ふみの耽美な毎日

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高村薫二次→冬コミ12/28東京ビッグサイト南ユ15a オリジナル→J庭

「≠(ノットイコール)」(鈴木達央×野島裕史) 久々にクオリティ高いです。

2013年01月18日 | ドラマCD(た、な、は行)
久しぶりにBLのCDをいくつか聴いてます。
なかなか最近当たりがなくてですね。。。
だいぶ販売しているところも淘汰されているようで、いいのか悪いのか。ともかくよい作品をドラマ化してもらいたいものです。
エロだけでもつまんないし。原作面白くても演技が???だったらよくわかんないし・・・。
ものすごく久しぶりにこれは面白い、と思ったのが池玲文さん原作の「≠(ノットイコール)」です。久しぶりにこれは!!と思いました。


キャスト様は末続果 : 野島裕史、 芦塚凉 : 鈴木達央
山野正之、同級生A、TV音声 : 若杉亨
芦塚真帆、女性A、見知らぬ女 : 宮川美保
老人、同級生B : 利根健太朗
中年男、テキヤ : 上村友二
果の母、女性B、電話音声 : 川名敦子
となっております。

《明日、俺は父親に呪いをかけた――――》幼少期に別離した父親との再会を果たした直後、突如22年前にタイムスリップした凉!
時は、バブル絶頂期の昭和。そして、そこには三つ年下の父・果がいた…!
慣れない環境と、現在へ戻れない不安から焦燥感を募らせる凉だったが、
透明な果の存在に癒され、その感情がやがて形を変えていく…。

時空を超える話なんですが、主人公の涼は年齢そのままに過去に戻って行くわけです。そこで自分より若いときの父親にであう、と。
この父親を野島兄さんが演じられております。ということで、演じる幅がなんと14歳(!)から30代後半まで!野島兄さんの子ども時代もうそれはそれはかわいいので、ファンの方は必聴ですね。
よくよく考えなくても、普通にこの設定で物語をつくっちゃうと危ない父子の近親相姦なんですが、それがここまで時空を飛び越えてしまうと、そんなことどうでもよくなってきて、変なドロッとしたものがなくなり、純粋な愛情物語になってしまうから、摩訶不思議。池先生の、ストーリー上手いなあって思いますね。
孤独を抱えながら10代なのに一人で暮らしている果が、突然やってきた涼の存在に癒されて、だんだん惹かれていくさまがかわいいったらありゃしません。
涼の方も、実のところ自分の父親だとわかっているのだけども、この純粋な少年に惹かれてゆくのを止められない。
昭和の時代で話が展開するので、どこか懐かしい感じもして、いいなあって思いますね。(私が昭和な人なので。)
再び現代に戻り、二人が再会するシーン、ここも聴きどころですね。
涼の母と、果はとうの昔に別れていて果のほうは、涼のことをよく認識していないわけです。でも、ずっと昔に確かに惚れた青年がそのまま現れたわけだから。。。
う~ん。うまいなあ。
このうまい原作を、ほぼ野島さんと鈴木さんがしゃべりっぱなしで演じられておられます。二人とも演技が本当に上手なので、ぐいぐい引きずり込まれました。涙がじわっと何度もにじむ感じですよ。
やっぱり素敵な原作+演技力でドラマCDって完成するんだなあと再確認。
出せばいいてもんじゃない、やっぱりそう思うんだなあ~CDってさ。
コメント (2)
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散る散る、満ちる(羽多野渉×野島裕史)切ない会社員片恋ものです。

2012年06月17日 | ドラマCD(た、な、は行)
2012/5/28発売の凪良ゆうさん原作散る散る、満ちるを聴きました。
久しぶりにオンタイムに聴いている気がします(笑

キャストさまは如月春水 CV:野島裕史 里見幸一 CV:羽多野渉
榎本典 CV:谷山紀章 高橋比呂 CV:水島大宙となっております。
豪華~。
美形だが人のよすぎる如月春水は、部下である里見幸一に密かな想いを寄せていた。
叶わぬ恋だと諦めていた如月だったが、皮肉にも、里見もゲイで片思いに苦しんでいることを知る。
ヤケ酒に付き合い里見を送り届けた如月は、勢いに押され彼と一夜を共にしてしまう。
しかし翌朝、何も覚えていないと焦り謝る里見に対し、如月は傷ついた心を押し隠し彼の恋に協力することを申し出るが…。

ということなのですが。
いや~繊細な片恋ストーリーでした。
2枚組でこの繊細なストーリーだと、聞きあきてしまうのかしらと思っていたのですが、意外や意外、これがとっても聴かせるCDになっておりました。
会社員もので、4人の主要人物が出てくるのですけど、うち3人がゲイって、すごいなあという展開は、まあおいておいて。
美系の主任如月を野島兄さんが。繊細だけど、きちんと社会人している、っていうボイスに、兄さんの声はぴったりですね。弟さんだと、もちょっと浮世離れ感があるような気がします。
で、そんな如月の片想いの相手、部下の里見を、羽多野さんが。まっすぐな青年ボイスで、とっても好感が持てます。
そして、里見の想い人高橋君を、水島さんが。やんちゃ風でかわいらしくってたまらんですね。
如月→里見→高橋君→高橋君の彼氏っていう完全片想い状態なんですけど、如月は上司っていうこともあって、里見に気持ちを打ち明けることなんて言語道断。里見が高橋君を想っていると知っても、黙って応援してあげるのです。里見も如月主任を綺麗で素敵なひとと思っているのですけど、そこは会社の上司、さすがにねえ、と若干の距離をおいている、と。
ところが、べろべろに酔いつぶれた里見が、何を思ったか、如月に手を出してくるものだから如月は拒めず・・・。しかも里見はそのことをきれいさっぱり忘れてしまい、再び高橋君へ想いをよせる・・・と。如月の気持ちを考えるともう胸がきゅ~んとして切なくなります。
高橋君は高橋君で、彼氏がいるってことがわかって、里見はまた如月に相談をして・・・そうこうしているうちにだんだん二人で過ごす時間は増えてゆき、なぜかベッドを共にする機会も日常化してゆくわけですが・・・。
もう里見に、気づいて、気づいてくれ!と何度も突っ込みを入れたくなりますよ~~。うううう。もどかしい。
そしてあっという間に2枚目突入。
おもしろいのが、ロボットの存在。
家族が他界しており、実はさみしがりな如月は、犬型ロボットを持ってるんですけど、これがストーリーのキーになっていくのです。ロボットに話しかける20代男ってどうよ?!と突っ込みを入れたくなりますけど、ペットと思えば、まあそうなのかしらん。
そういえば、いい味を出しているのが谷山さん。如月の幼馴染のノンケなんですけど、煮え切らない如月に、それはそれはずばずたと言いたい放題で、でも如月のことをいつも心配していて、このひと実際にいたら相当いい人なんだろうなって思いながら聴いていました。キショーさんの演技聴いたの久しぶりですけど、こういうふつう~なボイスの声、いいですね。わざとらしくなくってよい。
最後の最後まですれ違いまくっている二人なのですが、もう勇気を振り絞りまくって想いが辻あったときのラブシーンは、かわいくって、心底よかったねえ、よかったねえと言いたくなります。丁寧に作ってあって、とっても聴きごたえがある1枚でしたよ♪
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春を抱いていた9(三木眞一郎×森川智之)貫禄の9でございます。

2012年05月06日 | ドラマCD(た、な、は行)
さて、新田祐克さん原作の、春を抱いていた9を聴きました。
8の騒動の後で、どうなるんだろうと思っていましたが、無事に9が。
それにしても装丁とかかなり簡素化されていたんですが、どうしたんでしょう。
キャストさまは森川智之、三木眞一郎、関 俊彦、森久保祥太郎、遊佐浩二、鳥海浩輔、といういつもの豪華メンばーでございます。

京都から北海道にロケ地を移した映画「冬の蝉」で主演を務める岩城と香藤の元に、二人の後輩・宮坂と小野塚が陣中見舞いに訪れる。二人を歓迎する岩城に反し、香藤は宮坂の携帯電話から岩城の写真画像を見つけ、逆上する。
嫉妬した香藤は宮坂にケリをつけさせようとするのだが…!?
それから数日後。
現場叩き上げの役者・吉澄と信頼関係を築いていた岩城と香藤は、京都のロケ中に起きたアクシデントによって緊急入院していた吉澄の降板を知り、愕然とする。
そんな二人の前に現れた吉澄の代役とは、かつて香藤の演技に完敗した、浅野だった。
スキャンダルを捏造してでも芸能界にのし上がろうとしていた浅野だったが、密かに
京都のロケ現場を訪れ、岩城と香藤の演技を見つめていた。そんな野心家の心中に芽
生えた役者魂は、吉澄が築いたキャラクターを否定したことで、岩城に粉々に打ち砕
かれる。
香藤は岩城の心の中に存在する吉澄の大きさを知ることに―――!

う~ん、さすが、ですね。1からずっと聴いていますが、変わらぬ演技と演出クオリティ。
このシリーズはもうそれぞれのキャラが出来上がっているという感じでしょうか。
岩城さんも香藤も森川さんと三木さんの声でしか聞こえません(笑
しかし、まだ冬の蝉やってたんだなあ~と。ときの流れを感じます^^;
前半は岩城さんに惚れこんでしまった宮坂の話。プレイボーイなのに悶々としている宮坂役の鳥海さんがかわいいったらありゃしません。それにしても岩城さんってどこまで受オーラをだしてるんでしょかネ~。小野塚役を遊佐さんがやっておられますが、軽薄そうなでもかっこいい役がなかなか新鮮でよろしいかと。
後半は、撮影現場に戻ってぐっとシリアスな話に。
ロケ中に負傷して声が出なくなってしまった吉澄さん。この役者さんを関俊彦さんがやっておられます。(キャスティングが豪華なのも春抱きの特徴ですよね~)
で、その代役が、あの浅野君。森久保さんが当然やっておられますが、敵意むき出しだった浅野も今は香藤に惚れこんでいて(笑)。このあたりのまっすぐさもおもしろいとことですよねえ。
声優さんが、俳優さんが演じているシーンを演じるっていう複雑構造も聴きどころのひとつ。
真剣勝負な様子が伝わってきて、ドキドキしてしまうのはいつものこと。
それにしても岩城と香藤ってもう夫婦ですよね、これ。
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ダブルバインド、ダブルバインド2(森川智之×興津和幸、大川透×鈴木達央)興津さん受デビュウです

2012年05月05日 | ドラマCD(た、な、は行)
久しぶりにドラマCDをいくつか聴きました。
まずは、英田サキさん原作の☆ダブル・バインド☆ダブル・バインド2を聴きました。
キャストさまは
上條嘉成:森川智之、瀬名智秋:興津和幸、新藤隆征:大川透、葉鳥忍:鈴木達央、真宮祥:阿部敦、他 となっております。
夢の島で猟奇的な餓死死体が発見された!? 捜査を担当することになったのは警視庁刑事の上條嘉成。鍵を握るのは第一発見者の少年だ。ところが保護者として現れたのは、臨床心理士の瀬名智秋。なんと上條が高校時代に可愛がっていた後輩だった!! 
変貌を遂げた瀬名に惹かれつつ、捜査を続ける上條。そんな中、第二の事件が発生し、瀬名の従兄で極道の新藤も犯人を追う……!? 鈍感でお節介な警視庁刑事・上條×美形でツンデレな臨床心理士・瀬名──謎の連続殺人を機に一度終わったはずの男達の運命が交錯する!

いや~聴きごたえがありました。英田さんらしいサスペンスドラマ。
英田さんの作品の中でも事件性が前面に出ているのかなと思いました。
こうなってくるとBLである必然性があるのかなあ~と正直思ったりするのですけど、ぐいぐい聴かせるのには、やっぱり4人の男たちの物語が必要だったんでしょうねえ。
警視庁の刑事上條を森川さんが。帝王ボイスではないちょっとオヤジ入った男らしいボイスは、私が一番好きな感じの声です^^地声を少し低くしたくらいのトーンです。
で、美貌の臨床心理士(日本でいえば)瀬名を興津和幸さんが。BL受けデビュー作でございます(笑)いや~森川さん相手のデビューとはすばらしい。いやいや、しかしデビューとは思えない麗しいお声でしたよ。
餓死死体が見つかった事件を捜査する上條さんは、第一発見者の少年と会うんですけど、その保護者さんが、外国帰りの瀬名というわけです。超美人だけども口がわるいちょっときっつい男に成長していた瀬名は、実は上條の高校時代の後輩(そのときは美少年)だったという。
きっつい瀬名にたまげつつもなんかほっとけないあな~という上條の慌てっぷりがかわいいったら。この辺の演技はさすがの森川さんですネ。
で、この第一発見者の少年を、阿部敦さんが演じておられるのですが、これがも~う大変なことに(笑)。あんまり書くとネタバレすぎるので書きませんが、阿部さんよく頑張った!いろんなキャラの阿部さんが聞けておもしろいですよ~。阿部さんファンは必聴かも。
で、別の事件の関係で出てくるのがやくざの新藤。これが大川さんが演じられていらっしゃるのですが、いい男なんです!!寡黙で男っぽくて!!彼は忍という若者と関係があるんですけども、その昔はどうやら瀬名と関係が・・・。ってことで人間関係がぐちゃぐちゃと入り乱れて参ります。忍役を鈴木達央さんがやってるんですけど、ちょっと意地悪そうなところとか、でも実はかわいらしいところとか、ぴったりですねえ。
思うんですけど、鈴木さんの声ってちょっと斜に構えた役のほうが似合うんかなあと。普通のヒーローボイスではないことは確かだわ。
で、なんで新藤はこの忍に惚れたんだろうって、全然わからなかったんですけども、それがCD全部聴くうちになんとな~くわかってくる(大川さんもそうおっしゃってました)っていうのがすごい世界ですよ。さすがに1、2出さないと無理だよねえ。
瀬名の新藤に対する想いも、新藤の瀬名に対する想いも、痛くて痛くて切なくて・・・。
あれ、上條と瀬名の恋愛は?!とか思っちゃいますけど、こっちも徐々に徐々に進んでいくんです。瀬名もつんけんしているのに、心根は高校時代と変わらず可愛くて、でも、色気だけは大人になって成長しているから、やたらと色っぽくて。このあたり興津さんお上手でしたよ。たおやかなボイスはちょっと誰かとイメージが被ったんんですが、誰だったろう。水島さんとか、かなあ。瀬名にほだされていくもともとのんけの上條は、どっかとぼけたところがあって、「よし、ホモになろう」なんて決意するあたりがどこかおもしろい。こういう容量の大きなところが上條の魅力なのかもしれません。
サスペンスなのでネタバレできないことが多すぎなんですけども、キーとなる上條の上司の娘さんを皆川順子さんがやっておられて、これも聴きどころですね。素敵♪

う~ん、英田さんの作品は、映画をみたような気分になりますね、できれば1、2続けて聴くのをお勧めします。
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タナトスの双子1912(森川智之×野島健児、小西克幸×野島健児、羽多野渉×近藤隆)帝政ロシア!

2010年12月20日 | ドラマCD(た、な、は行)
和泉桂さん原作、2010/9/28発売の●タナトスの双子1912●を聞きました。

帝政ロシアもの。お~~~ロマンチックだ!

キャスト様は
ユーリ・ドミトリエヴィチ・オルロフ : 野島健児ミハイル・アラモヴィチ・フロムシン、貴族男B : 近藤 隆ヴィクトール・イワノヴィチ・カヴェーリン : 森川智之アンドレイ・ニコライエヴィチ・グロトフ、下士官 : 羽多野 渉マクシム・ヴァジリエヴィチ・ラジオノフ : 小西克幸オルロフ侯爵、イワン、男客A : 高口公介アンドレイの父、貴族男A、同士男A : 樋口智透オルロフ家の使者、ミハイルの父、男客C、同士男B : 岡崎雅紘リャザーノフ伯爵、兵A : 酒巻光宏執事、農夫、男客B : 藤崎成益憲兵、兵B : 赤羽根健治、ナターシャ : 國分優香里

となっております。

「軽蔑しているのに、私に従うのか」

時は帝政ロシア末期。
オルロフ公爵家の嗣子ユーリは天使のように優美な容姿を持ちながら、近衛師団では切れ者の大尉として知られている。
そして、彼のそばには副官のヴィクトールが常に付き従っている。
目的のためなら躰を利用することも厭わないと噂のユーリを侮蔑を籠めた目で冷たく見ながらも、屈従を崩さず――

折しも、ユーリは幼馴染みのマクシムからある青年を紹介される。
それは死に別れたはずの双子の兄、ミハイルだった!?
愛と憎しみ、憧憬と裏切り。複雑な想いが絡まり合い……

ということなんですが、いや~~このドラマチックな設定は和泉先生ならではです。
ぐいぐいと引き込まれる作品だと思いますね。
ユーリは超美形なのですが、近衛師団の切れ者。そして彼の副官ヴィクトゥールは感情をなかなか表に出さない冷酷な男。
ユーリ役を野島弟さんが。いや~こういう退廃的な世界には野島さんですよね。いい、どこか世をはかなんでいるようなユーリが、とてもいいです。
そして何を考えているのかわからない副官を森川さんが。
いや~~~~~~~。いい!冷酷な帝王ボイスはたまらんですばい。いったい彼は何者なのか?!とこの巻では謎のまま話は展開してきます。
さて、ユーリには小さいころ死に別れたミハイルという双子の兄がいるのですが、彼は実は貧しい街で生きていました。ミハイル役を近藤さんが。
街の酒場のアイドル的なミハイルを生き生きと演じられています。
そのミハイルのよき友人がアンドレ。彼を羽多野さんが演じられています。いや~好青年。
さて、ユーリは幼馴染のマクシム(実はユーリは彼が好き)から、ひょんなことからミハイルを紹介されたユーリ。再会を喜びあう二人ですが、軍人と貧民層(軍には反発的)という立場の違いから、だんだんと二人の関係は崩れていきます…。
マクシム役は小西さん。かっこよくてでもとても優しい人間という役どころ。誰がきいてもかっこいい男だと思いますね。
いつもは冷淡そうなユーリも、マクシムだけには心を許しているんです。
でもその恋の行方は暗いもので、後半は涙なしには聞けません。
そしてなによりヴィクトールが不気味…。
続き、続きが気になる!!という所で終わっております。

いやいや、もうこの怪しげな世界観は先生にしか描けません。
そしてこの豪華なキャスティング、たまらんですな~。
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法医学者と刑事の相性(小西克幸×遊佐浩二)面白いです

2010年09月20日 | ドラマCD(た、な、は行)
なんだか久しぶりに更新していますな。。。

2010/07/22発売の●法医学者と刑事の相性●を聞きました。

キャスト様は
冬城温史:遊佐浩二、江夏孝美:小西克幸
石田祐司:私市淳、近江正克:樋口智透、高橋優:高橋研二
近江淳子:〆野潤子、柳本孝史:佐藤拓也、鏡花:斎賀みつき
となっております。

――素直じゃねえな。いい加減、相性最高だって認めろよ。
「今こそお前の罪を償うときだ」──法医学者・冬城の元へ届いた一通の告発状。腕に絶対の自信を持つ冬城は、「ミスするはずがない」と捜査に訪れた胡散臭い外見の刑事・江夏を怜悧な美貌で一蹴。そんな時、不審な自殺体が発見されて……!? 無精髭の粗野な刑事・江夏(ヘタレ攻)×毒舌美形の優秀な法医学者・冬城(襲い受)の、相性最悪(?)カップルが繰り広げる、年齢ちょい高めの大人な「美女と野獣」ラブ。


ってことなんですが、なかなか笑えて面白かったです。いや、ストーリーはシリアスなんですがね~。
美形の法医学者を遊佐さんが。地声に近いクールなボイスでの受演技は相当素敵です♪
で、40代にしか見えない老け顔の捜査一課の刑事を小西さんが。無骨で熱血漢でちょっと照れやなところがすご~く似合っています。
で、冬城の助手を私一さんが。可愛らしい感じで愉快でよいですな~。
で、とある事件をきっかけに江夏が冬城のところにやってきてストーリーは展開していくわけですが、事件が進展すれば進展するほど、冬城の過去に踏み込んでいくことになっていくわけです。そういうかなりシリアスな展開とは裏腹に、冬城のキャラクターが良いですな~。
酔っ払うとかな~り理性がぶっとんでしまう誘い受けに豹変するのが面白すぎです。
おいおい、そんなに流されて大丈夫んですかあなた、と突っ込みたくなりますがね(w
遊佐さんの誘い受けを超越した受け演技が相当色っぽくて聴きどころです。
これには江夏でなくともびっくりといったところでありましょう。
参ったな~と思いつつ気が付いたら冬城にずっぷりハマっている江夏が可愛いです。
で、クラブのママさんが出てくるんですが、なんともこれが斎賀さんなんですね。
色っぽい女声も新鮮でよかですな~。
続きが聞きたくなることこの上なし。面白かったです♪
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春を抱いていた8(三木眞一郎×森川智之)やっと出ました。

2010年01月07日 | ドラマCD(た、な、は行)
2009/12/18発売の新田祐克さん原作、●春を抱いていた8●を聞きました。
ようやく世に出ましたね、よかったよかった。
キャスト様は
森川智之(岩城京介)、三木眞一郎(香藤洋二)
関 俊彦(吉澄直孝)、森久保祥太郎(浅野伸之)
となっております。
冬の蝉の収録で京都のロケに臨む岩城と香藤。
役者同志という関係と、恋人同士という関係の狭間で揺れる二人。
そんなときセットが崩れ落ち。
そんな感じです。


いや~もうどんだけ待たせるんですか、という春抱きですが、発売停止にならなくってよかったです。ひょっとするともう出ないのかもしれんな~と思っていたので。
とりあえずこのCDは1からずっと聞いてるわけですが、久しぶりに8を聞いた感想は、うわ~こりゃあ突き抜けて「音」がすごい、ということです。
何本も続けてCDを聞いてしまう私ですが、このCDの音のすごさは突出してますね。もちろん森川さんと三木さんのコンビの声のすごさというのもあるんでしょうけども、バックの音やら、効果音やら、そこに人がいるような臨場感があるステレオのバランスとか、人の声の拾い方とか、すごいなあと思います。よく左やら右やらに適当に音を振ればいいと思っているような中途半端な音響のCDを聞くことがあるんですけども、それじゃあこの臨場感はでませんな。
さて、3枚組のうち1枚目は通常進行(?)
冬の蝉の収録中の話なんですけども、今回はいつも仕事ではクールな岩城が知らないうちに恋のほうに引きずられてしまっていて香藤からプロ意識はどうしたんだ、と問い詰められるような進行になっています。
いや~香藤成長したわね、と。そして愛されているわね~とおもわずにやり。当然岩城の声は森川さんで、香藤の声は三木さんでしかもはや聞こえなくなってしまっている私です。二人の息もぴったりで、この人たちのりうつっとるやろ!?と思わずにはいられませぬ。
ラブシーンはもう聞いているこっちが恥ずかしくなってしまうくらい相変わらず熱くてたまらんですしね~(笑
今回は役者仲間の吉澄役で俊彦さんがご登場。贅沢ですな~。
この吉澄はひょうひょうとしているんですが、心のなかは熱いという愛しきキャラクターであります。まったく悪意がないので、香藤もなついてしまうんでしょうね。ふふふ。いつものかっこ良いボイスとはずいぶんちがう感じの俊彦さんですが、私はこの声も結構好きかも。地声に近い感じだと思います。
2枚目は、描き下ろしの京都でのお話。なかなか風流でちょっと変わった感じのお話でした。こっちには浅野役で森久保さんがご登場。前回は悪役でしたが、役者として奮闘しているかれが私は個人的には好きですよ。そういう面を素直に認めてしまうメインの二人も大好き。
で、3枚目は朗読劇とインタビュー仕立てになっています。これがもうほんとうに素敵。
通常の演技のときよりも無音状態が多い感じなんですけども、とくに海のシーンの語りのところは、二人しか人がいないような錯覚に陥らせていただきまして、たいへん満足しました(笑
無茶苦茶クオリティが高い作品なので、このシリーズがお好きな方は買って損はないかと思いますね。
それにしても「プロ意識」について熱く闘っている二人を描いている作品なだけに、作家先生、ご自身もしっかりしてくださいよ~と思ってしまう今日この頃。やっぱり一度の過ちはそういう先入観を植え付けてしまいますからね。いい作品を作ってほしいとおもいます。
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不遜で野蛮(森川智之×鈴木千尋)エロスです。

2010年01月01日 | ドラマCD(た、な、は行)
2009/12/16発売の岩本薫さん原作の☆不遜で野蛮を聞きました。
新年一発目からエロかった~(笑
今年も思いやられますね^^;ははは。
キャスト様は
織田:森川智之、上條:鈴木千尋
青山隆一:成田 剣、西尾:阿部 敦、他
となっております。

キャリア組の上條とノンキャリの織田。
上條の頼みでとある操作を合同で行うことになった織田。
織田が上條に出した条件は、なんでも織田のやり方に従うこと。
織田に従い、容疑者の隣室にゲイカップルとして潜入することに。
織田は上條に隣室に疑われないようにと手を出してきて。
そんな感じです。


いや~もうごちそうさま~な一発め。
ノンキャリの織田を森川さんが。織田はゲイであることをカミングアウトしながらも優秀な刑事として現場で活躍しています。しかしものすごく薄暗い雰囲気を纏っています。ということで、かなり低くてどすの利いた暗めの声を森川さんが使っておられるのですが、それがほんとうに男っぽくて格好よすぎです。帝王ボイスもいいけどこういうどこか後ろ暗さをもったような声もすごく魅力的です/hikari_blue/}
で、キャリアの上條を鈴木さんが。キャリアの警視ってことでこっちもかなり低めな真面目そうな声に作っておられます。
実は上條と織田には6年前とある過去がありまして、それまでは仲のよい友人だったのですが、織田は上條に自分がゲイであることを軽蔑されたと思っており、それきり疎遠に。
今回上條が6年ぶりに織田のところにやってきてそこで再び出会うわけですが、織田の上條に対する態度は冷たく、しかも潜入捜査をゲイカップルとしてやることに。(被疑者がゲイっていうのが理由であるんですけども)
で、隣室で張り込み中に織田は被疑者に疑われないように何度ともなく上條に関係を迫り、新婚のふりをし続けるんですが。も~うこれがたまらん色っぽさで。強引な渋すぎる織田に、インテリな上條が翻弄される様が本当にどきどきしますよ。上條役の鈴木さんは当然そういうシーンになると途端に可愛らしい声を出してくれてしまったりしまして。
岩本先生が「張り込みえっちを書きたかった」とおっしゃっているようにまさ~にどっきんばっこん状態です。渋い強引攻の森川さん×美人受な鈴木さんですから破壊力満点。
で、隣室の容疑者なんですけども、これが成田さんがやっておられます。いんや~もう本当に胡散臭いですよ。しかもやっぱり変態(笑
流石のキャスティングです。
織田の部下の西尾を阿部さんが。生意気だけど、実は織田を慕っている部下をとってもキュートに演じておられます。
織田に翻弄されまくった上條が、事件がひと段落して、そのあと、がまたとっても色っぽいのであります。
そして今までと立場が一転するあたりがまた聞きどころ。
役者さんもうまいですし、聞きごたえのある一本でした!
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花扇 ~座布団2 初助編~(黒田崇矢×三木眞一郎)おすすめです。

2009年12月30日 | ドラマCD(た、な、は行)
剛しいらさん原作2009/11/26発売の花扇 ~座布団2 初助編~を聞きました。楽しみにしていた第2段は、師匠のお話です。
ものすごくおすすめの一本です。
キャスト様は
三木眞一郎(山九亭初助)、黒田崇矢(寺田銀治郎)
山口勝平(森野 要/山九亭感謝)、神谷浩史(寒也)
緒方賢一(下村)、他
となっております。
人気落語家の三九亭感謝。
すでに中年の域に達した彼は、彼をこの世界に引き込んだ師匠のことを思い出す。
すでに他界した師匠初助には、彼の知らない愛の物語があった…。
そんなかんじです。


っていうかこれじゃあ全然ストーリー説明になっていないのですが、ぜひ前作から続けて聞いてほしいです。
前作は感謝が初助の演技に惹かれ、この世界に入り込み、寒也という恋人を得る話になっているんですが、今回は色っぽすぎるこの師匠の過去のお話です。といってもすでに師匠は他界。この業界で地位を築いている感謝は、刑務所の慰労公演をするにあたり、この刑務所への慰労を欠かさなかった初助の過去に隠された愛の物語を知ることになるのです。
感謝役を勝平さんが。もういい年っていうことでだいぶ落ち着いた声質です。で、恋人で今は庭師の仕事をしている寒也を神谷さんが。中年にはちょっと早い感じは否めませんが、確固とした恋人関係を構築している感謝と寒也のやりとりには、安心感があってとっても素敵です。
で、師匠をもちろん三木さんが。落語の一節をやるシーンがたくさんでてくるのですが、流石三木さん。とても素晴らしい演技力でこなされています。色っぽくてどこか世をはかなんだような声はとっても魅力的。かっぺいさんが言ってましたけど、台本を読んだときから三木さんの声がすでに聞こえていたというくらい役にしっくりなじんでいる三木さん。ほんとうに素敵です。
重ねた男の数は星の数ほど。しかし人を愛することを知らない初助。金に困っており、昇進も控えている彼は、初老の紳士、下村の酒席に招かれるのですが、そこで彼がパトロンになるために初助に出した条件は初助が自分の目の前で男に抱かれること。自分は抱けないので、別の男に抱かせようという・・・。
この下村をなんとも緒方賢一さんが演じておられます。びっくり。貫禄の演技です。この下村は、ひょっとすると初助の母親の恋人だったかもしれない男だったりするのです。
ねじれた関係ながら、初助は言われるままに男に抱かれるのですが。
もうすんごく妖艶で色っぽくて淫猥で心臓がとびでそうになる初助役の三木さんの演技に注目です。
やがて下村の手から逃れようとする初助。彼を手放さないようにと手を回す下村。
そこで出会ったのがやくざの寺田銀治郎。
彼の若い者に初助を犯させようとする下村を、寺田は止めに入ります。
それが初助と寺田の出会い。。。
特攻の生き残り、寺田役を黒田さんがやっております。この寺田の声が無茶苦茶渋い。黒田さんがこういう役をやるとどこかVシネマ系の声になっちゃってやりすぎかな?と思うことも正直あるんですが、このやくざの声は抑え気味で本当に渋くて素敵。よ、日本の極道という感じでうっとりします。
そしてノーマルの寺田にどうしようもなく惹かれていく初助の切ない恋心が痛くて痛くてたまりません。よりにもよってこの男に、初助は初めて愛することを知ってしまうのであります。
愛していても簡単には結ばれないこの二人の関係がとても耽美で切なくて…。思わず涙がこぼれます。
この辺のお二人の演技はすごく聞きどころ。
黒田さんと三木さんのラブシーンはたおやかで非常に妖艶なんですけども、私は切なくて切なくてなんだか泣けてきてしまいました。。。
切なすぎる師匠の愛物語を回想する感謝と寒也のしっかりと信頼感に結ばれた関係に最後はほっとすることも請け合い。
どっぷりとこの世界に浸ってほしいです。
原作も読みましたけど(ずいぶん昔の話です^^;)このキャスティングでやってくれて私はよかったなあと思います。
確かに初助は三木さん以外考えられないなあ。
キャスト様もこの作品にはすごく思い入れがあったみたいで、そういう話を聞くとこっちもうれしくなりますね。
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独裁者の恋(小西克幸×福山潤)ロマンチックです!

2009年12月29日 | ドラマCD(た、な、は行)
2009/11/26発売の岩本薫さん原作の☆独裁者の恋
を聞きました。
ロッセリーニ家シリーズの関係でございます。

キャスト様は
水瀬 祐:福山 潤、サイモン・ロイド:小西克幸
クリス・シン・ナーグラ:野島裕史、成宮礼人:野島健児、他
となっております。
家族のいない水瀬祐は、映画関係の仕事につくことを夢見て専門学校に通いながらアルバイトをしている。
そんな祐に、アルバイト先を通じ、突然通訳の話が舞い込んでくる。
祐が憧れる映画監督の孫のサイモンロイドの通訳を言い渡された。
戸惑いながらサイモンに会う祐だが、サイモンは厳しい口調でものを言い渡す横暴な雇い主。
それでも必死に通訳をこなす祐。
互いの人となりを理解するうちに二人の仲は接近したように見えたが、サイモンからの侮辱に祐はついに逃げ出してしまう。
そんな感じです。


正統派なラブストーリーだなあって思いました。
古い映画をめぐって進むストーリーがとってもロマンティック。2枚組を聞くとこっちもひとつの恋愛映画を見たような印象を受ける素敵なCDだと思います。
そしてキャストも正統派。
独裁者サイモンロイドを小西さんが。も~うこれ以上ないスーパークールボイスを少しも崩すことなく2枚演じきっておられます。
祐を福山さんが。これはナイスキャスティングだなあって思いました。家族がいないけども、夢に向かって必死にがんばって生きている祐が本当にいじらしくって、その祐に福山さんの優しい声がぴったりです。
で、サイモンの秘書を野島兄さんが。これがまたカッコイイ秘書さんでして。。。いやいやもうキレ者で本当に素敵な秘書さんです。
で、このCDの面白いところは、野島弟さんも同時に出演しているところですね。ホテルの成宮支配人役を野島弟さんが。(もちろんロッセリーニシリーズの登場人物です)同じ場面に野島兄さんと野島弟さんが一緒のシーンで演じているところがあるんですけども、このときはやっぱり兄弟なんだなあって思ってしまいました。やっぱり声が似ている。とっても似ている。しばし耳が混乱してしまいましたが、こういう共演は声フェチにはたまらんですね~。
さて実はサイモンと祐には昔にさかのぼって深いつながりがあるのですけども、その回想シーンはとってもロマンチックでいいんです。しか~し小西さんの英語が!英語がああああ(笑)←かなり苦手なんでしょうね英語^^;
二人が大人になって独裁者と通訳として再会したときの祐のサイモンの印象はもう最悪なんですけども、祐の素直で明るい性格がサイモンの心を少しずつ溶かしていく様子がとってもいいなあって思います。
最後の最後にラブシーンがやってくる構成も、心が通い合ったんだなあっていう王道エンドでとっても心がジーンとしました。
当然かっこよすぎる小西さんとかわいすぎる福山さんなんで、世界観を壊されずにロマンティックなラブシーンでしたよ。
映画業界のビジネスシーンを垣間見れるのもなかなか面白い。緊迫感のあるビジネスシーンもなかなか聴きどころです。
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たかが恋だろ(遊佐浩二×日野聡)おとなの純情ですね♪

2009年11月21日 | ドラマCD(た、な、は行)
2009/10/23発売の英田サキさん原作、山田ユギさん作☆たかが恋だろを聞きました。
英田さんの原案をユギさんが漫画にしたっていうやつです。
原作ばっちり読みました。

キャスト様は
倉田泉巳:日野聡、高津戸真:遊佐浩二
椹木恭介:森川智之、倉田誠:石塚さより
原口愛:咲乃藍里、倉田千晶:矢野理香
谷沢:松田健一郎、園児の母:小池美輪、客:森川竜太、店員:倉富亮
となっております。

泉巳は妻に先立たれ、一粒種の誠を育てつつ、喫茶店で働いている。
誠の幼稚園の友達愛の父親に出会うが、それは中学のとき最悪の別れ方をした高津戸だった。
そんなとき死んだ妻の兄、恭介と高津戸が対面するが険悪な雰囲気で。
そんな感じです。


原作がすごく面白くて、何度も読んだもので、一体だれがキャスティングされるんだろう?と思ってました。
泉巳役を日野さんが。私はこっち系のCDで日野さんメインは初めて聞きましたが、とってもイメージどおりでした!
泉巳は元暴走族だったりやんちゃな一面もあるんですけど、すごくまっすぐで今は死んだ妻と子供をすご~く愛しつつ、一生懸命生きている男性です。日野さんの高すぎず低すぎずの柔らかい声がとっても泉巳らしくてよかったなと思います。
で、泉巳の子供誠のお友達の愛ちゃんのパパに出会うんですけれどもこれが中学校の同級生だった高津戸。ぶっきらぼうでどこかつっけんどんな彼の声は遊佐さんがやっておられます。
正直遊佐さんじゃないよな~高津戸は(笑)と思いつつ聞いていたんですが、やっぱり演技が上手なので、段々引き込まれていくあたりが面白い。(イメージ的にはもうちょっと乾いた感じの声だったんですよね~)
で、死んだ妻の兄さん(これが実は極道なんですが^^;)の恭介を森川さんがやっておられます。この兄さんってのが本当に渋くてですね~。原作では一番好きなキャラでした。この兄さんは実はずっと泉巳のことを思っているわけなんですが、泉巳が妻を亡くして自暴自棄になっているときに、二人は一夜の過ちを犯してしまうのであります。たった一回の過ちということで、その後はそのことは封印して、二人は生活してきたんですが、高津戸と泉巳の距離が接近することをきっかけに、恭介の心境も波打ってくるのであります。この辺の微妙な関係も非常に面白い。辛抱強すぎる恭介が本当にかっこよすぎです。
正直恭介に森川さんをキャスティングしたのも私的には???なんですけども、聞いているとこれはこれでいいな~と思ってしまうあたりが森川さん。結構年上の極道ってことで、かなり低めの声ですね。

泉巳は中学時代に仲が良かった高津戸に、卒業式のときにひどいいわれ方をして絶縁された(と思っている)という過去があり、突然現れた高津戸が普通どおり淡々としていることに戸惑っております。
実は高津戸のには大きな秘密があり、それが恭介との関係とも絡んでくるんですけどね。これを書くと面白くないので書きませんが。

このお話の面白いところは、題名通り、たかが恋にふりまわされまくっているおとなたちっていうとこでしょうね~。話の進行自体はシリアスなんですけども、彼らの恋はみんな純情なんですよね~。
あとは泉巳の子供の誠と高津戸の甥の愛ちゃんが登場するので、ほんわかしてかわいらしいし♪一生懸命パパをやっている泉巳がとってもリアリティがあってよいです。
遊佐さんと日野さんのラブシーンはもうそりゃあどきどきしました。
遊佐さんはいわずもがなですけども・・・どひゃ~日野さんってこんなに色っぽいんですね~大発見。少々かすれ気味の声やらが非常にセクシーでいらっしゃいます。
遊佐さんはいつもどおり低音が非常に色っぽいです。
普段ぶっきらぼうなおとなが豹変するところがもうたまらんですね~。

回想シーンが原作でも大好きだったんですが、この演技、とってもよかったです胸がきゅ~~んと切なくなります。
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NOW HERE(鳥海浩輔×飛田展男)枯れ枯れ枯れ枯れ

2009年11月09日 | ドラマCD(た、な、は行)
木原音瀬さん原作の2009/09/25発売の★☆☆NOW HERE☆
を聞きました。
ええもうこれよくCDにしましたねえホントに。
おやじ受どころか初老受けですよ。


キャスト様は
飛田展男(仁賀奈正敏)、鳥海浩輔(福山智)
となっております。

酔っ払って男をお持ち帰りしてしまった福山。
しかしその男は経理部の部長仁賀奈。
ただのさえない50歳の彼は今まで誰ともつきあったこともなく童貞だったりして。
冷やかし半分で付き合うことになった二人だが、段々と福山は彼にはまってしまい。。


そんな感じです。
いやもう、なんというか飛田さんと鳥海さんがず~~~っとず~~~っとしゃべりまくっています。
しかもオヤジ受どころか初老受け。
飛田さんの声は普段はご存じ少年でも全然いける素敵ボイスなんですけども、このおじさんの役は枯れ枯れです(笑
もう作者さん大絶賛の枯れ具合だそうで。
最初聞いてた時は、これで2枚組なのか?!と正直びっくりしたんですけども、不思議なことにこの枯れ枯れおじさんってば本当に純粋な人でして。段々と可愛いかも、なんて思ってしまうところがこのCDの恐ろしさですわ。
福山役を鳥海さんが。こっちは今時の若者声です。
モテ系の30男ってことで、普通にかっこよくて、男だって選びたい放題なのに、ど~したことかこの50歳のさえないオッサンを抱いてしまうっていう(爆笑)。
キワモノ見たさで一緒にいたら、だ~んだんとこのおじさまにはまっていく鳥海さんの演技にご注目。ほんと自然にはまっていくので、こりゃすげえや、と思いますよ。
で、ラブシーンは飛田さんが枯れまくっている分鳥海さんが一人で艶々の艶ボイスで演じておられます。役者さんってすごい…。
物語的におもしろいのは最初はおじさんを馬鹿にしていた福山がしまいにはずっぷりおじさんにはまってしまい、しかもなんともおじさんに痛い目を見せられてしまうところでしょうか。
本気でショックを受けている福山がなんだか痛々しいです。
BLのだいご味っていろんなしがらみを超えたところの純粋な愛ってのがあるんだと思うんですけど、これはもういろんな意味で超えまくってます。
私にはこっち系の萌えはどうやらないようですけども、純粋なラブストーリーとして聞けました。やっぱり鳥海さんと飛田さんの演技がうまいんでしょうね。ほかの人がやったらただのギャグになったかもしれないところを切なさをちゃんとだしていくところがね流石。
役者さんたちもいっていましたけど、せりふ回し等の自然さは、やっぱり原作が素晴らしいんでしょうね。あり得ないのになんだか自然。。
キワモノ聞きたいかたはチャレンジっす。

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不確かなシルエット(森川智之×立花慎之介)泣かされました。

2009年10月08日 | ドラマCD(た、な、は行)
きたざわ尋子さん原作の、2009/09/25発売、●不確かなシルエット●を聞きました。
すごく気に入った作品。物語に引き込まれました。

キャストさまは
立花慎之介(増宮巧真)、森川智之(武村亘晟)
諏訪部順一(加勢原怜司)、小田久史(斎木陸矢)、他
となっております。

遠縁の怜司の紹介で、売れっ子デザイナーの秘書のアルバイトをすることになった大学生の巧真。
身の回りのことがまったくできない亘晟の食事や掃除などをそつなくこなす巧真に、秘書などいらないと言っていた亘晟も巧真を雇い続けることに。
ところがある朝、起きてきた亘晟はどこか様子が違っていて。しかも彼は自分は19歳だと言い出した・・・。
そんな感じです。



うわ~・・・これ聞き入ってしまいました。
キャストさまが少なくて、ほとんどがメインの二人の掛け合いなんですけども、とても演技がすばらしくて、非常に聞き応えがありました。そして本当に丁寧に作ってあるなあと・・・。演出見たら阿部さんってことで納得したわけですが。。。
キャストの声の魅力を引き出すのがうまいんだろうなあ。。
クールな巧真を立花さんが。この人の声ってすごくやさしげなんですが、どこか不思議な色っぽさがありますね。年々演技がうまくなってきているような気がします・・・。
で、29歳のデザイナーを森川さんが。
デザインすること以外には無頓着かつ若干傲慢かつ無頓着な感じのいい感じのおやじっぽいボイスです。
で、この身の回りのことが壊滅的にできないデザイナーに巧真を紹介したのが、先輩の怜司。この人はすご~く大人で、二人のことを心配しているいい意味で普通の人間。諏訪部さんが、力の抜けた感じの演技でこのいい大人を好演しておられます。
さて、亘晟は巧真を気に入って雇うことに決めるんですが、とある理由から自己催眠やらをかけてなんとほんとに19歳の自分に戻ってしまうと・・・。突然19歳ですなんて外見29歳の人から言われてもどうしましょうってかんじの巧真なわけですよね~。
この19歳への変化の演技が聞き所のひとつなんですけど、外見が29歳なので声のトーンは一緒なんですけど、言葉の使い方とかテンションとかで19歳を森川さんが表現しておられて、ほんとすごいなあって思います。実は巧真は彼の好みなんですが、29歳のときは紹介者の先輩の手前、理性でいきなり20歳のバイトに手を出すなんてことはしないわけですが、19歳の彼はもっと直情なわけです。
結局巧真を19歳の彼は口説き落とし、つかの間の恋人関係を続けるんですが、それも数週間のリミット。そして記憶はそこでまた途切れてしまう。限りある幸せってほんと残酷だよな~と思いました。永遠の別れ、みたいなことですよね。元に戻ったら、外見はそのままなのに、記憶の中に自分はいないなんてなんて切ないんでしょう。。。。
このあたりの心のゆれが、立花さんの繊細な声とともに表現されていて、涙なしには聞けませんでした。
29歳の彼に戻った後の二人の関係がまた聞き所です。
すっかり記憶は抜け落ちているのだけど、何かをやらかしているのではないか、と悶々とする亘晟・・・。
(でも19になっていた彼は、このことを想定していて彼なりに考えていたんです。これも泣かせます)
二人のラブシーンはとっても色っぽくてどきどきします。
立花さんの声って本当に美しい!美しいけじゃなくて、情熱的な一面も持っている巧真をすごくうまく表現してるなあと感じました。
最近聞いたCDでは攻で、それも相当色っぽかったけど、受の演技も極上ですな~。。そして感情の込め方がむちゃくちゃうまい!
この人今後売れると思うな~私。。。
森川さんはさすがの演技で、19歳のときのラブシーンと29歳のときのラブシーンと、それから融合?したときの演技と、それぞれ違うところがすごいなあと感心しきり。
う~ん、ほんと泣かされました。
原作のつくりもきっと繊細ですばらしいんだろうなあと感じた作品でした。
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ひとり占めセオリー(安元洋貴×神谷浩史 鳥海浩輔×鈴村健一)ホワワワ

2009年08月18日 | ドラマCD(た、な、は行)
2009/07/29発売の、北上れんさん原作、 ☆ひとり占めセオリーを聞きました。プロデューサーはまたあべさんです。
(阿部さん作品多いなあ~)
キャスト様は
若宮:神谷浩史、高尾:安元洋貴
立花:鈴村健一、佐倉:鳥海浩輔
西岡:平川大輔、他
となっております。

綺麗な顔を見るのが何より好きな若宮。
中でもお気に入りなのが高尾の顔。
大学になってもそれは変わらない。そこに現れたのが準教授の西岡。
すごく好みの顔なのに、なぜか違う、と若宮は感じてしまい。
そんな感じ。


日常系っていうのかしらんこういうジャンル。
のほほ~んと毎日が過ぎていく感じ。舞台が大学だからそう感じるのかしらん。
綺麗な顔が大好きな若宮を神谷さんが。普通より若干高めで明るい感じの声です。綺麗な顔が好きってすごい設定ですよね~。きっと自分の顔もきれいにちがいない。
そんな若宮のツボにはまっているのが高尾。この人を安元さんが。
かっこいいですな~安元さん。ふつ~の大学生でこんな声の人いたら大変ですなあ。。
高尾は若宮から顔が好きだ好きだ言われるんですが、そりゃあ途中でかちんともきますでしょう(笑)
ただ単に綺麗な顔が好きなだけじゃないと、若宮自身が気づいていくわけですが、好きだと、意識したあとの若宮が可愛いです。
いつも明るい若宮が切ない声を出すところなんてきゅーんときます。
そりゃあまあ神谷さんがやってますからまたきゅーんも倍増ってことで。
綺麗な顔をした准教授を平川さんが。優しそうな声でやっておられますよ~。

実はこの話、もうひとカップルありまして、それが立花と佐倉。
このふたり同居しておりまして(でも恋人じゃない)。しかし立花はすご~~く佐倉のことを意識していると。で、報われない想いに悶々としております。すごく仲良い友達だから崩したくないわけね。
この立花を鈴村さんが。立花の想い人佐倉を(この人がよくできるおとこのこでかっこいいんだわ)鳥海さんが。今時なんだけど、どこかひょうひょうとしている佐倉がほんっとかっこいい。
基本ハッピーエンドなので、なんだかほわわ~んとした気分にひたれますよ~。恋愛気分に浸りたい方にはお勧めです。
役者さんの演技もみんな上手で安心してきけますしね。
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KBS-TV版 ドラマCD声優ver. 冬のソナタ vol.1、vol.2

2009年08月16日 | ドラマCD(た、な、は行)
☆KBS-TV版 ドラマCD声優ver.『冬のソナタ vol.1/運命の人』
☆KBS-TV版 ドラマCD声優ver.『冬のソナタ vol.2/冬の嵐』を聞きました。
なぜにあたしが冬ソナ。。どうして冬ソナ!とうとう管理人は韓流にはまったか!と思われるかもしれませんが。(いや、一部好きな俳優はいますけど)
ちゃんと理由がありましてね。
演出が宝亀さん。
しかもキャスト表をみたら(メーカーの方には出てないけど)もんのすごいことに。
なんともこんなことに。
分かる人にはわかりますな。

●キャスト (1と2含め)
石田 彰(カン・ジュンサン/イ・ミニョン)
堀江由衣(チヨン・ユジン)
小野大輔(キム・サンヒョク)
朴 路美(オ・チェリン)
松本さち(ホン・チンスク)
宝亀克久(キム・ジヌ)
松下こみな(イ・ジョンア)
名村 幸太朗(クォン・ヨングク)
日向 とめ吉(先生)
矢口 アサミ(音楽教師)
間宮 康弘(キム次長)
下妻 由幸(司会)
堀内賢雄(DJ、ナレーション、キム班長)

ええ、ぱくさんより下のキャストは全員ケンユウオフィスってことで

1はジュンサンが事故にあってミニョンに会うまで。
2は10年後の世界から。
ヨン様(の役)を石田さんが。
優しげでいいですな~~。高校時代は可愛く。10年後はちょい皮肉やさんで。テレビ版の萩原さんもはまってましたが、音声だけで聞くならやっぱり石田さんが上手ですねえ。自然にロマンティックな世界に引き込まれそうになるあたりが流石っす。
ユジンを堀江さんが。堀江さんの声って男性に人気があるの分かるなあ。大人になってからの低めの声の方が私は好みかな。可愛らしくてでもシンがあって。吹き替えとかでいっぱい聞く時代もくるのかなあ。


で、サンヒョクを小野さんが。これには吹きました。
いいねえ、小野サンヒョク。嫉妬に狂いまくって暴走しまくるサンヒョクってばかわいくてねえ。あたしゃ母親の横でテレビちょっと見てた時、ずっとサンヒョクの暴走ぶりに注目してたんで^^;
しかしこの優等生がどうしてマスコミに…。まあ放送部ですが。
で、これまたいじわる姉さんの代表的なチェリンをぱくさんが。
これも合ってるね~。チェリンは美人で今どきで、プライドが高い女の子。ぱくさんの女性声は、吹き替えでよく聞きますが色っぽくて大好き。この人の暴走っぷりにも注目しなくっちゃ。
賢雄さんのナレーションは柔らかくて、でも結構低いおちついたトーンで結構ゆっくりめです。これは視聴者層を狙ったのかしらん。
相変わらず聞きやすくて本当に素敵。
DJ役の賢雄さんは、一瞬でしたが大人向けの番組とおもわれる(?)落ち着いたDJでしたよ。素の賢雄さんのDJじゃありえない落ち着き方。ふふふ。
それよりも注目すべきはキム班長でしょう(笑
も~うこの役は賢雄さんしかできんでしょう。
まさに、素の酔いどれおやじ。聞きながらあたしゃ大爆笑しておりましたよ。
なにげに後半が楽しみです。

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