さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

磁場が狂った?

2005年05月30日 22時45分30秒 | 日記
今日は、なんてイベントフルな一日だったんだろう。
なんかおかしい、という状況って重なるよなあ。
急に、この瞬間この場だけ磁場がくるってしまったような・・・

早朝からの雨模様で、あまり体調がよくなかった。
今日からまた一週間、という心理的要因ももちろんあったと思う。
なんとなく、すっきりしない気持ちのまま仕事に就いた。

今日の日帰りドックの受診者は50名弱。
まあ、それほど多いという人数ではない。
私は、外回り的な役割の担当だった。

いつもと何かが違う・・・
そう感じるのにあまり時間はかからなかった。
胃のバリウム検査で気分が悪くなり途中で中止した受診者。
採血の途中で気分が悪くなった受診者。
身長体重の計測を拒否し、人との接触を執拗にさける受診者。
日本語があまり話せない通訳付き添いの受診者。
とにかくとにかく、アブノーマルな状況や出来事が立て続けに起きていた。
一番すごかったのが、採血の途中で気分が悪くなってしまった方なのだが、
うち一人は途中で意識消失、眼球上転し、てんかん用発作を起こした。
この職場に異動してまだ数ヶ月だが、人間ドックという健康な人が来るところでこんなにはらはらした経験は初めてだった。

意識消失した際、私が一番近くにいたのだが、
身体の大きなその受診者を私一人では到底支えることが出来なかった。
もちろん、他にもナースがいたので、すぐに援助してくれたが、
そんな危機的状況のさなか、今の私にこの人は支えられない、
と思いそんな自分にショックを受けた。
元気だった頃はその場でまず自分が踏ん張る覚悟をしていただろう。
しかし、今日その瞬間、ここで私が踏ん張ったところで無理と判断した。
受診者だけでなく、私自身の身体さえも壊れてしまう恐怖感に襲われた。
同時に、私の看護師としての限界を感じた。

まあ、自分の事はゆっくりと考えるにしても、今日は本当に嫌な一日だった。

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