さて、崎谷はるひ先生原作の2011/12/22発売の、
「心臓がふかく爆ぜている」を聞きました。
まさにキャスト買い、ですね。
そしてこれも阿部さんプロデュース。
なんか結局阿部さんとこばっかり生き残っている気がするよ。
降矢信仁 CV:森川智之齋藤 弘 CV:福山 潤綾川寛二 CV:三木眞一郎 …ほか
となっております。
リラクゼーションサロンなどを経営する会社の開発部員・齋藤弘は、地味でおとなしく、ふられてばかりのゲイ。大手企業から転職してきたイケメンで有能な降矢信仁を苦手に思う齋藤だったが、仕事で落ち込む降矢にアドバイスをしたことから親しくなる。降矢に惹かれていく齋藤は酔った勢いで思わずゲイと告白、そのうえ降矢から「つきあおう」と告げられ……!?
ということんですが、二枚組、がーっと聞いてしまいました。
このへん阿部マジック??いや、役者さんがうまい方がそろってますからね。
カリスマハーバリストな斎藤さんを福山さんが。この斎藤さんって、もう三十路すぎの経営者なのに、もうそりゃおとなしくて、後ろ向きで^^;普通に聞いていたら、うしろからどん、と叩きたくなるような自信のなさ。あの福山さんがこんな性格を演じているっていうのがまた面白い。でもうまいからついつい、おいおいしっかりしろよ~と言いたくなるのです。
しかも彼氏にふられたばっかりでいじいじしているし・・・。
そんな自信喪失状態の斎藤さんの前に現れたイケメンかつ大手企業からやってきた隆矢なんですけども、これを森川さんが。森川さん、帝王ボイスっていうより、かなり地声に近いフランクな明るい感じです。私は地声、好きだなあ。
で、イケメンな彼のことを、斎藤さんは敬遠しているんですけど、まっすぐな明るさと、イケメンなのに、内面がとっても純朴っていうところに惹かれていくわけです。
まったく正反対の二人の恋愛ってほんと面白いですね。
明るいのと暗いの、はっきりしているのとおとなしいの、自信があるのとないのと・・・。
そのあたりの対比がこの話の面白いところなんだと思います。
それにしても、斎藤さんのいじいじっぷりといい、ダメンズっぷりといい、もう絵にかいたようなダメダメ具合で。これが福山さんと森川さんキャスティングじゃなかったら、たぶん途中で聴くの断念していたかもしれない(笑)そこを聞かせてしまう演技のうまさはさすがですね。そういえばアクセルワンか~二人とも。
で、この二人の間でいい味出しているのが、三木さんが演じておられる綾川。斎藤さんと仲良しで、今は社長。表に出たがらない斎藤さんのかわりに前に(なぜか女装)出ているのがこの綾川。明るくて、はっきりしていて、友達思いで、私は綾川に惚れるタイプです^^;
この三人が演じているのですからはずれはないか~という感じです。。。
さて、もうなんでそうなるかな~~と叫びそうになる後ろ向きな斎藤さんが、だんだんと隆矢によって進化(?)していくようすが面白いです。
崎谷先生の作品なので、ラブシーンもなかなか、うふふ、な感じですヨ。