師匠は、今はもういない。
氏は今でも、天国でサッポロ黒ラベルをあけていらっしゃるだろうか。
印旛沼のほとりにある風車。
この風車とすれ違えるのも、あと何度あるだろうか。
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座席背面にあるテーブル。
成田空港第2ターミナル開業後、かなり長い間、「航空会社毎に降りる駅が違うよ」という旨のでかでかしたステッカーが貼られていたっけな。
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そして9時58分。
なにごともなく、列車は無事京成成田駅に到着。
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列車はそそくさと客を降ろすと、そのまま到着した5番線から逆線出発で宗吾参道へ回送されていく。
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あとは今月中の、京成トラベル主催のさよなら運行の団体臨時列車で運行されるのみに。
最後まで、達者で走れよ。
ありがとう。AE100形。
(※取材日…2016年1月30日)
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そんなわけで、お正月の期間中、臨時列車「シティライナー81号、82号」の運用についたAE100形は、一般旅客列車の運用としてはまさしくこれが最後、ということで、別れを惜しみに出かけてまいりました。
言っておきますが。
あたしゃ「葬式」なんて下品な言葉は使いません。
以前の記事で使ったことがございますが(´・ω・`)
なんで「葬式」なんてしみったれた言葉を使うんですか。
「お名残乗車」「お別れ乗車」でいいじゃないか。
言葉の品性を疑う。それが大人のたしなみってもんじゃありませんか。
違いますか。
重ね重ね言いますが、以前の記事で使ったことがありますんで、でかい声では言えませぬ(´・ω・`)
わかってるんだ。
過去への反省なのさ。
へいへい、どうもすいませんね(´・ω・`)
そんな余計な前段はどーでもいいとして、さっそく京成上野駅であります。
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ちなみに、座席は、京成沿線に住んでいて、はじめてインターネット予約などというものを使いました。
手持ちのメールアドレスと予約番号さえ控えておけば、あとは窓口か券売機で予約番号を伝えるか入力すればよし。
ただし。
このインターネット予約、券売機で引き換えられるのはスカイライナーだけのようで、もはや定期運行もない臨時運行の「シティライナー」だと、窓口でしか引き換えることができない様子。
ちきしょう、面倒だなあw
窓口には外国人旅行客が3組ほど列を作っていたので、その後に並んで、ネット予約をした旨窓口氏に伝え、予約番号を口頭で伝えるとあっさり指定券ゲット、という手順。
予約番号だけで券売機で引き換えることができるのなら、京成スカイライナーのネット予約は便利かも。
いちいち各私鉄ごとの「なんとかクラブ」に入会する必要もないのだからこれは手間要らず。
思えば、こんな形で帰宅時間の「イブニングライナー」も予約できればよかったろうし、それが旧「ampm」やCNプレイガイドでの指定席システムだったのだろうが、いかんせん帰宅時間がまったく読めない状況下では、あのシステムを使用することはついぞなかったな。
そのかわり、座席定員制のイブニングライナーにあって、全車座席指定号車(晩年は1号車が該当していた)だけは、いつ乗ってもほとんどお客さんがおらず、なんともったいないことかと傍目からは見ていたのだが。
そんなこんなで改札を通ると、9時01分発の成田行き「シティライナー81号」は、1番線から発車である由。
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ホームの時刻表に貼られていた「シティライナー」臨時運行の張り紙。
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そうこうするうち、おとなり2番線には、旧AE形の足回りをはいた3400形の成田空港行き特急が発車間際。
8時54分の発車で、成田までこの特急が先着するかと思いきや、後で触れるが八千代台でシティライナーを待避する。
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1番線には、目指すAE100形のシティライナー81号が到着。
走っても旅客営業が1日1往復、宗吾参道からの回送を含めても日に2往復しか走らぬとあっては、走っている時間より車庫で寝ている時間の方が圧倒的に長く、車体にはあちこちの傷みが見え隠れしている。
この日はAE138編成が担当。
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日暮里手前で地上へ出ると、外は厚い雲に覆われている。
このシートに落ち着くと、いろいろ思い出すねえ…。
高校の修学旅行、集合場所の東京駅へ行くのに、Fumi氏と八千代台6時30分発のモーニングライナーに乗って行ったっけな。
デート帰りにこの列車には乗ったことがあったっけなあ。
1度くらいは乗ったことがあったような気もするが、金のない学生風情。乗ったことあったかな。
あんまりよく覚えてないや。
神田勤めの頃は、早上がりになると、410円を投資してこれに乗ってたっけな。
早上がりになって、更に投資するとか自殺行為以外の何物でもないのだが(´・ω・`)
むしろよく乗っていたのは、学生時代、新宿でのアルバイト帰りだったかなあ。
当時は日暮里でイブニングライナー券がよく売り切れていたっけな。
売り切れ間際になると、400円を握り締めて窓口に並ぶ客が殺気立っていたっけなw
車内を半分まで歩いてみると、思ったより「その筋」の方々に混じり、成田への団体のお客さんも乗っていらっしゃって一安心。
やはり成田特急はこうでなければ。
4号車に備えられているサービスコーナー。
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一時期、モーニングライナーや、朝のスカイライナーの利用客に、讀賣新聞がラックにどーんと積んでおいてあって、サービスで読めることができたな。
あれはものすごくいいサービスだったが、成田スカイアクセス線開通の頃だったかにどさくさに紛れて立ち消えになってしまった。
見慣れた光景を、AE100形はいつものように走り抜けていく。
思い出すなあ。
あれは1991年6月。
レイルウェイ・ライターの故種村直樹先生と、千葉都市モノレールや北総開発鉄道(現北総鉄道)の延伸区間の初乗りにお呼ばれし、氏と一緒に乗り歩きをした際、帰り際の京成高砂駅での一こま。
成田空港発の上野行きスカイライナーが、ほぼ満席の客を乗せて通過する様を見て、
「おおう、『あの』スカイライナーが満席じゃないか。よく頑張っている」
と、目を細めて拍手を送っていたシーンを、僕は今でも忘れることはない。
それまでのスカイライナーといえば、成田空港駅が現在の東成田駅と離れていたために、年がら年中ガラガラの有料私鉄特急の代名詞として名高かったのだ。
それが、当時の石原慎太郎運輸大臣(当時)の鶴の一声で成田空港アクセスが改善されることになり、1991年3月に、JR共々念願の成田空港直下の乗り入れを果たすことになり、それまでしらけ鳥だか閑古鳥を乗せていたスカイライナーの状況が一変。
その成田空港直下乗り入れに際して製作されたのが、このAE100形なのである。
あの頃の辛苦を存じているからこそ、大盛況のスカイライナーの姿を見て、自然と拍手が出たのである。
今でも思い出す。
京成高砂で、大盛況のスカイライナーの晴れ姿に目を細めておられた、僕の汽車旅の師匠は、今はもういない。
氏は今でも、天国でサッポロ黒ラベルをあけていらっしゃるだろうか。
印旛沼のほとりにある風車。
この風車とすれ違えるのも、あと何度あるだろうか。
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座席背面にあるテーブル。
成田空港第2ターミナル開業後、かなり長い間、「航空会社毎に降りる駅が違うよ」という旨のでかでかしたステッカーが貼られていたっけな。
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ありがとう。AE100形。
(※取材日…2016年1月30日)
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当ブログへコメントありがとうございます。
私はもう旬が過ぎて残る余生をユルユル過ごしている自堕落系ブログでありますので、もしよろしければどうぞごひいきに。
ありがとうございました。
さいたま市に来てから、日暮里から成田に行くときにしか京成は乗っていないので、スッカリ新しい車両しかしらなくて。
それと、運転日の表記「1月1.2.3....31日」ってのが地方競馬の開催日に見えた。
たまには一緒に競馬行ってみたいね!
僕も稲毛海岸住みになって、なかなかスカイライナーとか乗る機会も減っちゃったからねえ。
競馬、行こう行こう。
行きたい\(^O^)/