緑の柔らかな褥の中
白衣に身を包み 育った命
赤十字の夢を抱き
凛として 健気に寄り添う姿 美しく
70年前の その夢は
堅く抱かれたままに 貫き通し
戦渦の 安らぎの花として 永遠に
パッと 派手に咲くこともなく
白い花は 白い花のままに 散ってゆく
美しいほどに 切なき心
雑草ゆえに 力強くも やさしく微笑み
今日の野辺に 甦り咲く花よ
* * *
8月に入ると毎年、戦争にちなんだドラマや映画が放映されますが、
今年は特に戦後70年ということで、そのことを取り上げた番組などが多いようです。
先週末、
2夜にわたってTBSドラマ「レッドクロス~女たちの赤紙~」を娘と共に観ました。
ドラマとは言え、
内容のほとんどは恐らく現実にあったことに等しかったのだと思います。
今回このドラマを観るまで私は、
「赤紙」と言ったら成人男子にのみに届くものだったのだと思っておりました。
そして赤十字を掲げているにも関わらず、
戦場でその信念を貫くことの厳しい状況など、
戦争にまつわることで、まだまだ知らないことがあるのだと痛感いたしました。
現在それらを伝えていただける生の声は、
戦争経験者の高齢化により次第になくなりつつあります。
70年経っても消え去らないと言うほどの恐ろしい体験は、
過去になった今でも、
その方々の心の中では過去になっていないのだと思います。
人が人でなくなってしまう精神状態。
「鬼畜米英」という言葉が使われていたようですが、
それは日本も同じだったと思うのです。
戦争に参加した国全てに言えることではないでしょうか。
絶対繰り返さないため、
今のうちに、今だからこそ、
戦争の真実を私も含め、多くの方々に知っていただきたいと思います。
戦争の参考資料として、
すけつねさんのブログにいくつかの体験談やホームページへのリンクがあります。
実は私もまだリンク先のホームページにつきましては全部を拝読しておりませんが、
いくつかのリンク先をこちらでもご紹介させていただきたいと思います。
そして、少しずつでも知っていただけたらと願っております。
★戦争を語りつぐ証言集
★とちぎ炎の記憶「とちぎの空襲・戦災を語り継ぐ会」
★絵日記による学童疎開600日の記録
★花火で米軍機を撃ち落とせ
最後に、戦争に対する娘の疑問で印象的だったものを一つだけ・・・。
「大切な人を殺されたり、勝ち目のない戦場に向かうのに、
どうしてみんな『天皇陛下万歳』とか
『召集令状、おめでとうございます。』って言うの?」
どうしてみんな『天皇陛下万歳』とか
『召集令状、おめでとうございます。』って言うの?」
とても単純で素朴な疑問でした。
自分の意見を持つという教育を受けてきた娘にしてみたら、
絶対服従を基本とした時代背景がどうしても理解できないようです。
その時、時代の流れを感じました。
6日、9日は、広島と長崎に原爆が投下された日。
もう一度原爆の恐ろしさを振り返って欲しいと思います。
― Today's sky ―
2015.8.4 朝 @つくば市
「 ふわりな雲たち 」
― Today's sky ―
2015.8.5 早朝 @かすみがうら市
「 オレンジ色の朝 」
― Today's sky ―
2015.8.5 朝 @つくば市
「 雲の行列 」
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私の人生は「平和」を求め続けた人生。
歌で行動でと、いつも仲間の力を借りながら生きてきました。でもこの年になると思いは強くても行動が伴いません。暑い夏の日に歩いた平和行進が私の原点です。
出来る形で今の歩みを続けたいと思います。
娘さんの質問は、今の若者たちの素朴な思いであり
その事をわからない政治家が多いことが残念ですね。
広島の長崎の思いを、立派に伝えてくれましたね。
ありがとう。
平和を求めた人生・・・
それだ!って思いました。
日常chidori さんの言動からこちらに伝わるもの。
原点は「平和」だったのですね。
今のままで十分に伝わってきておりますよ。
私は母となった時、子供を兵隊に持って行かれてしまうような世の中には絶対なって欲しくないと思いましたね。
そして、それを後世に伝えることは親として大切なことだと今でも思います。
いつもありがとうございます。
深い傷を負った心が解けなかったのだろうと思います。
癒されるまでどれだけの歳月がかかったのか・・・・・
無口になって農業に励んでいた従兄弟はもうあの世です。
戦争といえば大きなくくりですが、いじめ問題などもひとつの戦争でしょう。
全ての人と仲良くできれば良いのですが。
努力しかないですね。
暑い!夏雪草さんのところもですよね〜
参っちゃった〜 笑
そうですね。
私の知り合いのあばあさんが経験者だったんですけどね。
絶対 話してくれないんですよ。
私が想像する以上のことを経験してきたんだと思います。それでも 笑顔を忘れないで 人の為に生きてる 素晴らしい女性。この時代を乗り越えてきた人は強いですね〜。見習うところがいっぱいです。
何も語りたくないというお気持ち、
わかる気がします。
いろんな思いがあればあるほど、
言葉にできないでしょうねぇ。
隣人を愛せよという言葉がありましたが、
一人一人の心のあり方なのでしょうね。
いつもありがとうございます。
まぁ、そうでしたか。
話しをすると、いろいろ思い出してしまって嫌なんでしょうね。
辛い思いをした人に限って、
笑顔もやさしいのですよね。
そう、そして強いですね。
お忙しいのに、
おいでくださって、嬉しいです。
いつもありがとうございます。
白く美しいままに
まさに、タイトル通りのお花
そのままに、味わい慈しみたい
と感じます
ありがとうございます
戦争の悲惨さについて語り継ぎ、再び戦禍にまみれないように努めたいものです。
遊んだ花です。幼いころは戦後間もなく食べるものも無く
野の草や花がおやつ代わりでした。
戦争の歴史は作ってはならない事ですね。
戦争や戦後の苦しい時代の事はきちんとこれからも
語り伝えて行かなければなりませんね。
今、思いつくままに言葉をを書き込める平和がどれほど素晴らしい事か、大切にしたい事です!