2008年4月6日に行われた
リーディングセッション陰陽師を見にいってまいりました。
羽田から浜松町まで行き、大江戸線で六本木まで。
六本木なんてきたの何年ぶりかしら~な私。
六本木駅前のcafeでYさんと待ち合わせ。
するとしばらくすると偶然Iさん登場。
そしてしばらくしてM嬢も登場。
4人でわらわらだべりまくった後、開演時間ちょいまえにSTBへ。
レストラン付きのライブハウス。
オリジナルカクテル・・・は飲まなかったけど、オイシイ飲物のみながら、前から2列目(笑)で観劇。
セットは大きな桜の木がどんと右側後方にそびえたって降り、前列が声のキャスト、後列が音楽のキャストでした。
難波さんがまず登場し、次に賢雄さんが登場、その他のキャスト様も着席され、晴明と博雅のかけあいからはじまりました。
二人は酒をのんでいる・・・とこの作品独特の始まり方。
実際にオリジナルカクテルを前に難波さんはのんでいたんですが、昼の部では賢雄さんは「なんだ、こりゃ水だ!」とわざと水をのむっちゅう(笑
夜は水を手に取り「ん?芋だ・・・俺は麦の方がいいんだ」とかなんとか。
陰陽師の世界が分かりやすい様に、晴明の呪のエピソードから始まっていきました。
ある姫が、恋しい男に心変わり去れた姫が心に鬼を宿し、異形のものとなってしまうというわけなんですが、まだ彼女が人間として生きているときに、車ごしに博雅と出会い、その笛に聞きほれ、博雅もきっと美しいお方にちがいないと思うわけです。
しかし、貴族から身の回りに起きる異変について、相談された晴明は、それが彼女のことだとは気付かずに、晴明になんとかしてくれと頼むわけです。
女の情念を目撃した博雅はおどろき、そしてそれが彼女であるということに気付くと、心のそこから後悔をするわけです・・・。
そしてここが博雅の博雅たるところなんですが、彼女をけなしたりするわけではなく、ここまで追い詰められてしまった彼女に心から胸をいため、その姿を見てしまった自分自身を悔やみ、そして人間には誰しもそのような鬼のような心を持っていることに愕然とするわけです。。
そして結果的に晴明に彼女を消させてしまったことになったこと、そういう立場に彼女を自分がおいやってしまったことに涙するのであります。
普通だったら「ぎやあああ」と驚いて終わりな訳ですからね。
だから晴明は博雅を「よい漢(おとこ)よの」というのでありますよな~。
そして博雅はいつも皮肉っぽくてクールで自分をからかってばかりに思える陰陽師の晴明が、実は自分のことをとても心配している事にうすうす(?)気がつき「よい漢よの、晴明は」と返すわけであります。
(あたしはマンガでもそうなんですが、たまにこうやってストレートに言われたときに晴明がやたらテレまくるところが大好きです。)
「ばか・・・」と照れながら答える晴明が可愛くて仕方ないです^^;
難波さんの晴明はわりとあったかい感じだったなあと思いますね。
博雅はヘタレな役回りなんですけども、このエピソードは博雅が語るシーンがとても長く、しかも珍しく女性関係で胸をきりきりといためてしまう博雅ってことでとても切なかったです。
賢雄さんは、どんな声で演じられるのかしらと思っていましたが、まあもう、非常に2枚目なボイスでした。
泣きの演技が上手い。やっぱり上手いと思う。
マイクを通してびしびしとしびれるような低音。でもきつすぎず、まろやかな低音はもう賢雄さんの真骨頂だと思います。
しかもほんの数メートル先から放たれる声は、ダイレクトにこちらもで突き刺さってきました。
徳子役の木村さんも徳子が乗り移ったような演技でして、非常に素晴らしかったです。
愛と憎しみとは紙一重。。。その境界線を演じるのってすごくエネルギーがいると思うんですよね。。博雅と徳子の掛け合いは天下一品でした。木村さんも感極まって台詞が全て終わったあとも徳子の切なさでいっぱいだったのか、涙をはらはらと流しておられました。。。
賢雄さんも鼻をすすっておられました。。。
涙なしには・・・です。
語りのかたの低音も素晴らしかったし。
音楽も邦楽とクラシックがうまく融合していて、世界を作っていました。
ボーカルも歌詞も切なくて切なくて。
原作では、博雅の奏でる(ていることになっている^^;社長じゃなくてね)音楽は、晴明も一目おくほどの超越した力を持っており、その音楽の力が晴明の陰陽師の能力を増幅させるという設定になっているのがこのワールドでして、重要なところで吹かれる笛の音や琴の音が、本当に素敵で、そうそう、こうじゃないと陰陽師じゃないと私はおもいました。
最後に徳子が消えた後、調整がやや乱れた笛の音が流れていたんですけれども、これは、多分博雅が吹いている(であろう)笛の音なんでしょうね。
昼の部も夜の部も内容は同じでしたが、やっぱり夜のほうが力が上手い具合に抜けていて、クオリティは高かったなと思いました。
う~ん夜も行って良かったです。
しかも夜はキャスト公認の写真撮影大会になりまして。
デジカメを持ってなかった私は自分をのろいました^^;皆さんが沢山とってくれたみたいなので、楽しみにしています♪ふふふ。
終わった後もスペシャルなことがたくさん起こってしまい、幸せいっぱいでした。
昼の部と夜の部の間は、六本木のウェンディーズでIさんMちゃんYさんでだべっていたんですけども、Yさんやそのお友達とも遭遇して大盛り上がり。
mさんカップルとも席近くて(!)沢山おしゃべりできてたのしかったわ♪Mちゃんにも会えました。
夜は夜でまたお友達のお友達にも沢山おあいできて、幸せでした♪
いや~いってよかった。
終わった後は、IさんとMちゃんと帰路をともにしていただき、あたしはMちゃんのマンションに乱入!
ちゃっかり録画してなかったコードギアスを見せてもらいました。
彼女はお仕事だったので、夜更かしはできなくって残念だったけど(ごめんねえ)私的にはいつも公演終了後はさみしくて仕方ないので、こうやってお友達といっしょにいられて無茶苦茶幸せでした。
彼女の出勤と同時に私も福岡に帰ったんですけど、もう寂しくて寂しくて(大泣)。
なんか久し振りに賢雄さんファン勢ぞろいだったし、語るの楽しくて。。。
なかなか気軽に行けないのが本当に寂しいです。。。
本当にぐすんぐすん泣いたりしているダメすぎる大人です。
賢雄さんのステージを見たいというのも大きな理由だけど、ファンの皆様と一緒にいられるっていうのも私の中では大きな大きな理由です。
また5月にSSDS行く予定なんで、宜しくお願いします。。。
ありがとうございました。