建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

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初めての『アレルギー検査(アレルゲン検査)』をして思うこと。

2009-07-25 01:56:07 | 徒然的な“独り言”

連休明け、鼻の調子が悪く近くにできた耳鼻科の病院に行ってきました。

そこは、アレルギーに関しても診療してくれるということで

診察を受けると「こりゃ~ひどいですね!」と言われ

鼻の中に道具や機器を入れられるたび

“鼻水”“泪”、そして“鼻血”が止まらなくいやぁ~大変でした。

 

この際だと思い、自分が“どのアレルギーがあるのか?”を知るため

「アレルギー検査」をすることにしました。 

今まで、アレルギーに対してキチンと検査したわけではなかったので

今回が初めて血液と採取して『アレルゲン検査』をしました。

*)アレルゲン(Allergen)とはアレルギー疾患を持っている人の抗体と

  特異的に反応する抗原のこと。

 

元々私は、昔からアレルギー体質で

それも『アレルギー性鼻炎』です。

今は『花粉症』というメジャーな名前で浸透してますが

昔は『アレルギー性鼻炎』と呼ばれていました。

 

物心ついた頃から、鼻水や鼻詰まりがひどく大変でした。

和歌山の実家の近くに製紙工場が3つほどあり

多分、そこからです排気ガスが原因と言われてました。

同級生でも『アレルギー性鼻炎』の人が多かったと思います。

 

一週間後、『アレルゲン検査』の結果が来ました。

Al0001_2

検査結果は下記の通り

・非特異的Ig-E:310IU/ml(通常は“170IU/ml以上”だとアレルギー反応がでる。) 

・ヤケヒョウダニ、ハウスダスト1、アルテルナリアが陽性

 (この物質でアレルギー反応を起こす。)

この検査結果で先生から「結構、ひどいアレルギー体質ですね。

非特異的Ig-Eが310IU/mlは相当高い数値です。」

言われました。

この『非特異的IgE』とは「今現在(血液採取した時点)

どの程度アレルゲンに反応中するのか?」が分かるもので

基準値は『非特異的Ig-E:170IU/ml』だそうです。

 

 

Al0002

また、検査結果の用紙の裏には『アレルギー病状を引き起こす

原因物質カレンダー』がありました。

これを見ると“ダニ”は一年中「原因物質」が飛散していることになります。

 

結局、耳鼻科の病院に2か月近く通院し

病状が治まったので終了しましたが

「まだ鼻腔の内部がアレルギー反応が残ってますが

もともと『アレルギー体質』なので、これが通常の状態だと思います。

非特異的Ig-Eが高いので「アレルギー病状」がこれ以上悪化しないように

体調管理をして気をつけてください。それ以外治療がないですから

病状が出たら早めに病院に来てください。」と言われました。

 

上手く『アレルギー病状』と共存していくしかないということですね。

『アレルギー病状』に関しては

『アレルギー体質の本人しか分からない辛さ』があります。

 

設計を営む立場として、この『アレルギー』

どのように向き合うのかを、いつも意識しています。

新築した建物に住む人に『アレルギー病状』が出た場合

その建物に住むことや使うことが出来なくなります。

だから、依頼された場合には、色々とヒアリングしながら注意深く

色々な要望などを聞き、どのような建物にするか考えていきます。

そして設計する際には「自然素材が本当にいいのか?」

「下地はどの材料を使えばいいのか?」を厳選しながら

全体プランを積み重ねていきゾーニングをしていきます。

「風が全体に通る間取りにする。」「掃除しやすい形状の部屋。」

「居心地が良くなる内部空間」など様々です。

 

誰もが快適に住める。

また、使える建物というものは

基本なことで簡単そうでが、

一番大変難しいことです。

建築を営む者として色々な問題を考えながら、

向き合うとこが大切だと思います。

 

 

 

 

 

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