さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

パラオ日記 その一

2006年08月06日 14時33分57秒 | 日記
この夏最大のイベント「パラオの旅」から無事帰国しました。

多発性骨髄腫という病気が判り、すぐに治療に入ってから2年8ヶ月。
VAD3クール→タンデム自家移植を終えてから2年ちょっと。
遂に、海外旅行ができるくらいまで復活してきました!

今回の旅は、同期の友人との二人旅。しかし、彼女の友人が現在パラオで青年海外協力隊員として活躍中のため、現地では彼女が加わり通訳をはじめいろいろと世話をしてくれました。

まず、パラオ初日は朝からガラスマオの滝を目指して出発。
ドライバー付きレンタカーでの移動。
もう一人、協力隊員の若い男の子を連れて4人で滝を目指します。

その途中、海辺の桟橋を歩いていると・・・
パラオ人たちが数人椰子の木に登ったりしています。
意外と日本人に友好的なパラオ人、そして、結構日本人に似てシャイなパラオ人。徐々に我々との距離を縮め、最後には椰子の実を人数分取ってくれて、手際良くさばいてジュースを飲ませてくれた。
こんなふうに現地の人と触れ合えるというのも、単なるツアーに参加するのでは味わえない醍醐味。
現地人の男らしさに惚れ惚れしたりもしつつ、私達のボルテージもどんどん上昇していきました。

と、ここまでは良かったのですが・・・

ガラスマオの滝というのは入り口からジャングルの中をトレッキングしなければならないのです。
普通の大人なら40分位の道のりだそうですが、結局1時間以上かかってしまいました。
なぜって、ロープを頼りに急な岩場を上ったり降りたり、雨季のジャングルは足場がぬかるんでいて一歩一歩慎重に進んでいかなければならないし。
時には川の中を下っていかなければならないし。。。
ほんとうに過酷な道のりでした。
普段は3階までの階段を昇るだけで息が切れている私にとっては、どれほど必死だったことか・・・

しかし、そんな泣きそうになりながらたどり着いた秘境だけに、目の前に広がる滝の美しさ、感動はひとしおです。
しばらく、水しぶきを浴びながら美しい自然のエネルギーを身体全体で受け留めました。

で、行きがあるものは帰りもあるわけで、
今来た道を戻らなくてはなりません。
しかし、途中、ぬかるんだジャングルの密林の中を歩く代わりに、
沢をそのまま上っていくコースもあるというではないですか。
ツアーではもちろんそんな野蛮なコースは行かないのでしょうが・・・。
しかし、ぬかるみ地帯に疲れ果てていた私達は、
沢登りコースを選んだのでした。
協力隊員の若者は沢登りコースを行った事もあるというし。

不安になりながらも、沢登りコースで進みはじめます。
しかし、途中かなり深いところを通らなければならず・・・

あまりに必死で写真に収める余裕がなかったのですが、
その様子はまさに脱北。
荷物を頭の上にのせて、川をどんどん上っていきます。
終わってみれば、沢登りコースのほうが楽だったのですが、
それにしても、大変な一日でした。

夜はJICAの方達が大勢集まってにぎやかな食卓。
0時をまわると、あっという間に夢の中でした。









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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰り (mujina)
2006-08-06 17:48:09
お帰り、楽しかったようで良かったね。自然からパワーをもらって帰ってきましたね。羨ましい、、、。一昨日、とうとうゾメタデビューしました。
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Unknown (さゆり)
2006-08-06 20:54:44
>mujinaさん

ただいまです。

自然のパワーって本当にすごいです。

ちなみに、科学の力も自然の力には勝てるはずもなく、だいぶ日焼けして帰ってきました。

私は明日2回目のゾメタです。

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Unknown (やまかわ)
2006-08-07 00:43:44
「おかえりなさい」

コメント、ありがとうございます。…ブログで先に知り会っちゃいましたね(笑)。まだまだ、沢山の“旅物語”聞かせて下さいね!

                やまかわ
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